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青い海!深すぎる森!帰れなくなりかけた大自然の島ボルネオ 初心者旅人ゴリの生存報告マレーシア編♯3

みなさんこんにちは、こんばんはの人はこんばんは。初心者旅人のゴリです。

前回のペナン島はアートを楽しむ「文化の島」でした。このままでは筆者のゴリラが進化してしまうので今回はバランスをとって「自然の島」です!

ということで行ってきました。ボルネオ島!

地図で見ると意外とデカい

ボルネオ島は南部がインドネシア領で北部に主にマレーシア領とその一部にブルネイ王国があるという構成で、島の固有種であるテングザルや幻の花ラフレシアが分布する大自然の島です。
向かうはその北端の都市コタキナバル。


ちなみに余談ですが、マレーシアってクアラルンプールがあるマレー半島はタイ等と同じ経度にあるのに標準時がボルネオ島の東端に合わせてあるので実は日本と時差が1時間しかないって知ってました?
なのでクアラルンプールなどでは日が落ちるのが遅くて、夜の8時過ぎでもまだ空が明るかったりします。その分朝も遅いので朝寝坊ができます。

地図で見るとマレーシアだけ時空が歪んでる

理由は旧宗主国イギリスが香港と時間を合わせるために無理矢理歪めていたのがそのまま残ってしまったかららしいです。

さて、そんな話をしているうちにクアラルンプールから飛行機に乗って、

コタキナバル到着です!

突き抜ける青空はさすが南国

コタキナバルはまさに海辺ののどかな地方都市といった感じで、全体的にゆる〜い空気が流れています。
海に行けば涼しい潮風と共に漁船だって浮かんでます。
いい景色!

ゴリラ的ベストショット

ん?漁船?

ということは市場がある!魚が食える!!

色とりどりのとれたて海鮮たち
巨大な伊勢海老だって並んでます

フィリピンでは豚が多く、マレーシアでも純粋な魚料理は食べられてなかったのでかなり飢えてましたね。(なんか変な魚料理はあったりもしたんですが)
しかもこの市場は裏に調理場もあって、買った魚をそのままその場で調理してくれます。

魚1匹で大体20RM(=約600円)
とれたての魚を料理もしてくれて600円は安い!

てきとーに目が合った魚を買って出てきたのがコイツ↓

調理は中華風(おまかせ)

顔を見るにハギの仲間でしょうか?味もそんな感じでしたね。白身の淡白な味とオイスターソースがマッチしててベリーグッド。
日本の味にも似てて懐かしさで涙が出そうでした。
正直、これまで「臭みの強い魚を香草と一緒に煮て無理やり臭みを誤魔化したスープ」とかが多かったのでこの味はほんと〜に嬉しかった。

デカァイ!!!

↑オイスターソースといえばバカでかい牡蠣もありました。
こいつは説明不要。この世のパラダイス。


あと、ここで食べていて面白かったのはビールですね。
マレーシアはイスラム教国なので基本的に飲酒は忌避されます。クアラルンプールでは普通に出てきてましたが。
なので、コタキナバルの市場のメニューには一切酒類はなく、僕もまあそういうものなんだろうなーと思いながら食べてるとおもむろに青年が近づいてきて、僕に小声で耳打ち。

「兄さん、アレいる?」
アレ?なんだ?やばいもんか⁈

アレだよ、、、Beer」

‼︎

魚も牡蠣も他に頼んでいた蟹も全部ビールに合う味だったのでそりゃもう全力で頷きます。

すると、足元にすっと置かれたのがこれ↓

中は缶ビール

生の異文化交流を目の当たりにした感じがして衝撃でした。
マレーシアはムスリムのマレー系だけじゃなく、人口の約4割が中華系やインド系なのでいろんな人が食事を楽しめるようにこうやって宗教の違いに配慮してるんでしょうね。

横に座っていたイスラム教のファミリーにバレないように袋に入れたままこそっと飲むビールもまた格別でした。

さて、海はこの辺にして、ここに来た目的は山です。

コタキナバルの郊外にはキナバル山という山を中心としたキナバル自然公園があり、そこには手付かずの自然が残されていて、珍しいテングザルやラフレシア、ウツボットウツボカズラが生息しています。

ゲットしに行くしかねぇ!
気分はポケモントレーナーです。

ということでコタキナバルでバイクをレンタルして山道をGO。
ベトナムでの反省を生かし、しっかりとガソリンメーターが動くことも確認して出発です。
(詳細はベトナム編♯5を参照ください)

道から見える山々が美しい


そしてアップダウンの激しい道のりを2時間走って入り口に到着!

ちなみに今回は普通にガス欠になりかけました。結局なにも反省してないなゴリラ

早速入山。

ジャングルっていっても自然公園だし1人で入っても大丈夫だろうとナメてました。

ナメてました。

まず道がわかりません。
地面が見えているところは道?水流れてるけど川じゃなくて本当に道であってる?っていう感じ。
それに親指大もあるようなデカい蚊もブンブン寄ってきます。
さらには霧まででてきて、

この時はマジでビビってた

公園内ですがマジで怖かったです。笑
人と全然すれ違わないし。
結局2時間歩いて出口をつけてた時は泣き入ってましたね。

その後も1日かけて色々歩いてみましたがテングザルもラフレシアもウツボットも出会えず。
多分本当に見つけるためにはしっかりとしたガイドを雇って2、3日かけて探すぐらいはしないとダメなんだと思います。
素人じゃ絶対に見つからない、というかそれどころじゃない。

結局戦利品といえば綺麗な水の写真とメスのクワガタを見つけたぐらい。

道です。
日本にもいそう。コクワガタでしょうか?

キナバル自然公園。すごいところでしたのでみなさんにもおすすめします。是非ガイドを雇ってグループでいきましょう。長袖長ズボンに虫除けスプレーも忘れずに。

散々でしたが帰りに綺麗な風景を撮れたので満足



さて、今回でマレーシア旅は終了ですがいかがだったでしょうか?
個人的には山あり海あり文化ありサテーありの楽しみのバリエーションの多さと治安の良さがマレーシアのいいところだと思います。
一人旅に慣れていない人にも胸を張ってオススメできる国ですので、一人旅興味はあるけど怖いな〜とか思ったら是非マレーシアを訪れてみましょう。旅が好きになれます。

さてさて次回からはそんなマレーシアを離れてついにインドへ上陸します!
マレーシアとは逆に一人旅の難易度が高い国ですが大丈夫でしょうか?

乞うご期待!

PS.
コタキナバルの道沿いでジャックフルーツを物欲しそうに見てたらおばちゃんが一切れくれました。

ジャックフルーツの解体風景

あまり観光地化もしてないし、人々も穏やかでやさしいし自然も綺麗な街、コタキナバル。
正直今まで訪れた街の中で1番好きです。

ジャックフルーツは独特の臭いがありますが強い甘味とサクサク食感で美味しかったです。
ご馳走様!

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