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緑単ペインターの探求~ペインター最終定理の証明~

1.はじめに
 お疲れ様です。柳 統也と申します。今回はコスニキと回した緑単ペインターの解説記事になります。配信動画、及びリストは以下

2.コスニキと回した感想
 非常に面白かった。配信の中でも何度か話していますが、「GWデプスの回し方+ペインターの回し方」の両輪で場面場面で使う思考を切り替えてデッキを扱うことが重要でした。リアルで回していた時はペインターの回し方が分からず上手く実績が出せなかったのですが、ペインター本職であるコスニキと回したことで上手く結果を出すことが出来ました!GWデプス部分の運用が私、ペインターでの運用をコスニキにお願いしたことでデプス、ペインターの両輪運用がはまった為だと考えています。
 結果としてはリーグで4-1で5-0も見えるぐらい、いい感じでした。
 このデッキの強さはデプスとペインターが両軸で迫るので押し付け力が高い上に単一の対策では対応しきれないところです。デプス対策に疲弊させてからペインターをきめるとか多彩な攻めが出来るのが強い。
 コスニキからも「最強の緑単ペインター」の称号を貰ったので自信を持ってお勧めできると思いました。
※元々、サーガ+デプスはURに対して強いといわれていたのですが、そこに何か一つ足したのが黒単デプスであり、今回の緑単ペインターになります。

3. 以下記事の構成
 早速解説を書いていきたいのですが、今回はペインター、GWデプスどちらの読者にも向けてそれぞれの運用テクニックを書いていきたいと思います。ペインターの運用テクニックについてはコスニキとの配信の中で学んだことをベースに書いていくので足りていないポイントあれば、連絡ください。
注記:それぞれのコンボについておせっかいながらも書いておきます。

★ペインターコンボ
 ペインターでデッキのカードが全て同色を持っているため、丸砥石を起動した場合、確定で相手のデッキが消し飛ぶ。
注意ポイント
・丸砥石を起動したスタックでペインターを除去されるとコンボ不成立となる。
・エムラクールなどがデッキに入っている場合、コンボ不成立となる。

★ステージデプスコンボ
 ステージで暗黒の深部をコピーした場合、伝説ルールでどちらかの土地を残すことを選択する。ステージを選択すると、氷カウンターが載っていないデプスが出来るため、誘発効果が発生し、マリッドレイジが出てくる
注意ポイント
・デプス誘発時にデプスを破壊されると誘発の条件をみたせずマリッドレイジは出てこなくなる。
・マリッドレイジは破壊不能、飛行のトークンであるため、バウンス、追放除去によわい。

4.運用テクニック (ペインター編)
 以下、ペインターコンボをきめる際のこのデッキでのテクニックを書いていきます。
①コンボルート
 このデッキでは最短で2T目コンボが出来ます。
1t目 墳墓セット⇒モックスキャスト⇒丸砥石、ペインターキャスト
2t目 起動
 ただし、これは成立が難しいので実戦では以下のルートが現実的でしょう。(3T目コンボ)
1t目 サーガセット
2t目 土地セット⇒ペインターキャスト
3t目 サーガから無色を出す+丸砥石サーチ、土地を出して起動
 このルートであれば初手サーガ+ペインター、3t目までに3マナ出るという制約条件しかないので発生しやすいといえるでしょう。さらに過程でヤヴィマヤ、デプス、ステージなどを出すことでデプスコンボの準備も出来るので一石二鳥です。実戦ではぜひともこのルートは覚えておきたいです。
 例えば、ステージ、モックスとキャストしてデプスを警戒させ、針にwillを切らせた後、輪作でステージをサーガに変えてペインターに切り替えるなんてのも出来ます。

②ペインターギミック
 このデッキではペインターで色を塗ることで以下のことが出来ます。
・セジーリによるプロテクション付与
 セジーリのステップはタップインする土地ですが、クリーチャー1体にプロテクション(選んだ1色)を与えます。ここで、ペインターで色を塗っておくと擬似的にプロテクション全てを付与できます。ですので、デプスやペインターに付与してコンボを通しに行くのが重要なテクニックになります。
・夏の帳
 ペインターで青か黒に塗っておくと夏の帳で呪禁をつけることが出来ます。夏の帳はパーマネントにつけられるのでデプス誘発時に不毛を打たれるなどがおきた場合も夏の帳で守ることが出来ます。
・活性の力、忍耐
 これらサイドカードはペインターで色を塗ることで好きなカードをピッチコストに打つことができるようになります。

③カーン運用
 カーンは色々運用方法があるのでつらつら書いていきます。
・カーンによる0マナ、Xマナ、XXマナアーティファクトの破壊(+土地破壊)
 カーンはプラスで点数で見たマナコストと等しいパワー、タフネスを持つクリーチャーにする起動能力を持っているので0マナのアーティファクトをプラスで破壊できます。塗膜と組み合わせることで土地破壊も出来る。えらい。
・カーン常在によるアーティファクトの起動の停止
 カーンは常在能力によってアーティファクトの起動をとめることが出来ます。そこで塗膜で土地やクリーチャーをアーティファクト化することで起動をとめることができることは覚えておくと役立つ場面があるかもしれません。
・カーンマイナスによるアーティファクト回収
 カーンのマイナスによってアーティファクトを追放領域、またはサイドボードからアーティファクトを回収できます。そこでボジューカで対象を自分にとることで墓地追放しペインター等を回収したりするムーブはこのデッキでしか出来ないムーブなので覚えておきましょう。

5.運用テクニック(デプス編)
 今度はこちらのパートではデプスを運用する上で覚えておきたいテクニックを書いていきます。

①コンボルート
 このデッキでは最短で2t目デプスを狙えます。
1t目 モックスキャスト+ヤヴィマヤorデプスセット
2t目 デプスorヤヴィマヤセット、デプス、ヤヴィマヤから緑2マナを出す⇒輪作でヤヴィマヤをサクってステージをセット、そのままモックスからマナを出してステージを起動
 ただし、こちらもペインターと同様、成立が難しいので以下の組み合わせを覚えておきましょう。
・ヤヴィマヤ、デプス、ステージ
(ヤヴィマヤがあるとデプスからマナが出ることは絶対に覚えましょう!)
・デプス、ステージ、墳墓
・デプス、ステージ、任意マナ2マナ
 これら組み合わせをエルフの開墾者、輪作で組み合わせを作ることがデプスでの基本戦略です。
※必ず道中で針で指定不毛を行うこと!(サーガ3章で持ってきてもよし)
※相手に不毛がない場合、相手のアップキープにステージを起動する場合があります。メインの優先権の都合上、相手が不毛を置くときにこちらにステージを起動する優先権が無いからです。

②エルフの開墾者、輪作について
 エルフの開墾者と輪作について書いておきます。
・エルフの開墾者
Elvish Reclaimer / エルフの開墾者 (緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) 戦士(Warrior)あなたの墓地に土地カードが3枚以上あるかぎり、エルフの開墾者は+2/+2の修整を受ける。
(2),(T),土地1つを生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから土地カード1枚を探し、それをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。1/2
 エルフの開墾者で気をつけたいのはサーチしてくる土地はタップインである点です。
 例えば、エルフの開墾者、森、森、森で起動だけでデプスコンボを持ってきたい場合はステージ、デプスの順番で持ってきましょう。ステージがタップインで出てきた場合は確定でステージ起動が出来ないためです。
 また、稲妻を警戒する場合は墓地枚数が3枚以上になっているかを確認してからキャストすることも場合によっては必要です。

・輪作
Crop Rotation / 輪作 (緑)
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、土地を1つ生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、そのカードを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
 輪作で注意したい点は追加コストとして土地を1つ生贄にささげるので基本的にはアドを失っているカードである点です。打ち消されるとめちゃくちゃ厳しい。なので出来る場合はデイズケアは行いましょう。ウィルは2-2交換になるのでそこまで致命的ではないです。また、相手がサーガを不毛で割りに来た場合など割られる土地に対して打つのは有効です。不毛と打ちけしー輪作+割られる土地の2-2交換なので。
 また、サーガ3章が誘発した際にマナがある場合はサーガをコストに輪作を打つことは非常においしいです。3章誘発はサーガがあることとは関係ないので輪作それ自体で1-1のサーチ呪文になります。

③覚えておきたい小テク
 土地系の小テクは昔書いたアグロローム奮闘記no.1や黒単デプスガイドにいくつか書いてあるのでぜひ参照ください。(サーガ、ステージのテクニックなど)
 ここではチャズムとステージの小テクを書いておきます。
チャズムの累加アップキープが払えなくなった場合は累加アップキープ支払い要求時点でステージでチャズムをコピーします。それによってまっさらなチャズムがうまれ、又新しく累加アップキープ代を払うようになります。
 このステージはコピー能力を持っているのでデプスをコピーしてデプスをきめることも可能なので引きこもり手段としてはかなりよいです。

6.おわりに
 メインの動き方、回す上で抑えておきたいポイントを解説してみました。これ全部押さえるところがスタートなので、やることが多い…
 ここにサイドのin out、マッチアップを考えるのでまだまだ考えるところ多いのですが、ひとまずはこんなところでくぎります。
(こんなので回したよ報告すごく待ってます!)
 レガシーの神決にはこれをもっていくので次回は緑単ペインター奮闘記でお会いできたらなと思います!
 ここまで長い記事を読んでくださり、ありがとうございました!

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