見出し画像

中小企業診断士2次試験対策事業に進出します!(事例Ⅰ~Ⅲ専門)

はじめまして中小企業診断士の東岱(とうたい)です。

私は平成28年度合格生として独立し「あかねパートナーズ株式会社」という会社を立ち上げました。

現在は経営全般のコンサルティングから補助事業計画策定サポートまで幅広く活動しています。


現在、弊社では以前から構想していた「診断士受験生サポート事業」への進出を着々と進めているところです。

今後、段階的に新着情報をアップしていく予定ですが、今回は、そのきっかけや、それに至る想いを書き残しておこうと思います。


1.大変苦しんだ2次試験

私は、32歳の時に初めて中小企業診断士の存在を初めて知り、診断士合格までに1次試験を合わせ延べ8年間(2次試験は6回目で合格)を費やしました。

それまでは、経営とは無関係の現場仕事ばかりしていたので、役に立つ知識は殆ど0(ゼロ)。実際の決算書や会計帳簿は見た事もありませんでしたし、地方で独学をしていたので「経営戦略が~」などと専門用語を口に出して人と会話した事もありませんでした。

スタート地点がそんな状態だったので、当然ながら苦労しました。

1年目だけ記録が残っていませんが、確か「CCBD」だったと思います。

2年目、3年目はオンライン講座で学びました。有名受験校を掛け持ちし、さらには殆どの有名校の模範解答と解答プロセスを入手して、徹底的に研究しました。

4年目からは完全に独学に切替ました。受験校に壮絶な不信感を抱いたからです。
5年目は、万全の体制に仕上げ、「ラスボス戦を前に無駄に90レベルまで上げたような感覚」でしたがダメでした。後から思うと完全にノイローゼ状態に陥っていて、脳のパフォーマンスが相当に低下していたと感じています。

そして、6年目には独自の解答プロセス上の「ある重大なポイント」に気付き、殆ど無勉で合格出来ました。

これがその試行錯誤の軌跡です。

                                       2年目~6年目の結果です

2年目は、事例Ⅰ:46、事例Ⅱ:58、事例Ⅲ51、(平均51点)
3年目は、事例Ⅰ:43、事例Ⅱ:58、事例Ⅲ60、(平均53点)
4年目は、事例Ⅰ:71、事例Ⅱ:51、事例Ⅲ60、(平均60点)
5年目は、事例Ⅰ:43、事例Ⅱ:54、事例Ⅲ65、(平均54点)
6年目は、事例Ⅰ:69、事例Ⅱ:80、事例Ⅲ73、(平均74点)でした。

6年目は独自の解答プロセスに、大きな気付きがあったので、飛躍的に点数が伸びました。
本当は「平均80点を超えて受験校の講師になろう」思っていましたが、節目の75点にも僅か届かず、その夢を諦めコンサル実務の道に進む事にしました。

今から思えば、たった1点足りなかった事で…。


2.コンサル実務での大きな気付き

「短期間で受かった診断士より、長くかかった診断士の方が活躍する」という、本当か嘘か分からない噂通り、こんな私でも大化けしました。

初めて参加したビジネス交流会ではいきなり顧問契約を獲得し、その後、経営改善支援、新創業支援、経営革新支援、事業承継支援、6次産業化・農業経営支援、管理会計指導、セミナー、補助事業計画策定・・・など、特に専門分野に集中せず幅広く挑戦しました。

ここまで手広くやってる診断士は少数派かと思います。


また、「なんのキャリアもない単なる中年のオジサンだった人」がよくそこまで出来るよね、と遠巻きに感心されること数知れず。

しかし、私的には特に大した事をしている感覚もなく、診断士2次試験で学んだ内容を基に愚直に取り組んでいただけでした。

実はその時、自分自身に対して圧倒的な自信が付いていました。
『診断士2次試験対策で培った解答プロセス』があったからです!

なんとこの受験ノウハウは、『コンサル実務のスキル』としても大いに役に立ちました。

その後、社会は新型コロナ禍に突入し、国からは「事業再構築補助金」という最大で1億円を超える大型施策が発表されました。
それまで補助金と言えば、50万円~300万円くらいが主流で、「ものづくり補助金」という最も有名な制度で1000万くらいだったので相当なインパクトがありました。

補助金の事業計画作成は、正に中小企業診断士の得意分野。他の士業の方々とは大きく差別化できます。
しかし、それでも「全国平均の採択率6割のレベル」に到達するには数年掛かると言われます。

当たり前の話ですが、優秀な先輩診断士の方々が高い採択率で案件を量産しているので、初心者が全国平均にタッチするだけでも大変に骨が折れます。

当初の私は、先輩に教わりながら着手金0(完全成功報酬)で何とか顧客を見つけて挑戦しました。(ものづくり補助金です)

しかし、いきなり2連敗。。

プロの世界の厳しさを知りました。しかし、先輩にダメ出しされるがままの状態が嫌で、先輩から離れ完全に自分だけでやってみました。

結果は何とか2勝1敗。分母が小さいですが66.6%の採択率になりました。
そんな時に、例の大型補助金「事業再構築補助金」が発表されました。

私は、それを機に公的な診断業務の仕事を全て断ち切り、事務所を構え、従業員を確保し、民-民契約100%のコンサルティング会社として本格的にスタート切りました。

「たかがそんな実績で、公的機関の仕事を一切辞め、リスクテイクし民-民コンサルに移行するなんて正気なのか??」

周囲は当然そう思ったに違いありません。

しかし、私には「自分自身を信じて行動する事」ができるだけの確固たる確信がありました。

ご察しの通り、『診断士2次試験対策で培ったコンサル実務のスキル』があったからです!

お陰様で事業再構築補助金の実績は、2023年12月時点で16社/17社の94%(再チャレンジを含む依頼社数ベース)となりました。一件当たりの報酬額もかなりのボリュームです。
(公表されている全国平均採択率は、全国のプロコンがしのぎを削る中で、50%以下ほどです)

このように診断士には「自分自身を信じて行動する」という、強い意志が求められるタイミングが必ずやってきます。


3.受験生支援事業に乗り出した理由

この先、「補助金の制度が先細る懸念」などの外的なリスク要因も無いとは言えませんが、実はもっと大きな理由があります。

「診断士2次試験で得られる『本当のスキル』を世の中に広めるべきだ」

という想いに至ったからです。

よく「診断士になったら人生が変わりますか?」という類の質問を見かけますが、私は自分自身も含めすべての環境が激変しました。

特に、思考能力と仕事を遂行する能力が圧倒的に高まったと思います。もの凄い自己変革効果がありました。

これにより圧倒的な自信が生まれました。ハッキリ言って診断士になってからは自己肯定感しかありません。自己否定なんて愚かな考えは持たなくなりました。

しかし、それは人それぞれだと思いますし、「そんな大して変わらない」という方も当然多くいらっしゃると思います。
元々スキルが高くて一発で受かってしまう場合や、「合格点ギリギリだった」「解答プロセスに自信がなくもう一回やっても受かる気がしない」「個別の事例では60点に達していない」という場合など様々な状況が考えられるので、一概には言えません。

実は私には「平均60点で見える世界と、平均70点越えで見える世界は別物」と言う非常に強い確信があります。
この確信が私のコンサル実務において非常に重要な要素になっています。

すでに述べたように、私は「平均50点以下で見える世界」から「平均70点以上で見える世界」まで段階的に体験してきているので、これは身をもって断言できます。(もちろんあくまで私の主観ですが)

この「世界の見え方」が、私の自己肯定感にも繋がっています。


また、この「平均10点」の違いはとても大きいです。

単純に「期待値がぴったり平均60点の実力の人」は、半々くらいの確率で不合格になります。
なので、自分の実力の期待値を、出来る限り高めておく事の重要性は言うまでもないと思います。

もう一つは、この10点の差はどういう価値を持つのかという事です。 
診断士2次試験は、しっかりと解答プロセスを磨くと平均70点を超えられる試験です。
1次試験の様に知識量や運の要素に左右される事はありません。

限られた時間の中で、正しく情報処理を行い、適切な思考プロセスを身に付ければ、平均の60点を遥か大きく超える事が出来ます。

「診断士試験の合格」という新たなスタートラインにおいて、「他人より正しく情報を把握し、他人よりも一歩も二歩も深く思考を巡らせる事」が出来たらどうなるか?と想像してみてください。

「他人と同じことを少し早く」ではなく「他人より、より深く」がポイントです。

実務においても、「理路整然と、他人が考えもしない領域まで突っ込んだ正確な提言」ができるスキルが身に付いているかも?
と思った方は鋭いです。

まさしく、その領域に到達できます。
それはコンサルに限らずどんな実務にも活かせます。

むしろ、「その領域に到達できない浅い考えのまま、資格だけ貰ってどれだけの意味があるのか?」と立ち止まって考えてみるべきでしょう。

診断士2次試験は、実践的な思考プロセスを身に付けるための訓練です。
一か八かで受かればよいという試験ではありません。

今後、生成AIが猛威を振るうであろう未来においても非常に重要な資質です。

これが私が声を大にして言いたい、『プラス10点の価値』の部分です!


ちょっと話が変わりますが、診断士の業界では「『民-民の顧問契約』こそが高尚で『公的支援』や『補助金支援』なんてプロコンの仕事とは言わない」と、公的資金が絡んだ案件を軽視する傾向が少なからずあると思います。

ましてや、経営者ではない一般人を対象とする「受験生支援」に至っては、そもそもコンサルでも無い訳で、業界全体からどういう風に思われているかは容易に想像できます。

私も最初はそれがネックでした。
「もし平均75点で合格出来ていたなら、講師として、そういうレッテル貼りを気にしないくらいにブランディングが可能で、自己実現が果たせる」
と思っていました。

当初は「自分自身の自己実現」が目的化していた訳です。

そして自己実現が果たせないそうもない事から講師を断念し、コンサル実務の道に進む中で、「他人から自分はどう位置づけられるか?」「それでブランド力が生まれるのか?」という事ばかり自問自答していました。

実際に「民-民の顧問契約をとる」という事は、かなりハードルが高いです。コンサルファーム出身者以外で、顧問先を持っている診断士は比較的少ないのが実情です。なので私も「人から認められる診断士になりたい」と、その”高尚”と言われる仕事にこだわるようになりました。そして結果的に、そういう意味での自己実現を果たすことが出来た訳ですが、この時、ふとこういう発想が生まれました。

「今後、売上構成を顧問コンサルに絞り込み、顧問契約だけで年間十数社支援できるようになったとして、社会的なインパクトはどれくらいあるのだろう?報酬額の多さが顧客の評価(お役立ち度)の指標になるなら、全国を対象に受験生の方々を支援してもいいではないか?」

今風にいうと「自己実現」にこだわるより「自己超越」。つまり自分という枠を超え、社会的な貢献というより大きなを成果を追求すべきだという想いに至りました。

もし、私が習得したスキルをより多くの方々に伝えて、その方々が自己肯定感を持って高いパフォーマンスを発揮し、大きく自己革新を遂げて貰えるならこんなに素晴らしい事はありません。考えるだけで本当にワクワクします。

せっかくこんなに素晴らしい中小企業診断士試験を受験するなら、そこで得られる「本当に役立つスキル」を習得し、合格後も胸を張って活躍して頂きたい、と心から願うばかりです。

そして目指すは、
「日本一の合格点を誇る実務のスキルが身に付くオンラインスクール」です!


・最後に


ここまで読んで頂き本当に有難うございます。

今回はリリースに先駆けた決意表明までを綴りました。

今後、正式なリリースまで具体的な内容を少しづつ書いていく予定です。

まずは早く知っていただく事、そして初年度のモニターになって頂く方を募集する必要があり書かせて頂きました。
モニターの募集内容はまだ確定していませんが、関心を持たれた方はお気軽にお声掛けください。内容が固まり次第、募集内容をお送りいたします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?