山田美保子氏「漫画原作ドラマ急増で改めるべきこと」

※『Yahoo!』で読んだ記事・コメントへの感想です

 > 「それは少し古い話ではないか」と思えたものもある。
 > テレビ局の人間がドラマの原作者である漫画家や小説家の方々に対し
 > “上から目線”で「ドラマにしてやる」という態度で接している…
 > というものだ

 > テレビ局のドラマスタッフと出版社の担当スタッフとの関係は
 > 昔に比べて大きく改善されているとばかり思っていたのだが
 > 逆だったのだろうか

 山田氏はさTV寄りの人だから
 「テレビ局と原作者は対等になった!」と感じるんだろうけど
 実際は「10あった圧が9になった」、程度のことでしょ?
 そうでなければ、世の中の原作有の映像作品が原作ファンの間から「改悪」なんて言われることない筈。
 殆どの映像作品(ドラマだけではなくアニメもゲームも含んでも良い)が、結局のところ原作ファンには歓迎されてないじゃん。
 映像作品から入って原作読んで「全然内容違う」てショック受ける人なんか出る筈ないじゃん。

 表現媒体が違うから、完全に全く同じにするのが難しいのは分かるけど
 「見せ方を変える」のと
 「内容を変える」のは全く別じゃん。
 内容をより伝わり易くする為に見せ方を変える、は理解出来るけど
 それ以外の改変は普通の創作者は受け入れられないよ。

 そもそも、メディアミックスを歓迎していない作家の作品を何で使いたがるのさ?
 世の中には「メディアミックスに憧れる」「メディアミックスを想定して作品を書いている」創作者が沢山いるんだから(『小説家になろう』とか『カクヨム』とか『アルファポリス』とか『pixiv』とか行けば掃いて捨てるほどいるだろうよ)、そういう作家の作品を使わせてもらえばいいのに。

 ……と
 漫画も小説も書いた経験のある、昔は薄い本を作っていた
 メディアミックス断固反対!原作至上主義!!のオバハンは思うのでした。

 余談なんだけどさ。
「漫画家を目指してます」
 て言うと、「有名になりたい」「人気作家になりたい」と一直線に思われるの何だろうね?
 (「漫画家」が「小説家」でも同じだと思う)
 こっちはそんなこと一言も言ってないのにね。
「会社員を目指してます」
 て言う人に「アンタが大企業の社長になんてなれるわけない」て言う人いないのにね(笑)。

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