農閑期に刃物のメンテナンスを‼刃は「〇〇」を付けて研ぐと切れる/知らぬは一生の損‼

鎌やナタなどいくら研いでも元の切れ味に戻らないという経験はありませんか。原因は刃先に砥石がうまく当たらず、研げていないからです。

ユーチューブの動画で「刃の研ぎ方」が紹介されていますが、砥石を刃物に対して直角に当てる研ぎ方をよく目にしますが、素人がそんな研ぎ方をしても刃は付きません。

理由は簡単。砥石を直角に当てて研ぐと上下のブレが出て、肝心の刃先に砥石が当たるところと当たらないところが出来るからです。これではいくら研いでも切れる刃にはなりません。

ではどうするか。砥石を刃に対して45度くらい振って研ぐのです。そうすることで砥石の当たり面が刃物に対して長くなり、研ぐ角度も一定になり刃先全体を研げるのです。また、研ぐのも楽です。

【砥石の選定】
砥石は普段使うものは「中砥石」でよいと思います。
荒砥石は刃こぼれや刃先が極端に丸みを帯びているなど荒療治が必要な際に使用すると考えてよいでしょう。仕上げ砥石は包丁など細かい切れ味を求められる場合に使用すればと思います。

【刃物の研ぎ方】
1.砥石を10分前後水に漬ける。
2.刃に対しての角度は15度くらいつけて砥石が刃先に当たるようにする。
3.研ぐときは砥石と刃の角度は45~60くらい斜めに振って研いでいく。
4.その際に砥石は縦方向いっぱいに使って研ぐ。
5.刃先に返り(バリ)がわずか出るまで刃全体を研ぐ。
6.返りは砥石を軽く当て取り除く。(包丁は新聞紙を広げ刃先を当てても取れます)

農閑期の今なら時間も取れます。来る時期に備えて準備しておきたいものです。


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