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ときメモから見る時代の流れ

2021年、ときメモGS4が発売されましたね(これを書いている今は2023年)。約10年ぶりの新作に夢なんじゃないかといまだに思っています。
御影先生と喫茶店に寄り、先生の口から「DIY」と言う単語が出てきた瞬間「令和にときメモが!!!」と衝撃を受けました。

さて本題。
ときメモの世界観のお話です。世界観も何も、ときメモは主に現代が舞台にされています。登場する子によってはファンタジー要素もなくはないですが、基本的には“当時の”時代が反映されています。そこで大分前からちょっと面白いことに気付いたのでこうして記事に残したいと思います、是非お付き合いください。


ゲームセンターの歴史

ときメモと言えば、ドキドキワクワクのデート!このゲームでの一番の楽しみといっても過言ではないですよね。

序盤は意中のあの人は主人公のことを好きでも嫌いでもない状態。できれば相手の好きそうな場所に誘い、デートを完了させるのです!

ところでそのデート先には公園やショッピング街、定番の遊園地など、期間限定の場所(夏は海、冬はスキーなど)様々です。

その中でも今回注目したいのが、ゲームセンター。学生らしいデートスポットですよね。ゲームセンターと言えばどんな場所を想像しますか?かわいいぬいぐるみなどの景品を取る場所、あっちこっちから聞こえる大音量のゲーム音、友達と撮ったプリクラ、親子連れの明るい雰囲気。そんなイメージだと思います。

が、実は昔はそんなイメージとはちょっと違ったようです。
それが分かるのが初代『ときめきメモリアル』。1994年、PCエンジンから発売されたギャルゲーの金字塔と呼ばれたあの藤崎詩織がいる初代です。GSシリーズはこちらからの派生なことも有名ですね(中にはギャルゲー版を知らない人もいます、時代!)。

そんな初代ときメモでも勿論、デートスポットにゲーセンはありました。ですが、面白いのが現代のゲーセンのイメージと大分違います。
『薄暗くて、ちょっと怖い場所』、『マニアックな場所』というイメージなのです。
その証拠に、初代ときメモでのゲーセンが好きな女の子、苦手な女の子のタイプがだいぶ違います。以下タイプ別↓

ゲーセンが苦手な子
・優等生タイプ
・大人しいタイプ

ゲーセンが好きな子
・遊ぶのが好きなタイプ
・ゲームが好きなタイプ
・そもそもあまり気にしないタイプ

そうです、昔は不良やオタク(今とは違う昔のオタク像)がいる場所のイメージなんです。当時おとなしめな子からすれば、「私、ゲームセンターはちょっと怖いわ」なんです。現代に考えるとちょっとびっくりですね。今なら単純にうるさい場所だからとか、そもそもゲームに興味がない子が苦手という解釈でしょうね。

これを書いている私も物心ついた頃からゲーセンは明るいイメージでした。
こうなったのも、ゲーセンを明るくしてファミリー層にも好かれようと、生き残ろうとした結果、企業努力の賜物ですね。

藤崎詩織から始まった初代からGS4まで、27年の歳月。時代が変わっていくさまも垣間見えちゃう“ときメモ”。メインである恋愛要素以外でもいろんな楽しみ方もできるゲーム、そんな時代の違いも楽しんでください♪


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