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気球が飛ぶ町と奇岩群と謎の地下帝国カッパドキア 旅人ゴリラの生存報告トルコ編♯1

みなさんこんにちは。こんばんはの方はこんばんは。旅人ゴリラです。

前回までのヨルダンを飛び出して今回からはトルコ編!世にも不思議な奇岩群が見られるカッパドキアを目指します。

三大料理の一つに数えられているトルコ料理を持ち、アジアとヨーロッパを繋ぐ国であるトルコはどんな国なんでしょうか。
楽しみです!

というわけで、まずは首都アンカラに到着、そしてカッパドキアへ

アンカラの朝

ただアンカラは正直「普通の都会」で、見るところはあんまりないのでそのままスルーしてカッパドキアへ

アンカラからバスで約3時間半の道のり。
料金は464リラです。(=約2,500円:1トルコリラ=5.27円)
正確にはカッパドキアとはトルコ中部の地方の名前なので、目指す町はその中で観光拠点になっているギョレメという町。

トルコの車窓から

そういえば、世界史に疎いゴリラはトルコに着いてから知ったんですがトルコの前身であるオスマン帝国って凄いですね。
なんてったって全盛期の支配地域広すぎる!
北はヨーロッパのバルカン半島のほぼ全域、南はエジプトやイエメンまでたどり着いてます。
なるほどそりゃアラビア半島、エジプトから東欧までどこでもケバブが回ってるわけか〜。

撮影地 エジプトのカイロ

さて、そんな話をしているうちにギョレメ到着。

岩の谷間にあるギョレメの町

世界的な観光地というだけあって、小さな町ながら完全に観光地化されてます。

ならば早速観光!…といきたいところなのですが、さっきケバブの話もしたしお腹も空いてきたのでまずは食べ物探し。

トルコの代表料理のケバブといえば上の写真のようにくるくる回しながら肉を固めに焼くというのが普通ですが、ここギョレメにはそれだけでは足りなかったのか肉を壺に詰めて、トロットロに煮るという料理方法があります。

その名も壺ケバブ!(potty kebab)
安直なネーミングだな。

土器の壺が出てくる

早速注文すると↑こんな感じで壺に入ったまま出てきて、目の前で割ってくれます。
流石は観光地。観光客が喜ぶサービスがわかってるなぁ。

↑壺から出てきた中身はビーフシチューのような感じ。
そして、前評判通りじっくり煮込まれたお肉はトロトロで超柔らかい!

味もミネストローネに似た優しい味わいで肌寒くなってきた秋のギョレメでとても暖まる一品でした。
ちなみに料金は320リラ(=約1,700円)です。値段は観光地価格ですね〜。泣

夕暮れを見ながら束の間の贅沢

さて、そんなカッパドキアに来た目的は大きく3つ。

まず一つ目は気球です。

カッパドキアは世界的に有名な気球スポットで、奇岩群を背景に飛ぶ気球達は一生に一度は見るべき絶景と言われています。
なので、気球自体はエジプトのルクソールで乗ったということもあり今回は地上から眺めることに。

気球は日の出とともに飛び始めるので5時半に起きてまだ暗い町を走って丘の上へ。

待つこと30分。
6時ごろから一斉に気球が上がり始めました!

朝焼けの町に色とりどりの気球が美しい。
ここからは下手くそ写真家のゴリラが腕力に任せて撮りまくった写真たちをご紹介。↓

6時半ごろから朝日が登って気球もピークに

もし気に入った写真があればフリー素材ですので、是非保存していただけると嬉しいです。

ただ、朝日に照らされた町と自然と気球のコントラストは写真だけでは到底伝えられないほどの息を呑む絶景でした。

宿泊費が高いので、僕は一泊しかしませんでしたが気球はほぼ毎日飛んでるので絶景ポイントを探して何日か滞在するのも悪くないと思います。それぐらい見ていて飽きない。

さて、お次は奇岩群の見学。

ギョレメの近郊では他の地域にはない謎の奇妙な形の岩がたくさん見られます。

蝋燭みたいにも見える?
タケノコ?…はっ!たけのこの里はここだったんだ!
岩に穴を掘って人が暮らしていたんだから驚きです

さらには、丘の上の巨岩に人が穴を掘って城にしていたところまで。

ウチヒサール城。なんとなーくジブリ感ありませんか?

しかも、なぜこのような不思議な岩ができたのかはイマイチわかっていないみたいで、一説には古代核戦争の影響ではないかとまで言われています。

そして、そんな突飛な説を裏付けているのが最後の目的地である地下都市。

カッパドキアのカイマクルやデリンクユにはこんな奇岩群の下に巨大な地下都市が作られており、

デリンクユ地下都市

その中には水を確保するための井戸や共同炊事場、礼拝所に家畜小屋やワインの醸造所まで作られているんだとか。

炊事場?奥に倉庫らしきエリアもあります

広さも相当なもので、地下都市一つだけでも1万5000人以上が一度に入れるほど。

地下8階まで続いている階段

しかも、カイマクルの地下都市とデリンクユの地下都市は9キロも離れているのにそれを繋ぐ地下トンネルまであるそうです。

デリンクユ地下都市の断面図(デリンクユ市のHPより) アリの巣みたいです。

しかし、現代の技術を持ってしても作るのが大変そうな地下都市をなぜ古代の人は電気もない時代にわざわざ作ったのでしょうか?

何かから逃れるため?
地上が暮らせなくなっていた?
まさか核シェルターとして利用していた??

なんか背中がゾクゾクしてきますね。

そういえば、「カッパドキア」とは現地の言葉で「落ちたところ」という意味もあるらしいですよ…。

というわけで以上!
今回は少しテイストを変えて写真多めにやってみました!いかがでしたでしょうか?
カッパドキアは世界的に観光地というだけあって見応え十分!超オススメです。
僕は1泊しかしませんでしたが、1泊では全て見きることができなかったので2泊ぐらいするのがおすすめですね。

さて、次回はアジアとヨーロッパが入り混じる大都市イスタンブール!
先にネタバラシしてしまうと僕は今までまわった都市の中でイスタンブールが1番好きです。
ということで、その理由と魅力を少しでも紹介できればと思います!

乞うご期待!

PS.
ちなみに「落ちたところ」が由来というのはかなり眉唾物のようで、「カッパドキア」の由来はペルシャ語の「美しい馬の地」というのが有力みたいです。

そういえば、馬とは関係ありませんがカッパドキアの子犬はめちゃめちゃ可愛かったですね。
というか、世界中どこでも子犬は可愛い。

ダメとは分かりつつ、つい遊んでしまうこの魔力の方がカッパドキアよりも不思議かもしれません。

昔から動物にはモテるんだよなぁ〜。

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