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Japan Mobility Showで感じた悲しい話

皆さんこんにちは。東京モーターショー改めJapan Mobility Show(以下JMS)に行ってきた者です。某感染症の影響で4年ぶりの開催?となっているらしく、比較的遅い時間でも結構な混雑をしておりました。まあ華やかな部分は無限に記事がありますので、個人的に感じた残念な点を挙げていきたいと思います。


1.出展している海外メーカーが少ない

これは正直以前から思ってはいたのですが、出展している海外メーカーってBMWかベンツくらいなのでは?…確かにJapanって書いてありますけどそれって日本メーカーばっかりという意味ではないですよねと言いたくなってしまいます。
個人的にはやっぱりフェラーリとかランボルギーニとかケータハムとかロールスロイスが見たかったのです。
上海モーターショーでは
シボレー、アウディ、VW、現代、ボルボ、ミニ、ジャガー、ポールスター、RR、ベントレーなどなどが出展されており、比べてしまうと世界的に日本の市場が小さいことがわかってしまいますね…

2.なぜ左ハンドル?

というコンセプトカーが結構並んでいたように見えます。例えばマツダのコンセプトカーですが、普通に左ハンドルでアメリカや中国をメインにしているのかなーと感じてしまいます。

表面がぬるぬる過ぎてCGのようになっているロードスターのEV版のような車両。当然のように左ハンドルである。

トヨタの新しいEVスポーツは遠くからしか見られなかったのですが、これも左ハンドルですよね?メーターの位置的に…

トヨタの新作スポーツカー。左ハンドル何だろうが、こちらに関しては逆立ちしても買えない値段になると思われるので日本で売ってなくてもいいかなと。

ホンダのSUVも左ハンドル…

当然BYDなんかは左ハンドルですね。日本で売っていない車両ですので…

まあ市場の大きさ円安を考えると海外で売れる車両を作るというのが自動車メーカーとして正しい選択なのでしょうが、せめて日本のメーカーくらいは右ハンドルで作ってよと思ってしまいました。

3.BYDの車ええやん

という事です。まあ、信頼性や地政学的な問題があったりするとは思いますが、ぱっと見でこれくらいの性能があれば十分だろうと思うレベルのスペックがありました。また、新しいというか最近話題というかその影響もあって大変混雑しておりました。
振り返ってみると白物家電、テレビ、半導体、スマートフォン次々と中国や韓国に抜かれてしまっていますが、これと同じことが自動車でも起こってしまうのではないかと不安になってしまいますね。

もちろん細かいところを指摘すれば例えば下の写真のようにボディーと充電リッドの色が微妙に違うとか

左:充電リッド、右:ボディ

バンパーとボディの色が違うなど

上:ボディ、下:バンパー

ありますが、まあEVで400万円程度なのでそんなものかというレベルではないでしょうか?

お姉さんには申し訳ないのですが車が隠れてしまっています…

上のセダン型のEVなどは値段はまだ出されていませんが、テスラをちょっとゴテゴテさせた感じで個人的には結構好みだったり。あとはタンクターンとかいうその場で360°回転する機能だったり。
まあ正直これに関してはあってもなくてもどうでもいい機能だと思うのですが、1台の車両に4つのモーターを積んで独立して制御している車って日本のメーカーでは作ってないですよね?

中身の展示ではこんなものが。8in1のユニットとか何が8なんだかはわかりませんがなんかすごそう()。十徳ナイフ的な感じしますね。

あとはリン酸鉄リチウムイオン電池を使っている点は大きい気がしますね。三元系のバッテリーよりも瞬間的な出力の上限は低いですが、そもそもEVなんざパワーが有り余ってますし、それよりも寿命が数倍というメリットの方が大きいでしょう。

まとめ

このままでは日本沈没の恐れあり。
スピード感のある開発求む。
以上!


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