みなさんお久しぶりです
この度、またしても禁止命令等違反をし、二度目の逮捕ののち、起訴され、75日間の留置場生活をへて、懲役6ヶ月執行猶予3年の有罪判決を受けた大バカ者のマサエルでございます

本当にバカなことをしたと大変深く反省しております
被害者の方には精神的不安や多大な恐怖を与えてしまったことを、心からお詫び申し上げます
本当に申し訳ございませんでした

今回のnoteはリクエストがあったので
「留置場とはどんな所なの？」
ってのを、75日間生活してた思い出とともに
つらつらと書き綴りたいと思います

思い出しながら書くので、少し長くなるかと思いますが、通勤の電車やバスの中やウンコしてるときの暇つぶしがてらに読んでみてください

9月28日　午後8時
インターホンが鳴り画面を見ると、前回逮捕されたときと同じ4人の刑事が映ってた
また逮捕か…と、とりあえず気持ちを落ち着かせるためにお風呂に入りビールを飲んでタバコを吸った
その間の30分間インターホンは鳴りっぱなしだった
覚悟を決めて4人の刑事を招き入れた
軽く部屋を物色され、スマホを没収され、マンションの前に停まってたセレナにのせられて

午後9時26分　マサエル逮捕

夜だからか1時間くらいで警察署に着いた

最初にやることは指紋の採取
コピー機みたいなので両手の指紋と掌を採られる

次は写真撮影
頭にビニールみたいなのを被って、髪の毛を全部収納し、立った状態で正面からと斜めから
座った状態のもパシャリ

次はDNAの採取
スプーンみたいな形の先に綿がついてて、それで口内の側面をゴシゴシ

罪状によっては尿検査もするみたいだけど、僕は2回ともされなかった

そして刑事の取調べ
最初は名前、生年月日、住所、電話番号、職業なんかを聞かれ、こういう罪状で逮捕しましたよ
なんてことを聞かされる

取調べが終わったのが午前1時半くらい
そこから署内の留置場に移動
警察と留置はうまく説明できないけど、別の組織みたい

留置場で最初にすることは
持ち物検査
持ってきた物を全て細かくチェックする

次は身体検査
まずは髭原人みたいな格好まで脱ぎます
身長体重を測ります
口の中をチェック
髪の毛の中になにか隠してないかチェック
ハゲの人はノーチェック
身体の傷跡や手術跡や刺青を隅々までチェック
服用してる薬をチェック
僕は刺青入ってません

んで、旅館の浴衣みたいなのを羽織ってパンツを脱ぎます
その状態で何回か屈伸してア◯ルにもなにか隠してないかをチェックします

グレーのスウェット上下、グレーのTシャツを着せられます
ちなみに自前のTシャツ、トレーナー、スウェット、パンツを使用出来るけど、ボタンが付いてたり、紐が付いてたり凄い伸縮性のあるやつは危険物として保管されます
スウェット上下、Tシャツ、パンツ、靴下は2セット借りれます

最後に物品購入
持ってきたお金で生活用品を買えます
全部は覚えてないけど
歯ブラシ、石鹸、シャンプー、タオル、コンタクト、ポリデントなんかを
買わなくても歯ブラシは旅館みたいなしょぼいやつを貰えるし、石鹸とタオルは前の人のを貰えるし、シャンプーはお風呂場に共用のがあります
髪の毛ガッサガサになるけどね
生活用品の他に便箋や封筒を買って手紙を出すことができます

そして使用許可のでた衣服や持ってきてた本なんかを自分のロッカーにしまい部屋に移動
前回と同じ部屋で同じ9番

部屋に入ってビッくらポン！！！
まさかの相部屋！？

僕が入った留置場は都内でもかなり小さいらしく
5部屋しかない
前回は4〜5人だったから1人部屋だった
僕は10人目の男だったみたいで、久々に2桁になったと言われた
コミュ障でシャイな僕には知らん人との相部屋はキツコーマンなのですよ

ここで一旦思い出は置いといて
留置場の1日の流れや1週間のスケジュールなんかを書いていきたいと思います

とりあえず部屋にはトイレしかないです
個室だけど、上半身が見えるようにガラス戸がある
ウンコするときは担当官に言って紙を貰います

朝は6時半に起床
1部屋ずつ布団をしまいに行きます
布団をしまう順番は1日ずつずれてのローテーション

全部屋しまい終わったら洗面
MAX3人で洗面で1人終わったら1人補充みたいな

全員洗面が終わったら点呼
各部屋の前に留置担当官がつき、番号を呼ばれたら返事をします
このときはあぐらか正座で掌を見せるようにして膝の上に置きます

7時朝ご飯
パックに入った白米とパックに入ったおかずと味噌汁
朝のおかずは凄い質素
5種類くらいの漬物の中から2品
5種類くらいの練り物から1品
卵焼き、春巻、焼売、ちくわの磯辺から1品
その下にパスタ
基本的に冷たい
ソースと醤油は使える
味噌汁飲んだあとは温かい緑茶が飲める
味噌汁が不味すぎるから最初から緑茶にしてもらってた
少食だから全部食べたことは1度もなかった

7時30分運動
運動って言ってもラジオ体操とかするわけじゃなく、天窓が開く小さいスペースで髭剃りや爪を切ることができる
外の空気が本当に気持ちいい

ここも洗面と同じMAX3人で1人終わったら1人補充
洗面と違ってここでは他の部屋の人と軽く喋れる

運動が終わったら本を3冊借りれる
小説が100冊くらい、漫画は蒼天の拳20巻くらい、あとは日本の歴史やビジネス本なんかが50冊くらいあった
75日間で70冊近く小説を読んだ
とんびと永遠の0で大号泣
姫川玲子シリーズとガリレオシリーズがめちゃくちゃ面白い
東野圭吾は全部最高だった
本を借りたら自分のロッカーに行って着替えれる
して部屋に戻る

9時30分点呼
起床時の点呼と同じ
ちょっと違うのが、点呼の後に非常ベルや館内放送の作動チェックがある
3分くらいで終わるけど、その間もずっとあぐらか正座だから、膝の悪い僕にはちとライツー

12時お昼ご飯
お昼は必ずパン
山崎のコッペパンが2つ
いちご、マーマレード、ブルーベリー、レモン、メープルジャムのどれか2つとマーガリン1つ
メープルジャムが抜群に美味しかった

惣菜のパックが1つ
コロッケ、カレーコロッケ、クリームコロッケ、春巻のどれかの下にペペロンチーノ、たらこスパ、バジルのどれか

紙パックのジュースが1つ
月木がオレンジで火金がアップルで水土がカフェオレで日曜がレモン
上の以外にさらにジュースが1本買える
牛乳、カフェラテ、ミックスジュース、オレンジ、アップル、パイン、ヨーグルトテイスト

平日のお昼だけお弁当を買えることができる
ハンバーグ丼、中華丼、麻婆茄子丼、豚丼、牛カルビ丼
お値段は800円
そりゃ朝や夜ご飯に比べたら美味しいけど、高いしやっぱり冷たいのが残念

日曜はチョコワッフルかどら焼きが買える

15時点呼
これは起床時の点呼と同じ
返事をして終わり
担当官の人数の関係なのかあったりなかったりした

17時夜ご飯
ご飯とおかずのパックは一緒だけどおかずは朝に比べるとかなり豪華
コロッケ、カボチャンコロッケ、ハムカツ、イカフライ、カニカマフライ、餃子、焼売、ウインナー、がんもどき、サバ塩焼き、サワラ塩焼き、ちくわと大根の煮物など
冷たいけど朝に比べたら満足度は高い
夜は味噌汁がなく緑茶
ってか17時って早すぎるのよね
だって朝ご飯まで14時間もあるんだよ？

20時いろいろと返す
朝借りた本や買った便箋や借りれるボールペンなんかを返す
各部屋には縦15㌢横30㌢くらいの物を出し入れするためのドア的なのがある

20時30分布団と洗面
朝と同じで、1部屋ずつ布団を取りに行き、朝と同じように洗面して点呼

21時就寝
廊下の電気は全部消えるけど、トイレと部屋の1つだけ電気がついてる
寝るときは部屋のみんなが同じ方向に頭を向けなきゃダメみたい
寝れないからコソコソ喋ってると、見回りの担当官に怒られる

これが主な1日のスケジュール
あとは刑事の取調べだったり弁護士と面会したりと個人差がある
土日は運動がないから1日中部屋から出れない
本は借りれるけどね
喉が乾いたら担当官に言えば水と白湯がいつでも飲める

お風呂について
正確な時期はわからないけど、夏は月金の週2回
11月からは月金の次の週は水曜だけの2週間に3回
7時30分の運動の後にお風呂
石鹸とタオルを持っていく
お風呂も洗面と同じMAX3人の補充方式
時間は1人20分
ここでも他の部屋の人とお喋りできる
担当官が小窓からずっと監視してる
ハプニングバーのプレイルームみたいに

洗濯について
洗濯は週に1回
1〜5室を月〜金で振り分ける
担当官が洗濯したのを部屋で自分で畳んで担当官がロッカーにしまってくれる
同じパンツを何日も履くのはきついからオヤジに手紙出してすぐに送ってもらった

外の情報は産経新聞
毎日順番で新聞が読める
たまに事件欄が黒く塗り潰されてる
本人だったり共犯の情報が載ってるからっぽい
日曜のナンプレを便箋に書き写して暇潰ししてた
スポーツ欄と競馬欄が楽しみだった
小野伸二の引退に泣いた

面会について
親兄弟親族友人知人誰でも大丈夫
午前9時30分〜11時30分
午後1時〜4時30分
面会時間は20分
1日1組で3人まで
弁護士は24時間いつでも面会できるし時間に限りがないっぽい
僕は先日、2ヶ月ちょい同じ部屋で過ごした素敵な刺青の入った年下の半グレ子に差し入れと面会に行ったらダメでした
1時間45分かけて40巻持って行ったのに…
ワンピース入れてあげられなくてごめんね…

差し入れについて
エロ本はさすがにダメかもしれないけど、それ以外の本なら大丈夫かも
漫画や雑誌なんか
袋とじでおっぱい写ってる雑誌は平気だった
1日に差し入れられるのは5冊まで
20冊持っていったら4日にわけられる
オヤジに衣服をダンボールで送ってもらったんだけど、服以外にアーモンドチョコが入ってて
これは廃棄ね！って
食べれなかったけどその優しさに感謝！


検事調べについて
逮捕されてから48時間以内に必ず検事調べがある
たまに見かけるであろうでっかい護送車に乗って日比谷公園の前にある東京地検に行く
9〜10時くらいに到着
帰り時間は日による
早ければ17時前に留置場に帰れるけど、週末だと遅くなる
1番遅くて21時半に帰ってきた人がいた

取調べ時間は人それぞれだけど、待ち時間が辛い
いつ呼ばれるかわからないし、待ち時間は長いし、狭い待機部屋に10人もいるから息苦しいし、木のベンチは痛いし、ずっと手錠かけられたままだし本当に辛かった

地検に行く回数は人それぞれ
僕は起訴されるまでの20日間の間に5回行った
滅多にないみたいなんだけど、起訴された後にも2回呼ばれた
多分起訴される前の最後の調べで、検事に文句的なことを言ったのが原因かと思ってる
そしたら起訴後なのにさらに証拠を探し出してきた
可愛い検事さん文句を言って申し訳！！！

公判について
ドラマで見るような裁判所だった
公判って誰でも見れるみたいで、こんな事件の公判に30人くらいいてビックリした
スケッチブック持ってる人がいたから、多分あの人は僕の似顔絵を描いてたんだろうなぁ

1回目の公判で検察からの厭味ったらしいネチネチとした質問にイラッとして、強めの語気で逆に質問したら、裁判官に
「被告人は聞かれたことだけに答えてください。あなたの質問に検事が答える義務はありません」
って怒られました

2回目の公判は判決だけ言われてほんの3分くらいで終わった
傍聴席には警察関係者が3人いるだけだった

で、その場で釈放なんだけど、荷物は全部留置場にあるので、グレーのスウェット姿の便所サンダルで留置場に戻るのです
もちろんお金もないので、館内の施設で電車賃を借りて恥ずかしい格好で電車に乗って留置場に戻ります
ってかこれは結構レアなケースらしい
そもそも、起訴されて公判の期日が決まって余罪や再逮捕の疑いがない人は、基本的に拘置所に移送されるみたい
余罪も再逮捕もないのに僕が移送されなかったのは、多分検事に楯突いたことにより、スマホを徹底的に解析して躍起になって余罪や新しい証拠を探してたんだと思う
だからスマホは最後まで返されなかった
現に僕の2週間後に同部屋に入ってきた大阪の若い子は公判の期日が決まってスマホ返してもらったあと拘置所に移送された

僕はオヤジが車で来てくれてたので恥ずかしい格好で電車で帰るって醜態を晒さずにすみました
12月18日に1ヶ月半一緒に過ごし拘置所に行った大阪の若い子の初公判があるから見に行ってくる

あとは第1と第3火曜に病院の先生が来て血圧と聴診器での検査があった

まぁざっくりだとこんな感じです
これは僕がいた留置場のルールやスケジュールであって他のとこはちょっと違ったりするみたい


まぁでも刺青の若い半グレ子と大阪の若い子と3人で過ごした1ヶ月半はけっこう楽しかった
ケンカも言い争いもなく毎日爆笑してた
笑いすぎて厳しい担当官にはたまに怒られた
連絡先交換したから、出たらみんなでご飯行こう！
って約束した
大阪の子は比較的軽い罪だから執行猶予で出れるだろうけど、刺青半グレ子はたぶん刑務所に行くだろうなぁ
特殊詐欺2件に薬1件だからなぁ…
話を聞く限りまだ余罪ありそうだしなぁ…
何年後になるんだろうか…

長々と書きましたけど、みなさんにとっては全くいらない情報だと思います
今後の人生に役立つことはほぼないでしょうね
まぁちょっと雑学が増えたなくらいに思っていただければ書いたかいがあります
留置場生活の後半30日間で留置場川柳を90個作ったのでちょいちょいツイートにのせようと思います

もう一度いいますが、本当に反省しております
オヤジには迷惑かけたし、手紙や面会に来てくれた友人には本当に心配かけたし感謝しかないです
今後二度と同じ過ちを繰り返さないようしっかりと真面目に生きていきます
本当にバカでアホな男ですけども、もしよろしければ、今後ともよろしくお願いいたします！

はぁ〜、おっぱい揉みたい🤗