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旅行?修行?長崎激坂マラニック

1月20日から二泊三日の長崎旅行
旅の目的は、長崎にある激坂を走破するマラニック企画に参加すること

そもそも長崎市の斜面は市街地全体の43%
半分近くが坂、傾斜の上に成り立っている。
そのせいか市内の商店街のアーケードには「長崎の坂道ギャラリー」なるものがある笑

ちなみにここに出てくる坂は一つを除いて全部上った

旅行の概念

旅行:よその土地へ行くこと。たび。
確かに旅行なのだが想像を絶する激坂の数々に
旅行≒修行となる1日だった

長崎激坂マラニックとは


長崎市内斜度ベスト10+2の激坂を坂ダッシュして《爆発する心肺》と
《鉄の味》を堪能し、移動はジョグで繋ぎながらお喋りを堪能、
『新 世界三大夜景』にも数えられる 長崎ニ大展望台で絶景を堪能、
平和公園、浦上&大浦天主堂、グラバー園、オランダ坂、眼鏡橋など、
長崎の世界遺産や有名観光スポットを堪能、数々のご当地グルメを堪能、
EXステージではスリリングなトレイル縦走を堪能、苦難の末に見事ゴールして達成感&ドーパミンをドバドバと堪能、帰宅後に極上の一杯を堪能して 〆るという、これでもか!とばかりに襲ってくる怒涛の堪能ラッシュに思わず『堪能飽き』を覚えるほどの堪能三昧を、なんと無料で味わえるという お得しかないマラニック


以上、主催の山口さんの案内転記
まずさ、山口さんの文章センス!LINEも毎回おもしろい
そしてなんとエントリフィー無料

絶景見て、観光して、トレーニングにもなって
こんなコスパ最強イベント珍しい

今回でもう6回目の開催らしく
九州全土から参加者がいて驚いた
みんな物好きだな(もちろん褒めている)

参加者はトレイルのマイラーや200-300kmのウルトラランナー
一方あたしはトレイルは30kmまでウルトラも100kmしかない
ヒヨッコなので震える(ビビって前日のお酒は控えめに)

スケジュール

7:00 道ノ尾駅 START
①8位 岩屋ひこうき坂 13.8°
②3位 赤迫こども園前の坂 17.1°
③9位 西浦上中横の坂 13.6°
④6位 丸善団地の坂 14.3°
◎浦上天主堂
◎平和公園 平和記念像
⑤7位 西坂 14°
◎日本二十六聖人記念館
⑥EX 日昇館別邸 紅葉亭の坂
⑦2位 諏訪神社長坂横の坂 18.9°
◎眼鏡橋
⑧4位 南高前地獄坂 15.8°
⑨5位 愛宕自動車学校下の坂 14.6°
◎鍋冠山 展望台
◎大浦天主堂(国宝・世界遺産)
⑩10位 グラバー園 第2ゲート前の坂 13.4°
◎オランダ坂
◎水辺の森公園→出島ワーフ
◎新長崎駅 →新県庁舎→三菱重工長崎(◎ジャイアント・カンチレバークレーン 世界遺産)
⑪1位 きゃあまぐる坂 20.8°
◎ 稲佐山山頂 展望台 333m(ショートカット直登ルート)
⑫EX 金堀激坂 最大斜度42°
◎岩屋山山頂 475.2m
道ノ尾駅 FINISH


お腹いっぱいすぎる激坂と思い出

はじめて長崎のJRを使い道ノ尾駅へ
だいたい一時間に上下線で1本ずつしかない
地元と同じくらい少ない電車

肌寒さはあるもののそこまででもない
(日中は15℃こえと1月とは思えない暑さでほぼ半袖で行動していた)

ぞくぞくと走れそうな猛者たちが集まってくる
前述したようにトレイル100マイラーとか200-300kmのウルトラランナーとかばかりだった模様

関東だと7:00前に日が上るけど長崎は夜明け前

主催の山口さん登場し、記念撮影してゆるっとスタート
スタートから200mくらいでいきなりコンビニ寄るし道間違える山口さん
漂う激ゆる感

こんな感じなら意外と大丈夫かもと思ったのも束の間
最初の激坂でかなりキツい
そして長い!この日は、短いって言ってて実際に短い坂はゼロ
(自動車学校の坂は700m以上あった。誰だ500mって言ったの)

スタートして7-8kmですでにかなりしんどい
え、あと35km以上あるの、、、
参加したことを若干(かなり)後悔しつつ付いていく

ほぼほぼ初対面なのだが参加者の皆さんと楽しく話させてもらう
皆さん優しい方ばかりでありがたい
途中、平山さんの名(迷)ガイド挟みつつエンドレスな登り返し

ほぼフラットな道がないから激坂じゃなくても基本的に上りか下り
山口さん「これはただの道です」
て、都内じゃ坂だよ!!!
途中から『ここはフラット』て唱えながら走る

たまに出てくるフラットな道ありがたい

激坂はほぼ滑り止めがついている
さすが激坂、滑り止めが傾斜のキツさを物語っている

愛宕自動車学校下の坂
諏訪神社長坂横の坂
日昇館別邸 紅葉亭の坂
とても風情があったドンドン坂

ここにあげていないEX坂もたくさん通る
山口さん「ここは激坂ではないです」
激坂だよ!滑り止めもついてるよ!!!
心の中で何回このやりとりを繰り返しただろうか

たまに口から漏れてしまっていた

平山さんからの差し入れのカステラアイス
鍋冠山からの景色も絶景

あれ?ここさっきここ来なかった?
というデジャヴが2回ほど
グラバー園の前に2回目戻って来た時は爆笑してしまった
あ、だから1回目で集合写真撮らなかったのか

目的地が坂だから登りきって降りて来ると結果的にそうなる
迂回したとしても同じ分岐に出る
しかし同じ坂もルートも通らない!笑

グラバー園からの1回目の下り

「つなぎのロードはゆるっと走ります」という話だったけど
平山さんの迷ガイドで時間を取りすぎた様で
おしてるから巻きます!とまあまあなペース

街の至るところにある隠れハート
ハートを見つけると「ハートは撮らんといかんば」と一旦もどる皆さま

ラストボスNo.1激坂「きゃあまくる坂」は傾斜が二段階
急に走れなくなる、そして長い

写っていないがさらに上下に長い、No.1激坂
稲佐山からも絶景

また1から登り返しかと思ったら迂回しながら稲佐山に登れるルートを案内してくれて助かった稲佐山の直登ルートは少し荒れていて走れる感じじゃなくってほぼ歩き最後のロードはキッチリ走らされました笑

実は一番キツかったのが、稲佐山から岩屋山までのロード
数キロをノンストップで下って(かなり膝に悪いw)

ほんとに最後の激坂 EX金堀激坂


EXの金堀激坂を上り(最大斜度42°ってどういうこと!今回一番の激坂)
なんとか上りきり、落ちたら一発アウトの階段を下り

急すぎて笑った階段

北高前までの果てしなく感じる上りと下りをノンストップで走りきる
長かった。先が見えないとツラい
ここは思わず山口さんに「シンドいです、、、」といってしまった。反省

北高あんぱん

北高前のデイリーでは焼き立ての豆パンを補給。うまい
なんと山口さんから『北高あんぱん』を頂いた。
あんバタならぬあんクリーム。沁みる

しっかり補給したらラスボス岩屋山の直登ルート
激坂終わったって思っていたら、まさか最後は『壁』

岩屋山の直登ルート

息が上がりっぱなしで、進んでいる感じがしない
こんな岩屋山知らない!!半泣きだった

お腹いっぱい堪能出来るとは聞いていたが
もう口から何か出そうなくらいの堪能具合

ただ、やはり登った先は絶景

当然、岩屋山からも絶景


今回は絶景に次ぐ絶景
本当に己の天気パワーには驚かされる
今のところほぼ負けなし(長くなるので、この話はいつか別でしよう)

天気予報ではずっと雨くもりの予報だったのに
当日の天候はピーカンで途中から半袖で走った
1月とは思えない陽気

そして岩屋山の下山ルートがまたキツめ
前日の雨でぬかるみ、絶妙に走れないコース
強い方ならいけるんだろうが慎重によちよちな感じで下山
不甲斐ないが安全第一

岩屋山からスタートの道ノ尾駅までのロードは元気よく走り切る
そう、ゴールが見えているから!

GARMINのログ

なんとか途中離脱せずに走り切った
距離46km 累積標高 2,000m
8割以上ロードでこの累積笑える、いや笑えないか

スケジュールの関係で途中離脱してく方々が
正直裏ましいと思った(これは秘密)
3回目の長崎で全く知らない顔を見ることが出来た(もしかしたらこれが本来の長崎の顔なのかもしれない)

一本一本坂の前で
「出し切りましょう!」と楽しそうな山口さんよかったな
ほぼ誰も月9を見ていなくて途中から解説やめてたのも笑えた

「お待ちかねの激坂ですよー!」とても楽しそうに声かけ中の山口さん


観光も出来て運動も出来て補給以外無料
コスパ最強イベントの魅力が少しでも伝わると嬉しい
写真だと傾斜が伝わらないのが悲しい

ほんと楽しかった!エグかった!
皆さん強すぎる!あたしがんばった!

山口さんはじめご一緒した皆さま
ほんとにありがとうございました

次はもっと坂でついてける様に精進します
来年もまた記事をかけていることを願う

数少ない2ショット

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