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天龍村②~ついに現地へ!~

 こんにちはカンカンです。先日、調査を行っている天龍村に訪問しました。きれいな青緑色をした天竜川を横目に、急な斜面を縫うような道を走っていると唐突に民家が両脇に。川が作った谷の僅かな平地に小さな集落が広がる、そんな場所に天龍村はありました。

 天龍村では十久保南蛮の圃場見学、種まき体験を行い、十久保南蛮が朝鮮から伝わった歴史を知りました。他にも天龍村のふるさと納税で大人気の信州サーモンの生産者さん訪問、南信州の旬を詰め込んだガレットづくりも行いました。

調査をしている十久保南蛮

 訪問で課題に感じたのは人手不足です。天龍村に限らずどこの地方でも人が足りないという話を聞きます。移住者を増やそうという活動が盛んですが、日本の人口そのものが減っていくといわれているためなかなか難しいと思います。インフラを維持し続けなければいけないことを考えると秘境に住み続けることは非効率なのでは?と思ってしまうときがあります。
 しかし、それでも残していくべき文化や地域に根差した考え・教えがあると思います。
 村の中を流れる水路の音や村の多くを占める山林の美しさ、なんといっても村を流れる天竜川の景観は保全していきたいものです。


 また在日朝鮮人の方との交流の歴史や文化も残していきたいものの一つです。。調査をしている十久保南蛮は戦前に日本に来た朝鮮の方から伝えられたものと知りました。終戦後も村に住み続ける方もおり、最近でも葬式の手伝いをするほどの関係性だそうです。

 3日間の訪問では天龍村の一部を感じることができただけでした。これからも年間を通して訪問し、残したいもの、自分にできることを見つけたいです。
 まずはゴールデンウイークのお茶摘み。ぜひとも参加したい!


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