私は料理を作ることが苦手である。専ら食べる専門だ。
それでも現職では昼ごはんを食べる際のお店が限られること（尤も前職でもそれは同じであった、所変われば欲する/見えるものは変化する）、もっと落ち着いてぼんやり空を見ながら一服する時間が重要なので、自分でサンドイッチや握り飯、弁当を作り持参している。

食べる事で好きなのは、小さな発見。

カルボナーラに柚子胡椒+、この時に好きになったが如何せんその他の使い方等を調べず、「柚子胡椒購入」を保留にして2年ほど経っている。

そんな中最近スーパーで発見したのは、幼いころからのお馴染み、三島食品の「ゆかり」に仲間がいたということ。「あかり」「かおり」「ひろし」「かつお」「うめこ」「しげき」「鮭ひろし」。
なおしげきは私の大好きなわさびである。というかすべてすきな食材がふりかけに変貌を遂げ、尚且つちびまる子ちゃんに出てきそうな名前で売られているということ。そもそもゆかりって近所のお姉ちゃんの名前なのもあり、紫蘇が食べられるのは大人みたいで恥じらいもありつつ背伸び出来る、お弁当の定番ではあれ初めて食べた時のなんかすごくイイ感じが、刷り込まれているのだろう。普通に香りもよく美味。紫すきな色だしね！

懐かしさと衝撃。

因みにしげきは仲間たち発見から別の場所で遅れて目撃し周りに引かれるほど大爆笑した。
可笑しくて涙が出るほど笑いながら商品に対して愛情を感じたのはある意味成長。刺激⤴ではなく、西城秀樹のように「しげき」⤵のイントネーションで心の中で連呼致した次第である。わさびも下がるな。

きっと、普段からふりかけご飯と味噌汁で充分と思いつつも、コンビニのツマミ等の方が楽なのもありついつい買っていた数年前と、自分で適当ながらこさえて職場へ持っていくルーティンが確立しつつある今とでは、見え方も違ったのだろう。

カルボ柚子胡椒の時と違い、商品を購入し後にパッケージの裏面を熟読し（これはよくやる）三島食品さんのサイトを見たりなどした。
感情を掴まれる、感動する、体感としてある、事は、強い。

三島というから静岡かと思えど広島の会社であった。
結構会社の本拠地を調べるの好きである。しかも広島は個人的に特別な場所だ。同等の兵庫くらい。東の人間ではあるが西にシンパシーがある謎。