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誰でも学習が身につく、「教わらない」学習法とは?

ファンタムスティックでは子ども向け学習アプリ事業を5年ほど進めています。その期間で、全世界の子どもたちに14億問題を解答してもらいました。学習効果の成果報告もユーザーから数多く頂いており、確実に学習アプリとして定着したと思います。

このような学習実績を作り上げたものの、実はファンタムスティックには教育者が一人もいないのです。

教育は「こうであるべき」という固定概念のない状態で、反復学習を一つでも多く解いて欲しい、できるだけ毎日続けてほしいを目標にアプリを作ってきました。そのため、弊社のアプリには明確な教育メソッドがないと思っていました。でも先日、とある教育関係者に弊社の取り組みと、この「教育メソッド」が無い事を伝えると、

「あるじゃないですか。教育者が思いつかない「教わらない」学習法が!」

「教わらない」学習法とは?

言われて気づきました。確かに展開している学習アプリは「教える」事がまるまる抜けています。教育は普通であれば、生徒に「教える」時間を設けます。教えて理解させてから問題に挑戦させます。それなのに、弊社のアプリはスタートから何も教えずに足し算や九九の問題を解かせます。

この設計の背景に、弊社では間違いから学べば良いと考えている所があります。全ては継続する学習に向けての設計なのですが、既に知っていれば「教える」必要はないのと、知らなかったとしても「教わる」事で本当に理解できるのかという疑問がありました。

この「教わる」プロセスに実は多くの離脱者が存在しているのではと言う仮設も立てていました。アプリをデザインとテンポで魅力的に創り、間違えても繰り返し遊べるような設計にすれば、「教える」プロセスから「間違いから学ぶ」プロセスでより大きな効果を生み出せると考え、アプリを開発していました。

そしてこれが大正解。ユーザーのお母さんから、「学校についていくのが大変だった娘が算数忍者アプリで九九を覚える事が出来た」や、「ADHDの息子が国語海賊で漢字を覚える事ができたので小2の授業についていけた」などの声を頂いています。これは本来教育に必要な「教わる」プロセスが生み出していた離脱者を「教わらない」学習法で救っていたのではと今では理解しています。

これからも「教わらない」学習法のアプリをリリースします

ここ最近は、新作のアプリがリリース出来ていない状態だったのですが社内では大忙しで新しい学習プラットフォームの開発を行っています。プラットフォームなので、1つや2つの科目ではなく、小学1〜6年生のカリキュラムをカバーできるアプリコンテンツを作ろうとしています。ゲーミフィケーションは、今までよりも濃く、リッチに。そしてもちろん、「教わらない」学習法を取り入れています。年度中のリリースを目標に、学習の継続に課題があるお子さんにぜひ使って頂きたいと思っています。

ファンタムスティックでは「教わる」プロセスを省き、ゲーム感覚で繰り返し問題を解いていく事で「継続できる学び」につながるアプリを開発しています。
https://www.fantamstick.com/

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