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「MVで、ピーマン食ってる小室哲哉は衝撃!」田中伊作さん④

⑩一番好きなライブを教えてください (行ったことが無い方はライブ映像でも可) 。
(
第3話からの続き)

田中:
その後、TMバーに行ったんですよ。そうしたらもう、TMバーはその一週間前から毎日お客さんがものすごい来ていて、マスターは何日も寝ていないっていう状態だったらしいです。
僕はちゃんと予約していたから入れたけど、コンサートが終わってどんどんお客が来るのに、もうお店はパンパンで中に入れないんです。あの夜は伝説でしたね。ものすごく盛り上がった。TMバーは今までにないぐらい熱かったです。

あの狭い、以前の神戸のお店に50人ぐらい無理矢理入れて、席の後ろにも立たせて。それでも入れないから、俺なんかカウンターの中に入って、なぜかドリンク作ってました。「何?何?コーラ?ちょっと待っててね。」とか言って(笑)。
馴染みの人たちはカウンターに入ってお手伝い。深夜にみんなでいろいろ語りながらライブビデオを観て、「レジスターンス♪」って乾杯しながら、一晩中騒いでいました。ライブよりTMバーが楽しかったです。

朝4時まで騒いで、その後はUSJで「朝、集合だ!」みたいな。それもほとんど寝ていない。2日寝ないでUSJ行って、バンバン遊んでました。

「HUGE DATA」の後は、横浜の「(30 th )FINAL」。ちょうどその次の日から、横浜で教会の会議だったんですよ。なので、チケット取って、横浜に行って、最初の1日目を観に行きました。そうしたら、コンサート始まる15分前に、僕は携帯電話を横浜アリーナの地下に落としちゃったんです。

金谷:えええっ?

田中:横浜アリーナって、今はもう塞がれたけど、可動式の座席の前に穴が開いていたんです。その穴に物を落とす人が多いんだそうで。それで、横浜アリーナの入口とかに「ここに携帯電話とか物を落とさないでください。落としたら次の日まで取れません。」って書いてあったのに、俺はそれを見ていなかった。

それで、開演前に「携帯電話の着信をお切りください。」とアナウンスがあったので、携帯電話を出して電源を切って、カバンにしまおうとしたら、スルッて落ちて。そのまま、席の前の穴に落ちていきました。「ヒューッ、カーン」っていう音が遠くからして、「あ、おい!落ちたっ!」って。それがコンサートの何と15分前。

「っやべぇ!」と思って、急いで係の人に「すいません。あの穴に携帯電話を落としたんですけど。」って言ったんだけど、「すみません。明日、2日目があるので、コンサート後にステージをバラして、その後じゃないと取れないんです。明後日来てください。」って言われる始末。でも、「明後日も会議で横浜に来るから、その時に取りに来ります」って言ってその時は帰りました。

その後、「横浜のコンサート会場の椅子の下に、携帯電話を落とした馬鹿がいる。」ってFANKS間で話題になっちゃって。「誰だ?」「俺だ!」って。「本当に落とすやつ、いるんだ。」って何人にも言われましたよ。「なんで気をつけてしまっておかないんだ。」って言うから「しまおうとしたら落としたんだよ!」って言ってやりましたけど(笑)。

それで、コンサート2日目が終わって、次の日の会議の合間にお昼抜け出して、横浜アリーナまでまた取りに行きました。そうしたら、画面がバキバキに割れた僕のスマホがありましたよ…。そして思いましたね、「横浜アリーナなんか二度と行かねぇ!」って(笑)。「横浜アリーナは客をナメてんのか?」って。
それ以来、横浜アリーナに対してものすごくイメージ悪いですね。だから、TMの「30 th FINAL」は、スマホを落としたっていう思い出しかないので、TMのコンサートっていうとそういう思い出です。

金谷:あの、印象に残ったライブじゃなくて、好きなライブってどれですか(笑)?

田中:全体的にライブはどれも好きですよ。ただね、僕はどうしてもFANKSが曲中にみんなで同じように手を振り上げるのが嫌なんですよ。なんでみんなで一緒に腕を振るんですかねぇ。宗教団体でもやりませんよ。30分もやっていると腕が痛くなってくるんです。コンサートも1時間経ってくれば、座りたくなってくる。1時間経つと大体15分くらい座っているんです。足腰弱ってきているから、周りも途中は座ってる人が多いです。

金谷:音楽の楽しみ方は人それぞれだから(笑)。私は、(手振りは)あれはあれで好きですけど。

田中:自分が観に行ったライブで言えば、良かったのは(最初の)大宮ソニックシティです。それ以外は「思い出」としては最悪だったんで。

金谷:ひねくれFANKS(笑)?正直で(自分の気持ちに)素直なんですね(笑)。

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⑪FANKSになったことでの人生の変化を教えてください。

田中:
FANKSになってからなら、たまたまその国際フォーラムで結婚する人に会ったことでしょうか。それは、大きな人生の変化ですよね。結婚相手がいたっていうのは、大きかったと思います。
しかも、初対面で彼女から殴られたんですよ。こんな調子で変なことばっかり言ってるからでしょうかね(笑)。バーン!って殴られて。びっくりしましたよ!「なんだ!?この人?」って。でも「バーン!」ってやられて、それで好きになっちゃった(笑)。

だからいつも言ってるんです。好きな男には優しくする必要はないって。ぶん殴っちゃえばいいんですよ。やってみってください。好きな男には優しくしないでひっぱたけばいいんです。たぶん惚れちゃいますから(笑)。

金谷:
さっきの(「Self Control」のPVの)ピーマンもそうですけど、何か強烈なインパクトがある物に弱いんですね(笑)。

田中:そう、そう。いきなり、バーン!ってやられると、「何?何?何だ?」ってなりますよ。「花より男子」でも、松本潤が相手の女の子に殴られるシーンがあるんです。あれで松本は相手を意識して好きになっちゃうんです。
男ってそういうところがあると思います。全員だとは言いませんが、女の子に叩かれたり怒られると、好きになっちゃうんです。なんか嬉しいんですよ。インパクトが強いと気になっちゃう。だから、優しくして尽くすってのは駄目。逆です。尻をひっぱたくぐらいで丁度良いんです。

金谷:ご結婚までで、TMに関するエピソードってありますか?

田中:よく聞いてくださいました!2人でデートする時、毎回車で音楽を聞く訳ですが、いつも聞いていたのは、ドリカムです!

金谷:どうして?!(爆笑)「Telephone Line」とかラブソング、木根バラとかあるじゃないですか。TMのFacebookコミュニティを通じてゴールインしたお二人なのに!

(第5話へ続く)
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