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FANCLOVE(ファンクラブ)を作る時に考えたこと

FANCLOVEを運営している、株式会社バケットの秋山です。
このnoteでは初のポストになります。今回は、FANCLOVEというサービスを通じて私たちが実現したいことについて。気持ちの根本の部分をお伝えしたいと思います。

そもそも、オープンなつながりでは幸せになれない

今、私たちは、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSによって簡単につながりを持つことができるようになっています。

それは、とても素敵な進歩なのですが、簡単につながりすぎているが故に、悲しい出来事も起こってしまうようになりました。

例えば、その時々のみんなの感情が瞬間的に大きな力になって、破壊活動につながってしまうというものです。芸能人やインフルエンサーなどの特定の個人に向けられた、不特定多数からの言葉の暴力行為。皆さんも見かけたことがあるのではないでしょうか。

そういった出来事を見ていく中で、オープンで自由なはずなのに、逆に窮屈に感じない?って。そう感じるようになってきました。

安心して繋がれる仕組みをつくるために「お金」を使う

「心理的安全性」の担保された繋がり。今風に言えば、こういう言葉になりますが、工夫した点としては、

1.お金で解決する(笑)
いきなり、台無しにしてしまいそうなワードですが(笑)お金が持っている「気持ちを伝えたり応援したりできる力」「価値を評価する力」を中心に考えました。①Aさんを認め、尊重する姿勢として、Bさんに課金する。②お礼に、AさんはBさんに価値を提供する。これを仕組化しました。

2.双方向ではなく、一方通行をたくさん作る
ある場では、Aさんがオーナー、別の場ではBさんがオーナー。という形で、する側、される側、もてなす側、もてなされる側を場毎に分けました。これで、場のオーナーが明確になり、フラットな双方向の繋がりではなく、一方通行のつながりで「お金」がよどみなく血液のように流れる仕組みにしました。

3.議論できないようにする
極端な話、SNS(主にTwitter)上の議論は、一方的な石の投げ合い。何かが解決したのを見たことがありません。議論は、この中では行わないようにしました。

4.継続して繋がれるようにする
「投げ銭」のような単発のつながりではなく、ビジネスの領域で使われるサブスクリプション(サブスク)というモデルに倣って月額定額制にしました。

ボタンひとつで繋がれる関係よりも、もう一一歩踏み込んだ、お互いに認め合い・尊重しあう関係作り。これが、うまくいけば、居心地のよい場所が作れるのではないかと思いました。

ここで起こってほしいこと

ここでの登場人物は、個人対個人はもちろん、企業対個人の違いはありません。

お互いを尊重した繋がりのなかで、血液のようにお金が流れる。

機能面では、課金してくれた人たちに向けて「特典」という形でお礼を返せるようになっています。

また、課金によって、経済的な課題が解決されるので、より本来の活動に集中できるようになります。

例えば、

・友達の才能を認め、一番のファンになって応援する。
・ファンとして、好きなタレント、アーティスト、アスリートの活動を応援する。
・親戚のおじさんが、頑張っている学生を応援する。
・地域の文化財(保護団体)をみんなで応援する。
・地元の好きなお店を応援する。

などで、お互いが提供者と被提供者になって繋がれるようになりました。

サブスクで、好きな相手を思いやることに注力できる

サブスクリプション(サブスク)モデルにすることで、個人・企業の垣根なく、限定された好きな相手と長期的で深い関係を築き、相手を思うことに注力できるサービスになったかなと思います。

今年2019年は、ビジネス業界ではサブスクリプションの年、と言う声が多く聞こえます。サブスクリプション(サブスク)自体が、ビジネスで生まれたモデルなので、まずはビジネスから。だんだんと個人の間での繋がりになっていければ嬉しいです。

そして、最後に。
FANCLOVEというスペルミスのようなサービス名には、ファンが集まる会という意味はもちろんですが、FAN Connected by LOVEという意味を込めました。

本来は、サービス活用の成功事例が見えてくるにしたがって、サービスやジャンルをその方向にシフトしていくといいのですが、もう少し、このままで進めてまいります。

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