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안 영학選手

僕が大好きなサッカー選手はアン ヨンハ選手です。プレースタイルから人間性すべて尊敬できるし、目指す選手でもあります。
そして今回はそのヨンハ選手との出会いをここで書きたいと思います!
結構レアな話なのでぜひ最後まで読んでください!

僕はこれまでいくつものJクラブに練習参加させてもらった!このJクラブ練習参加の話はまた別でnoteに書こうとおもう!かなり貴重な話なので近日楽しみに✌️

話をもどします。

たくさんいった中ではじめて練習参加したクラブが横浜FCだ!
当時、僕は高校3年生で横浜FCはJ2に所属していた。朝鮮大学進学が決まっていたなかで高校のサッカー部後援会の先輩たちが動いてくれて、練習参加の機会をもうけてくれました。
本当にありがたいことだし自分にとって特別な機会でした!

金、土、日の3日間の参加になった。
日曜は松本山雅との練習試合だった。

高校の監督と2人で新幹線で横浜に向かいいよいよ練習参加の日がきた。選手より少し早めに到着したのでロッカールームでまつことに。
ロッカールームまでの道のりでグラウンドをみると1人の選手がシュート練習をしていた。
キングカズだ!誰よりも早くきてトレーニングをしていたのだ。あの歳でもトップレベルでできる要因は間違いなく人一倍の努力なんだと初日目で気付かされた。

そして、ロッカーで準備をして待っているとどんどん選手が入ってきた。
キングカズもトレーニングを終えてロッカーに戻ってきた。
数分してヨンハ選手が入ってきた。
僕は真っ先に立って挨拶をしよろしくお願いしますと大きな声で言った。
するとみんなに紹介するといいわざわざ僕と一緒にロッカーにいる選手たち一人一人に挨拶しに連れて周ってくれた。
1番初めにキングカズのところに連れて行ってくれて、「在日の後輩なんです!よろしくお願いします!」と言ってくれたのを今でも鮮明に覚えています。

そしていよいよ練習が始まった。
土曜がJの試合だったので前日のこの日はボール回しから始まってセットプレーの確認をした。

ボール回しも衝撃だった!
中に入ったらなかなか外に出れない。みんなうまくてボールを取れないからだ。笑
けど逆に回す方になると今まで強く蹴ったらミスになってたのが気持ちいいくらいに通る。
今まで制限してたパススピードも全力を出してもしっかりトラップしてくれる。こんなにプロの世界は楽しいのか!って思うくらい一つ一つの練習から刺激をもらった。

そしてセットプレーゲームだ。
ここで今でも忘れることのない衝撃的なプレーがあった。
僕はサブ組のほうに入れてもらいプレーした。まだ体格も小さかったのでこぼれ球の位置でまっていた。
コーナーキックから相手選手がクリアしたのが自分のところにこぼれてきた、セットプレーゲームとはいえ点を決めたらアピールにもなるし、ここぞといわんばかりに思いっきり右足を振り抜いた!そしたらゴール左隅に飛んでいき完全に入った!と思った。。。
そしたらヨンハ選手がそのボールに飛び込んできて頭でクリアした。
チームメイトから「ナイスクリアー!!」の声が飛び交った。
あの時の高揚感は今でも心に残っている。
前日で、怪我のおそれもあるのに頭を躊躇なく出す。体を張れば失点を抑えれる、そのためにならなんでもできるというような気持ちを前面に出したプレー。練習を本気で取り組まないやつが試合で活躍できることなんてありえないと教えてくれるプレー。
そしてなによりプロの世界は甘くないぞと教えてくれるかのような魂のはいったプレーだった!!
その後もたくさん良いプレーをだせたけどもこのプレーの衝撃が頭を離れることはなかった!

そしてこの日はヨンハ選手の誕生日でもあった。
練習終わりに一言いったのだがそれもまた自分の心に響いた。
「この歳になってもサッカーできることに感謝してチームのために全力で走って戦って泥臭く魂持ってプレーします。」
プロの最前線でプレーできている理由がわかった。技術だけじゃない、他の選手がやりたがらないようなこともチームのためならと喜んでプレーする姿勢、練習に取り組む情熱、そして何より誰からも尊敬信頼される人間力!
ヨンハ選手のすべてに魅了された日だった。

土曜は残ったメンバーでゲームなどをして最後の日曜を迎えました。
当時J3の松本山雅。ヨンハ選手含め前日のリーグ戦に出た選手が見守る中キックオフ!
自分は後半の途中からの出場でした。キングカズと交代。逆サイドにいたカズさんは僕と交代とわかるとわざわざこっちのサイドまで走ってきて、「全力でアピールしてこい!」と背中をポンと叩いてくれた!

試合は1-1の引き分け。良い場面、決定機もたくさん作ることができましたが勝ち切ることはできなかったです。そして終わってクラブハウスでヨンハ選手とカズ選手と3人で食事を食べることに。そこでも本当に貴重な話をしてもらい自分にとってこれから大学に行ってプロ目指す上で大切なことが詰まっていた時間でした。

その出会い以降、ヨンハ選手は僕のことを覚えてくれて会うたびにサッカーがんばってるか?魂もってプレーしてるか?って気にかけてくれています。

最後に!!
ヨンハ選手が言う言葉があります。
【夢は叶う】
大学を浪人しそっから人一倍の努力をしプロの舞台までのぼりプロで素晴らしい活躍をして在日サッカーの未来をつくったヨンハ選手が放つこの言葉。
夢は叶う。それは努力なくしてもちろんありえないことだというのを体現し証明したヨンハ選手のサッカー人生。
自分にとっていつまでも目指すべき目標であり、ヨンハ選手のようにチームのためにすべてを捧げれるプレイヤーであり、誰からも信頼される男になりたいと思います!

これからも魂もって頑張ります!

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