朝の十分作文✏️美女と悪筆
今年の仕事始めの
退社時間、22分前。
終わった 終わった
穏やかな仕事始めだったと
ほっこりしていた矢先。
我が座席から
程よく離れた場所から
不穏な会話が
途切れ途切れに
聞こえてくる。
📝
退社時間2分前。
「ちょっと聞いて〜」と
指示書を数枚持って
大柄な美女Nさんが
どすどすとやって来た。
。。ヤッパリネ。。
心の準備とともに諦めていたので
お話しを聞いた。
その間、既に色々と思案して
ぐしゃぐしゃになった指示書に、
さらに説明しながら
罫線やら図表の上やら
プリントしてある文字の上やらに
お構いなしに加筆してくるNさん。
しかも悪筆で。
な、
なぜだ。
ナゼ余白に
判読可能な文字で
書かぬ!?
📝
「お願いします。」と、
またどすどすと去っていく
彼女を見送り
受け取った指示書を眺める。
「読〜め〜な〜い〜〜〜〜〜」
文字がきれいで
空欄に書いてあったのなら
翌日出勤してすぐに取り掛かれたろう。
残業もせずに済む。
だがこれでは
自分でメモを取り直して
明日やるぜ!とするよりも、
今日データを作った方が
はるかに早い。
聞いた情報の記憶が
新鮮なうちに。
私は残業はしない主義だが
かかる時間を天秤にかけ
珍しく残ってやっつけた。
ほんの数十分だけで済んだのだが。
📝
残業しながら激しく思う。
人に見せる文字って
大事だな。
自分もなるべく
きれいに書こう。
お習字大事!
ファッションと文字は、
他人様のためだなあ おい。
そして、とくに願望はないが
子供を産むか、養子を迎い入れて
一緒に成長していくことを
選択した折には、
他人に余計な迷惑をかけぬよう
よそ行きの文字は習得してもらおう
一緒に習ってもいいかもしれない。
そう思った仕事始めだった。
皆様の素敵な毛筆関連エピソード
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