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学習障害・発達障害の子どもたちへ効率の良い授業を!小学校の特別支援学級に算数忍者アプリを導入

とある教育イベントに出席した際、懇親会で小学校の先生に話しかけられました。名刺交換を行い、名刺に描かれている算数忍者のキャラクターに気づくと、その先生は興奮気味に算数忍者アプリのポテンシャルを熱く語ってくれました。

彼は小学校の特別支援学級の先生で、一時期iPadを授業で使うプログラムに参加していました。その時に算数忍者アプリを一人の生徒に与え、その学習効果に驚いたとの内容でした。特別支援学級の子どもたちを教えるには、教室の環境や生徒の注意を集めるなどに多くの時間がかかっているようです。ただ、算数忍者アプリでは、iPadを渡したタイミングから、生徒が自ら学習を始め、短期間で頭で計算できるようになったという話でした。残念ながら今ではそのプログラムは終了しており、その生徒はまた計算が出来なくなったとも言っていました。先生としては、弊社が開発したようなアプリを授業に使うニーズがあり、なんとかできないか相談されました。

私も、ゲーミフィケーション学習アプリ事業を初めてから学習障害・発達障害をもつ子どもたちへの効果を薄々と気づいてはいました。ただ、それをどう進めていけば良いのか、なかなか次のステップにつなげる事ができない状態でいました。

以前から、発達障害を持つ親御さんから下記のようなお問い合わせを頂いていました。
「息子の学習方法について病院に相談したら、算数忍者を処方され、効果に驚いています」
「国語海賊のおかげで、小学2年生までは漢字の授業についていけましたが、4年生になった今、2年生以上の漢字ができていません。2年生以上の国語海賊も早くリリースして欲しいです」

また去年、寝たきりの少女が目だけで学習できるように算数忍者を導入できるお手伝いもしたことがあります。目の動きだけでアプリが操作できるアイトラッカーという技術を使っています。
https://www.youtube.com/watch?v=BuI9Pvn5SIA

今回の先生の話を聞いて、学習障害・発達障害の子どもたちへもっと具体的に何かできないかと思い始めました。そこで、先生に授業で感じている課題を聞いてみたところ:

一番の課題は、一人ひとり学習進度が異なる中で個別に授業を進めること。また書くことへの苦手意識を持っている児童も多く、書くことへの負担感が大きいこと。よって、教師が一人ひとりに時間をとることで、授業の中での学習量が少なってしまう現状があること。

アプリ学習で個別に応じた学習が進められることで、大きな学習効果を達成することができたり、自分の力で試行錯誤しながら学習を進めたりすることができるのではないか。

先生は、算数忍者のようなゲーミフィケーション学習アプリを導入すれば、生徒が自ら進んで学習に集中できるので授業時間を大幅に効率化できると話していました。また、プリントよりも多くの問題に取り掛かるので学習効果も大きく期待できると。

さらに、先生が目指しているその先も話してくれました。
特別支援学級の子どもたちは、特別な感性と才能をもっており、伸ばす事ができれば大きな可能性をもっているが、それを発掘する時間がないと。学習を弊社のアプリで進め、効率を上げる事ができれば、残りの授業をアートや音楽など彼らの感性を引き出す時間に使えると!これは正しく、私が以前ブログに書いた目指したい教育と一緒でした。

そこで、ファンタムスティックは「ゲームinスクール」というプロジェクトを立ち上げる事にしました。ゲーミフィケーションアプリを学校に導入して、授業時間の効率化を目指す。その第一弾として、この先生の小学校へ20台の弊社アプリが入ったiPadをリースし、特別支援学級の子どもたち20名に授業で使ってもらう実証実験を行います(先生や小学校の名前や導入の詳細については別ブログで公表いたします)。

この実証実験から今後どのような事をファンタムスティックができるかを見極めたいと思っています。今回の実証実験については随時報告していく予定です。

ファンタムスティックでは「教わる」プロセスを省き、ゲーム感覚で繰り返し問題を解いていく事で「継続できる学び」につながるアプリを開発しています。
https://www.fantamstick.com/

※ このプロジェクトを応援して頂ける企業、機関、地方自治体、個人などいましたらぜひご連絡ください。ファンタムスティックはまだ小さい会社なので、今回のような大きな試みは様々な方の協力なしでは達成できないと思っています。


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