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初心者がFXで失敗しがちな理由と避けるべき落とし穴: 成功へ向けた具体的なステップと戦略を徹底解説


1.FXとは

FX(外国為替証拠金取引)は、異なる国の通貨を売買し、為替レートの変動から利益を得ることを目的とした投資手法です。

ある通貨を上がることを予測「低く買って、高く売る」ことをロング、逆に、「下がったら儲け、上がったら損失」のポジションを取ることをショート、の2パターンで利益を追求します。

FXはレバレッジをかけることにより、少ない資本で大きな取引が可能ですが、その分リスクも高くなります。

2.レバレッジとは

レバレッジは直訳すると「てこの原理」です。

例えば、レバレッジが10倍であれば、10万円の資金で100万円分の通貨を売買することができますが、レバレッジは高ければ高いほど、剣が二つの刃を持つように、リスクも大きくなります。

取引で予想が外れれば、手持ち資金以上の損失を被る可能性もあります。例を挙げると、100万円分の取引をして、価格がわずか1%動いただけでも、手持ちの10万円の10%にあたる1万円の損失または利益が発生します。

しかし、難しく考えず、レバレッジを効かせることによって大きな利益を埋める可能性もあるが、レバレッジが大きくなればなるほど、リスクも増大すると考えてもらえればOKです。

3.日本のFX市場の特徴

日本のFX市場は世界でも特に活発であり、多くの個人投資家が市場に参加しています。但し、日本金融庁による厳格な規制がありレバレッジは最大25倍(2023年4月現在)に制限されています。

昔は100倍(もっと高くも設定出来た記憶がありますが)と高いレバレッジを掛けられましたが、過激なトレードによる借金が社会問題にもなり、現在の25倍へ制限されました。

また余談ですが、日本のFX業者は顧客の資金を信託保全しており、企業の破綻時も投資家の資産が保護されるようになっています。

4.初心者がスタートする前に

FX取引を始める前にいくつかのステップを踏むことが重要です。まず、市場の基本的な仕組みを理解し、自分自身の投資スタイルとリスク許容度を設定してください。

はっきり言うと、FXで重要なことは投資スタイルの確立のみです。FXの初心者にありがちなのは、ちょっと価格が変動しただけで利益確定して、何度もポジションを変更してはトレードを繰り返すという、行き当たりばったりのトレードをしてしまうことで、もっともやってはいけないトレード方法だと考えています。

また、一度ポジションを取ったら画面は見ないようにすることがすごく大事。不慣れな最初の内は一日に何回も画面をみては一喜一憂してしまいがちですが、画面を何度も見返しても結果は変りませんし、FXのことが頭から離れなくなって、仕事にも影響しがち。

画面を見ないようにするということは、適切なレバレッジとポジションを取れているという自信を見につけることができますし、極めてドライに投資を行うための姿勢を養うこともできます。

もちろん、急激な変動にも対応できるよう適切なロスカットの設定をするなどテクニカルな手法はいくらでもありますが、まずはポジションを取ったらあとはほっておく位の姿勢で取り組むことがほんとに大事です。

5.リスク管理

FX取引では適切なリスク管理が成功の鍵を握ります。投資する資金は、失っても生活に支障がない範囲に留め、取引ごとに設定する損失許容額を決めておくことが重要です。

FXに限らず投資全般に言えますが、特に短期・中期でのトレードが主となるFXでは勝ち数に価値はまったくありません。誰でも最初にやってしまうのが「小勝ち」を沢山重ねて、「大負け」一回で再起不能なまでの損失を被ってトレードが失敗に終わってしまう経験。

テクニカルな手法はいくらでもありますが、とにかく再起不能になるようなナンピン買い付けや塩漬けは絶対でやめましょう。自分の予測から外れた場合には、感情は抜きにして速やかに損失確定させられるかが、トレードで成功できる秘訣と言ってもいいと思います。

FXの世界では、大変動が必ず数年に一度あります。(リーマンショックやイギリスのEU脱退。ウクライナ戦争もそうですね)そして、その変動は一瞬で暴落、暴騰するので冷静に判断できることは無いと思います。

なので、極めて機械的にロスカット設定しておくことが重要で、いかに損失を最小限にしていけるかが、FXで生き残れるか鍵を握っていると言ってよいと思います。

6.継続的な学習

FX市場は常に変動しており経済指標の発表、政治的な出来事、市場のセンチメントなど、様々な要因が為替レートに影響を与えるため、これらの情報を追いかけ、分析する能力が求められます。

しかしながら、長年FXをやって思うことは専門家のいうことはまったく意味が無いということです。むしろ、みんながこれ以上円安にならないと言っている時こそ、予想をはるかに上回る円安になります。

そして、予想をはるかに上回る円安にトレーダーが耐えきれなくなった時に反転して円高に急転直下するという具合に、はっきり言ってファンダメンタルズという外的要因から、価格変動を予測するのはほぼ不可能だと思っておいてください。

だからこそ、専門家の言いなりにトレードするのではなく、自分なりの理論・トレード手法を確立することがFXで成功できるかの鍵を握っているのだと考えてください。

まとめ

FXに限らず、先物取引、仮想通過など投資先は沢山ありますが、FXを投資として考えるのであれば、レバレッジは精々2倍が限度だと思います。

一攫千金を狙っておこなう投資は投資とは呼ばず、投機です。投機では最大限にレバレッジをきかせて、最大限のリスクの中、大きく勝てる可能性はありますし、海外のFX会社であればレバレッジ数百倍という会社もあります。

仮想通過にしても、乱高下の激しい価格変動で大きく勝てる可能性はあると思いますが、結局のところレバレッジ無しの長期トレードがもっとも勝てる可能性のある、ある意味王道の方法だと長年トレードだち思っています。

とはいえ、人それぞれのスタイルで楽しむのもトレードの良いところだと思いますので、色々な情報を収集して、自分なりのスタイルを確立する為の一助になれれば幸いです。

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