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雲を紡ぐ(伊吹有喜)

せがなくていい。

「自分の良い点でも探してみたらどうだ?」
「ない。そんなの。自分のことだから、よくわかってる」
「本当に自分のことを知っているのか?何が好きだ?どんな色、どんな感触、
 どんな味や音、香りが好きだ。何をすると心は喜ぶ?心の底からわくわくする
 ものは何だ。」
「待って。そんなの急にいっぱい聞かれても」
「ほら、何も知らない。自分の好きに満たされてみろ。」
「好きなことばっかりしてたら駄目にならない?」
「なら聞くが、責めてばかりで向上したのか?苦手を鍛えたつもりが壊れて
 しまった。つらいだけの我慢は命が削られていくだけだ」

雲を紡ぐ(伊吹有喜)より

自分のことなのに
自分のことをほとんど知らない
それなのに
周りの目ばかりを気にして
窮屈になって。


変化する感情
変化する自分自身に素直になれる時間を
私も過ごしていいですか。



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