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資本主義は最悪の経済体系である。他に試みられ潰えた経済体系を除けば

資本主義は最悪の経済体系である。他に試みられ潰えた経済体系を除けば

 イギリスの元首相チャーチルの言葉「民主主義は最悪の政治形態である。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては。」をもじってあえて資本主義が現代社会を動かす経済体系として受け入れようとすればこうなるでしょう。残念ながら資本主義社会において必ず弱者が生まれます。現代日本の弱者とは日々の生活に困窮している人をはじめ、長く住んでいた家や地域で介護を受けられない人。親の介護のため離職せざるを得ず親の年金で生活している人。年齢や心身の問題で働きたくても働けない人。所得が低いので子供を産みたくても産めない人。奨学金の返済がまだ何百万とあるあるいは非正規で給料が低すぎて結婚が考えられない人など「自分の力のみでは社会生活を送るうえでどうしようもならないような困難にいる人たち」のことです。どうみんなが報われるか、私たちと一緒に考えてみませんか。
 社会生活を送るうえで「個人ではどうしようもならない困難を何とかする解決する手段」を決める仕組みこそ政治の重要な役割ではないでしょうか。幸いなことに日本は民主主義国家なので政治は本来多数派の意見によって動かされるはずです。しかし現状どういうわけか日本のピラミッド型社会の頂点で富を独占する少数派の「上級国民(マネーゲームに参加できるほど所得がありマネーゲームで資産を増やす人たち)」の利益が最優先される政治が行われています。これは予算という限られたパイの分配をめぐって世代間や異なる社会階層の間で奪い合いが行われ、いがみ合い、まとまりを欠いて上級国民にいいようにあしらわれてきたからです。一種の制約ある資源の争奪戦の勝者が「上級国民」ともいえましょう。そんな現状を打破しマネーゲームに興じる「上級国民」からより多くの税を徴収し財源というパイを大きくし世代間などの分配の割合こそ変えずとも分配される予算自体を増やし社会の底上げのための政治をするメソッドがあります。それは「ベーシックサービス」というものです。

 私ども「ベーシックサービスの勉強会」は慶応義塾大学の井出英策教授の提唱された「医療、介護、教育、障がい者福祉のすべてが無償」で提供され、「貯蓄ゼロでも不安ゼロな社会」を実現するための積極財政「ベーシックサービス」の実現を目指して活動しています。そしていま資本主義社会が抱えている弱者あるいは下級国民と呼ばれている人たちの「日々の生活・将来への不安」は消費税の廃止や減税では解決できず、低所得者などの生活困窮者に負担なく「上級国民」からより多くの税を徴収すべく消費税の税制や税率を変えて財源を確保すれば解決することができると考えています。 
そのため低所得者が実質消費税負担ゼロとなるよう低所得者の毎月の消費税負担相当額を毎月全国民へ還付して消費税の「逆進性」を解消すれば消費税は「最低限の生活必需品」以上にお金を使った分だけ税を払う「累進性の税」になります。そして消費税の税率を上げて確保した財源を用いて
・大学や高校などの高等教育の学費も高校までの教材費、給食費も無償化
・大学に進学を選択せず就労した18~22歳の労働者は保険料や税金を免除
・低所得者の女性男性幼児高齢者を問わず生理用品・食料品の実質消費税ゼロ
・妊娠した時点で胎児の人権を認めその生存権の保障のため児童手当10万を出産まで支給
・高齢者で介護施設へ入所を希望する方は住み慣れた自分の住んでいる市町村で待機なしに応能負担で入所
など社会で切実にニーズがあるのに財源がなく出来ていないことの実現を目指すべきなのです。

以上を読まれ私どもの会の活動に興味を持たれ、さらに知りたいと思われた方は以下のChange.org のオンライン署名のページもぜひご覧になってください。

消費税を「富裕税」にChangeしよう

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