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インド4日目② 日本人と晩餐会

日本人との出会い

プージャも終わり、ジェイくんのお店に行くと同い年位の日本人の男性二人がこちらを見る。「初めまして、大丈夫でしたか?」と。どこまで知ってるんだ。
2人とジェイくんが食事に行くと言うので、一緒に連れて行ってもらうことにした。どういう繋がりか、他に40代の女性2人と現地のインド人luckeyも抱えて。
道中、日本人男性2人(今後Aさん、Bさんとする)が「どこに連れてかれるんだ。自分で戻って来れるかな。ヤバい所に連れてかれて帰れなくなったらどうしよう。めちゃくちゃ高い店なのかな。」などと話している。
ガイドはジェイくんじゃないと嫌だと言ってたらしい癖に何も信用してなくて面白かった。自分もまだ3日目だが、バラナシの人はぼったくってくるもののそれほど極悪な人は居ないと感じていたから何も考えずついて行っていた。
特にジェイくんは今朝の冷静な対応をしてくれたこともあり信用していた。だからこそ危険な道、歩いたことの無い夜道が楽しかった。

レストラン着

レストランはbarと書いてあった。座席順はluckyが女性に囲まれるように指定w
みんなお酒を頼む中、自分はコーラにした。お腹の中が空っぽで、吐いた時の摩擦で食道が傷ついているのを感じたのでお腹にも優しいお粥を頼んだ。お粥とはいえ少しスパイスが入っている。他のみんなは味がしないと言っていたが、自分にはその味のなさが優しくて丁度良かった。

次第にチキンや焼きそばのようなものも運ばれてきたので少しだけつまむ。意外と食欲はあるようだった。

インドの焼きそば
インドのレストラン

途中からジェイくんが誘ってケンタロウ参戦。ジェイくんが「ケンタロウ!」って呼んでいたのだが、本名は全く違っていたw
落ち着いた所で今回のメンツがどう言う人達でどういう目的でインドに来ているのかを話し出す。

Aさん:大阪在住/同い年/IT系(アメリカ、ヨーロッパ、アジアと幅広く、一人旅も経験豊富)
Bさん:関東在住/同い年/公務員(海外経験ほぼなし)
ケンタロウ:東京在住/2歳上/経理?(インド二回目/インドのみ、一人旅のみ)
私:20代/IT系(治安のいいアジア3ヶ国一人旅)
40代女性二人の職業は分からなかったが、海外旅行のベテランのようだった。

バラナシ最後の晩餐

自分は会社や友人の中では海外旅行によく行くイメージを持たれがちだが、海外で出会う人の中だとまだまだ経験が浅すぎる。上には上がいるもんだ…。

女性2人はお酒が回り男性陣に何歳なのか?彼女がいるのか?いつから居ないのか?と下世話な話をし始める。
一方ジェイくんは、「こういう静かな子いいよね。いい子。」と自分に聞こえるように男性に話している。頼れるし人としてはすごく好きだがインド人はインド人だ…
そのタイミングで遮るようにluckyが話しかけてくる。ナイスアシスト。
女性2人は完全に酔っ払いluckyへのボディタッチが激しくなる。luckyもまんざらでもなさそうで面白い。

たまたまケンタロウと私は次の日にバラナシを発つ予定だったので、乗り合わせで空港まで行こうと待ち合わせ場所を決めてLINEを交換する。

帰路

途中で捕まえてたリキシャーに9人で乗り帰宅。それぞれホテル近くで途中下車していく。女性二人はluckyと下車し、男性ABはこの辺だよと降ろされる。
男性、「え、この辺?」ってめちゃくちゃ戸惑ってて面白かった。だってその日ジェイくんのガイドは男性達の予定だったんだもん。朝6時なら私をガイドできると思ってダブルブッキングをしたみたいだが、本来は早朝以外はその男性達のガイドのはずだった。私が調子悪くて予定を壊して今一緒にいるが。(ゴメンなさい)

最後はケンタロウと私とジェイくんになる。
ジェイくんは私の宿付近でケンタロウを「真っ直ぐいくと着くよ」と解散させてから、「変な意味じゃないけど…」とちょっと照れながら語り始める。「私あなたのタイプです。変な意味じゃないです。もし良かったら今からビール飲みに行こうよ」って。
今までこの手口で何人持ち帰ったのだろう。暗闇に浮かぶインド人の顔はいくらジェイくんでも怖かった。時間は23時で周りにあまり人がいない。連れ去られたら何も分からない。体格差凄いし。
正直インドの居酒屋的なところには興味があったが、明日の出発が早いのと、こちらに気がないのに変に期待させてしまうのは良くないのでまた次の機会にと断った。
意外にもすぐに引いてくれた。
ガイドのお金を渡そうとすると、「お金じゃないんだよ。楽しかったからそれでいいじゃん」と言われたので、「お金も大事」と無理に渡そうとすると、「また明日会った時に渡して。朝一緒にチャイ飲みに行こう。起きたら連絡して」と言ってくれた。
バラナシを離れる日の朝もジェイくんに会える安心感は凄いし、朝も会いたがるのはやはりture loveではないのか。

ゲロ臭さが消えてる宿に帰り、改めて掃除する。ゲロを吐きつつも掃除していたからか、思ったより酷くはなかった、と言うか来た時同様だった。

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