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Legacy Challenge32 2023/7/22優勝レポ

1.はじめに

 こんにちは。7/22のLegacy Challenge32で、運良く優勝することができました。Twitterでいいねやお祝いの言葉を下さったみなさん、ありがとうございます。
 今回は各マッチの内容を振り返りつつ、その際の思考などを残していこうと思います。長くなりますが、良ければお付き合いください。

2.使用デッキ

 先日リーグで3連続5-0を果たしたナヤデプスを持ち込みました。チャレンジに参加するにあたって、サイドの封じ込める僧侶を外科的摘出にしてみました。理由としては、
・土地サイクリング+再活性のパッケージを積んだデッキの増加
・相手のソープロを抜くことでデプスコンボを安全に通したい
・グリデルやデスシャドウなど、オーク入りのクロパ流行によりスニークショーが減少していると判断
・逆にオークに強い土地単が増えると予想
となります。

3.各ラウンドのハイライト

R1.Abzan Depth ✕✕


G1.初手にアーバーとメイズ、モックス。マナベースに不安はあるものの、開墾者とソープロ、エンディングもあるため何とかなるやろキープ。
……アーバーをオークで潰されて以降死ぬまで土地を引かず。

G2.生物に除去を連打され、その後の引きが弱く何もできずに負け。早々に後がなくなったため、せめて参加費は取り戻そうという気持ちで次に備える。

R2.Reanimater 〇✕〇

G1.先手で開墾者スタート。相手は沼から囲いで「げ、リアニかあ…」となるも、そこから走られることなくターンが帰ってきた上ドローが忍耐。後は構えつつ女神降臨まで繋いで勝ち。

G2.初手に忍耐とサージカルがあるハンドでキープ。しかしリアニとか関係なく月メイガスを出されて動けない間に殴り切られる。

G3.相手1マリ、こちらは初手に3枚の開墾者+ソープロ。祈りながら初手開墾者スタートすると、無事にターンが帰ってきたので一安心。最初のリアニをボジューカで止めた後、残りの2体も追加してジェットストリームアタック。そのまま勝ち。

R3.Doomsday ✕〇〇

G1.相手「hi.gl&hf!」の挨拶。俺は知ってる、この挨拶をしてくる相手は9割方コンボであることを!
……案の定初手親身の教示者から2ターン目に最後の審判。アア、オワッタ……!

G2.相手1マリ。こちらは初手にモックスから開墾者と耳の痛い静寂を展開。考えうる最高のスタートを切る。相手は1ターン遅れて教示者から審判サーチ。こちらのエンドに悪霊サイクリングで引こうとしてきたのでサージカルして妨害。勝ったなガハハと歯を見せたら次のターンに何事もなく審判をプレイされ真顔になる。しかし返しのドローが輪作!元々あった不毛と合わせて相手の土地を枯らしたところ、これが相手のプランを崩したらしく何とか勝ち。

G3.相手ダブマリ。ペタルから思案で土地を探すも見つからず、その間に静寂とアウフで縛り殴り切る。
 不利なコンボとの2連戦を制し、気持ちが上向きになる。今思うとこれがいい方向に働いていたのかも。

R4.Grixis Delver 〇✕〇

G1.初手に森知恵2枚の初手をキープ。しかし1枚は囲い、もう1枚はデイズされる。しかし相手のクロック展開が遅く、その間に除去やら聖遺やらが間に合って勝ち。

G2.こちら1マリ。相手は1、2ターン目に順調にクロックを出した挙げ句、3ターン目には狡猾の宮廷というブン回り。更にこちらの動きにもしっかり解答を持っておりさすがに負け。

G3.こちら1マリでソープロとモックス、あとは土地という初手をやむなくキープ。しかしソープロは囲いで抜かれ、引いてきた聖遺にはカウンター。こちらのハンドには何もなくなるが、相手は素引きしたステージデプスが止められず濁浪を立たせざるを得ない状況。狡猾の宮廷を出してきたところで、こちらはフェッチからアーバーを出し、女神と合わせて殴り統治者を奪う。ハンドアドでも優位に立ったところで相手投了。

R5.Dimir Death Shadow 〇〇

G1.こちらの初動森知恵、相手はオークで対応。オークへのソープロに対してWillを切ってくるも、そのお陰で後続の生物が通り勝ち。

G2.相手はカウンター主体のハンドだったらしく仕掛けてこない。こちらは忍耐やラムナプにデイズを切らせた後、聖遺へのWillを赤霊破で打ち消し通す。結局これが除去されず、そのまま勝ち。ナヤの優位性を感じられるゲームでした。

R6.Dimir Death Shadow ✕〇〇

G1.除去にビビって森を護る者からプレイするも、これが悪手。オークと不毛で土地の数を絞られ、後続の濁浪に対処できず負け。

G2.相手の土地を不毛で割ったら、それ以降土地を引かれずそのまま勝ち。

G3.相手はトロールサイクリングからの再活性、しかも相殺まで貼ってくる。幸いにもステージデプスが揃っていたため、確実に通すためにゼニスから森を護る者を出したところ返しにオーク。学ばねえなお前!しかも不毛でステージを割られ絶体絶命。しかし祈りながらプレイした輪作が打ち消されず、女神降臨で勝ち。

 7位抜けでSEへ。この時点でQPが20あったため、TOP4以上を目標としていました。

SE1.Rakdos Painter 〇〇

G1.相手の初動は2ターン目のペインター。コンボを警戒しつつ女神降臨まで繋げて勝ち。

G2.技師が墓地の大焼炉を釣ろうとするところにサージカル。更に活性の力を2枚引き、鏡割りと月を割って相手の思惑を悉く潰す。最後は女神をミンブーでシュート。超!エキサイティン!

SE2 WorldGorger Combo 〇〇

G1.相手先手1ターン目にシェオル。2ターン目にはトロールを動く死体で釣り上げられる。しかしこちらもモックス経由で2ターン目に出した聖遺から、迷路→カラカスと繋いで捌き、ラムナプ+不毛で土地も枯らす。最終的に相手の場にトロール以外のカードがなくなり、女神を出して勝ち。

ここから
ここまでもっていく。土地デッキの真骨頂

G2.相手ダブマリ。初手の囲いでこちらが公開したハンドは静寂、ソープロ、あと土地。ソープロが抜かれ、こちらは静寂を出す。相手は2ターン目に潜伏工作員。そのままビートされるかと思ったが、こちらが聖遺を引き込むと睨み合いに。
 相手、こちらのエンドに納墓からエコーをサーチ。こちらはサージカルを握っていたが、静寂があるため通し、代わりにコンボを潰すため納簿を抜いておく。(ここで相手のデッキに世界喰らいのドラゴンを発見)エコーでソープロを引いたため、工作員をどかして女神降臨。

SE3 Boros Initiative 〇〇

G1.相手先手1ターン目に地下探検家。ここに来てイニシアチブか!こちらは返しにモックス、フェッチと展開し、探検家にソープロ。さて、相手の後続は……血染めの月!普通ならキツいが、この状況ならクロックでなければOK。フェッチからアーバーを出してイニシアチブを奪う。相手はそのままクロックを置けず、こちらは聖遺を連打して勝ち。

G2.相手は墳墓からチャリスでスタート。返しに不毛で墳墓を割ると相手の動きが止まったため、その間にこちらは土地を伸ばす。相手は月を貼った後、エオルの家の子よ!で統治者になろうとするが、こちらのハンドには初手から握っていた活性の力。月を割って忍耐でトークンをブロック。更にミンブーを追加してマウントをとる。相手は2枚目のエオルをプレイしてミンスクを落とすも、ブーは健在。クロックで勝るこちらが押し切って勝ち。

4.おわりに

 というわけで、R1の負けから8連勝で優勝できました。苦手なコンボがマリガンしてくれたり、こちらの引きが単純に強かったりと、総じて運が良かったです。TOP8中6デッキにオークが採用されている中で、決勝に残ったのがオークなしの2デッキというのは興味深い結果だと思います。
 最近オークを採用したアブザンデプスをよく見ますが、パイロや赤霊破をとれるナヤもまだまだいけます。R5のデスシャドウとのマッチのように、オークで相手のドローを咎めるより自分の動きを通した方がいいと思う場面が多いです。(アブザンには囲いがありますが、デルバー相手に入れるのは躊躇われます)
 また、リーグで様々なデッキと戦ってきた経験も大きな力となりました。私はナヤデプスを使っておよそ1年半になります(なお、聖遺との付き合いはかれこれ6年以上)が、時間をかけて自分のデッキと環境への理解を深めれば、このように結果を残せるという自信を持つことができました。高額なカードが多く、おいそれとデッキを乗り換えられないレガシーですが、だからこそ経験と知識は重要です。この記事を読んでくださった皆さんは、どのようなデッキを使っているのでしょうか。プレイヤー次第で、そのデッキはもっと輝くことができるのかもしれません。

 それでは、今回はこの辺で。
 ここまでお読みいただき、ありがとうございました!


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