正解がないという正解
今日テレビを見ていた時、心に響いた言葉があったので紹介します。
「俳優は正解がない。だからこそ面白い。一緒にもがき、苦しんでいこうね」
この言葉は、上白石萌歌さんに向けて読み上げられた手紙の一部です。
私は過去に正解がないものに正解を求めていた時期があります。
正解があると思い込み、その正解を導き出すことができない自分に対して自信をなくしていました。
自信のない私を見て、ついてきてくれる人も少なかったように感じます。
だからこそ、より正解に固執して、何が正しいかを見つけるために仕事を辞め、大学院に入学しました。
しかし大学院で学んで気づいたことは、研究をしても正解にはたどり着けないということでした。
きっとこの世界にある多くのものは、原則や法則はあったとしても正解はないのだと思います。
今日のテレビ番組を見て
正解はない。
そう思えたことで心の中の重しになっていたものがふっと軽くなったように感じました。
そして、正解がないことに対してもがき、苦しんで良いんだと思えました。上手くいかないどうしようもない自分を受け入れることができたような気がします。
私が過去にやっていたことは「正解がない」ということを先輩からも聞いていたし、頭では理解していたのかもしれません。
しかし、今日のテレビを見て腑に落ちたと感じることができたのは、これからの私の大きな一歩になりそうです。
正解がないことを楽しめますように。
そして、私のように正解に固執している方の障壁が少しでもなくなりますように。
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