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これで分かった・メロン栽培のポイント収穫前に枯れる原因はこれだ‼【前編】

▲メロン栽培の失敗事例
メロン栽培の失敗で多いのは何と言っても、玉も大きくなり収穫も出来そうだと思った頃、急に葉が萎れ、つるが枯れていく。もう悔やしいったらありゃしない。悔しい、悲しい、無残のかぎりである。

大雨で根が傷んで水分、栄養分を吸い上げられなくなって、蔓枯れを起こしているのだとばかり思っていたのだが、どうもそれだけではないようだ。

根腐れ以外の最も見逃してはいけない原因は、タネ蒔き以降の栽培管理や、土の問題が徐々に蓄積した結果なのである。果実が付いたころ根が十分に張っていなかった。土が固かったり水分が多過ぎたり環境が不適切だった、病気に感染していたり、原因はさまざまのようである。

▲性質を理解することが成功への近道
①茎と根の仕組み
・メロンは水を与え温度を高くすると葉は大きく茎も成長し徒長しやすい。
・一方で水分を減らし換気をすると葉もコンパクト、茎も太くコンパクトになる。
徒長している時は根の成長が遅れ、地上部がゆっくり成長するときは根の成長が促される。

②根は過剰な水分と低地温がキライ、葉は水キライ
・メロンの根は多くの酸素を必要とし、水に浸かると根腐れを起こしやすい。
・地温12℃下回ると生育が停止し生育不良となる。
・メロンの葉は水に濡れると乾きにくいため病気になるリスクが高い。

③果実の充実と株の成長は相反すること
・雌花の充実や果実をよくしていくことは、株の成長を鈍らせることで促される。
・一方で葉や茎の成長を促すことは、雌花や果実の内容面での充実を妨げる。
※雌花や果実に傾きすぎると萎れ枯れ死につながり、株の成長を活発にし過ぎると着果不良や肥大不足、裂果や発酵果の原因となる。
 
メロンの突然死は梅雨明け後の真夏の太陽にさらされ始めたころに起きることが多い。私は梅雨の大雨で根を傷めてためだと思ってきた。排水性と畝を少しでも高くすることにばかり力を注いできたが、それだけではないことが今回調べていて判明。
 
今年はメロンを本格的に栽培したく農閑期の今、出来る限りの情報を得るべく日々パソコン画面と睨めっこ。なかなか希望する情報に出会えないものですが、昨日は良い勉強をさせていただきました。
 
※本記事は大和農園さんの「もっと知りたい野菜づくり」~メロン編~WEB記事を参照にさせていただいています。お礼を申し上げます。
 
「根を張らすための土づくり~収穫まで【後編に続く】」

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