おっかない話ではありません。
人間っていつ、「星」になったら幸せなんだろう、
そんな話です。

女性あるある願望かもしれないけど、
美味しい物をたべて、温泉にはいって
マッサージされながら、死にたいわ～♪　ってやつ、
少しわかる。
しかし、温泉もマッサージも好きじゃない自分は
やっぱり、好きな音楽を聴きながら
高揚感にしびれながら、死にたいのだ。

まだスタンディングライブに行けていた若い頃、
スピッツのライブ中、本気で思った。
今ここで、死にたい。
死にたいくらい、幸せだった、ということです。

いろいろな方のライブに行ったけど
死にたくなるくらい、幸せを感じたのは
スピッツだけでした。
前半までは、全集中していたけれど、後半、
次第にライブが終了に近づいてゆくことが
かなしくて、せつなくて、時計ばかり気になって
まだまだ草野さんの歌を聴いていたくって
この時間が永遠にならないか、と思った時
突如わいてきた、死への願望。

しかし、奇跡的にこの場で倒れて、救急搬送になったら
みんなに大迷惑をかけることになるし・・
そもそも、どうやったら倒れる、もしくは死ねるんだ、
そんなこと考えるよりも、今は歌に集中しないと・・

ライブ後半からこのようなアホウなことで
頭がいっぱいだった私は、今おもうと、
せっかくの尊い２時間を充分に楽しめなかったのかも。

でも、それ以上に素敵すぎる思い出を
スピッツのみなさんからいただきました。
人間って幸せすぎると、まだ生きていたい、よりも
むしろ死にたくなるのかもしれない。

ちなみにですが、
ボーカル、草野さんの生歌、半端ないです。
うますぎて引く、異次元レベルです。
生歌を聴いて、無礼ながら
あ、ＣＤとほぼ同じだと、思う歌い手さんもいますが
草野さんははるか想像の上、宇宙を感じる歌声です。

あと、リズム隊の皆さんが奏でる生演奏も
マジ、ハイクオリティ。
要するに、やっぱりスピッツは「神」でした。