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社会人一年目が終了し、改めてYOUR/MY Love letterを読む

ごきげんよう。
私はこの春から社会人ニ年目になる者です。

今回は主に「アイドルマスターシャイニーカラーズ」のシナリオ「YOUR/MY Love letter」について話していきます。

私が初めて「YOUR/MY Love letter」を読んだのは、大学生で就活をしている時期でした。

就活をしながら「自分は本当にこの仕事がしたいのか」と考えさせられたのをよく覚えています。

社会人として一年が経った今なら、あの頃とは感じ方が異なるのではないかと考え、再び「YOUR/MY Love letter」を読むことにしました。

この春から新社会人になる皆様へ。

皆様にはぜひ「アイドルマスターシャイニーカラーズ」のシナリオ「YOUR/MY Love letter」を読んでいただきたいです。

読んだことのある方も社会人になるにあたって今一度読んでみてはいかがでしょう。

その前に、僭越ながら社会人の先輩である私から言葉を贈らせていただきます。









イッーヒッヒッヒッ!!!!!

来たか!!ついに来たか!!来たかルフィ!!ついに!!こちら側に!!地獄に!!ようこそ地獄に!!

みんなは好きな仕事に就けたか!?!?

ここで言う好きな仕事とは「やってもいい」とか「やりがいはある」とか、そのレベルではなく、「心からやりたいこと」だ!!!!

そりゃみんなその仕事に興味があるしやってもいいと思っているからその会社に就職するわけでしょ!!!!!

でも本当に1番やりたいことだったのか!?
実現できそうな範囲でのやりたいことだったんじゃないか!?

例えば、ゲームが好きだからゲームが作りたい!!でも人気ゲームを作っているような大企業に入れるわけない!!結局普通のIT企業に就職!!みたいな!!   

最初からもっと現実的に安定していればOKと考え「やってもいい」レベルの仕事を選ぶ人も多いだろう!!

大して好きでもない仕事を身体にガタが来て若い頃のように人生を楽しむこともできない年齢になるまで一生続けることになっても本当にいいのか!?!?

毎朝のように「え、キツいキツいキツい、これが一生続くの??」と憂鬱な気持ちになってもいいのか!?!?

待て待て、これから社会人になる人になんてこと言うんだよ。

申し訳ございません。


しかし「YOUR/MY Love letter」はこういったことを考えさせられるお話でもあると思います。

我々のような一般人の人生が描かれているからです。

登場人物から何人かピックアップして考えていきたいと思います。

まずは、26歳 会社員の女性(ピアスの女性)についてです。

「自分にしかできない仕事がある」
「自分が止まってしまったら他の人たちに迷惑がかかる」
「自分はやりたいことをやっている」

そう信じていた彼女でしたが、彼女が休んでも仕事はまわり、自分の代わりがいることに気づいてしまいます。

そんな時、テレビで甜花ちゃんが「甘奈ちゃんの代わりはできない」と言っているのを見ます。

代わりのいない人が羨ましくて、自分には代わりがいるという事実が辛くなります。

そして彼女の誕生日、父親から「誕生日おめでとう」「誰がなんと言おうと、おまえ自身が自分をどう思っていようと、おまえは世界にたったひとりの大切な存在なんだ」というメッセージが届きます。

ここからは私の感想ですが、学生の頃よりも確実に刺さってしまったと思います。

私も社会人になって自分の代わりなんていくらでもいると痛感したからです。

そして、ありがたいことに現在は私も親にとって代わりのいない存在であるため、親を悲しませまいという思いで生きておりますが、いつか必ず別れは来てしまいます。

私のことを代わりのいない存在だと思ってくれる親との別れが来るまでに、なんとか代わりのいない存在にならなければ無敵の人になってしまうのではないかと焦燥に駆られています。

次に、59歳 会社員の男性についてです。

彼は自分の年齢でアイドルのCDを買うのは恥ずかしいと思いながらも、自分にとっては娘のようなものだから、娘を見守るような気持ちだから問題ないと考えています。

私は日頃より小宮果穂の親を自認しているため、最初に彼を見た時、私が将来行き着く先(異常独身男性)か!?と思いましたが、読み進めていくと彼には本当に娘がいるではありませんか。

なーんだ。人生の役目を果たして和了った人か。解散解散。

その娘が前述の26歳 会社員の女性です。

会社員の男性は娘についてのお便りをアルストロメリアのラジオに送り「娘に想いを伝えてほしい」と回答をもらったことで、娘の誕生日に先ほどのようなメッセージを送ったのだと思います。

親ってすごいですよね。
子どもに自分の人生の主人公を譲っていて。

自分の人生を生きるのに精一杯な私にはまだ難しいな〜

次に17歳 女子高生についてです。

彼女はステージに憧れていましたが、まったく向いていなかったらしく、演劇部も辞めてしまっています。

しかし、彼女の中にはまだ、変わりたいという気持ちがあります。

いつか自分もたくさんの光のひとつではなくて、たったひとつのまばゆい光になりたいと考えています。その第一歩として、メイクに挑戦していました。

「たったひとつのまばゆい光」とは「代わりのいない存在」と言い換えることもでき、会社員の女性とも通ずる部分がありますが、彼女との違いは「自分にしかできない仕事をしたい」というだけではなく、光のような存在、つまり表に出て輝くような存在になりたいというところではないでしょうか。

学生の頃の私は、女子高生に最も共感していました。進路に迷った際に表に出る仕事も選択肢としてあったからだと思います。

結局現実的に考えて安定した仕事に就いた結果、女子高生よりも会社員の女性の方に共感するようになったのだと思います。

これが学生の頃と現在との大きな違いですね。

現在でも自分のできる範囲で自分を表現したいと考えていますが、芸人やバンドが好きでも自分がなりたいとはさすがに思わないですね。

「OO-ct. ──ノー・カラット」で、はづきさんが「夢が終わったとしてもずっと生きていかなきゃならない」と言っていましたが、夢が終わって目標もなく生きていくのは死ぬことよりも怖いのかもしれないと、ふと思いました。

次に、プロデューサーについてです。

アイドルを輝かせる立場であるプロデューサーですが、テレビ局の部長に「あなたも脚光を浴びていい」「主役になれる」とプロデューサーに密着する番組を作りたい言われます。

しかし、プロデューサーは「自分は彼女たちが輝くための影でいい」「影に隠れていると思ったこともない」「誰からどう思われようとこの道を自分で照らして歩いていける」と密着番組を断ります。

表に出る仕事でなくとも、周りからどう思われようとも、自分の仕事に誇りを持っているからそれだけでいいということですね。

このような考えは一つのゴールだと思います。どのような職業であっても、結局は自分で自分の仕事に誇りを持てたら勝ち。

私は現状誇りを持っていると言えるほどではないため、表に出る仕事ではないプロデューサーも眩しく映ります。

まだ話したい登場人物がいるのですが、長くなってしまったのでこのあたりで終わります。

最後に、19歳のコンビニ店員の話で出てきた単調な毎日にもいつか慣れるかどうかの話ですが...

社会人生活一年目を終えた私が出した結論といたしましては...

全ッッッッッ然慣れない!!!!!

全ッッッッッ然割り切れない!!!!!

一年続けてもいまだにこんな毎日が一生続くのは嫌だと思います。

毎日退勤直後の時間が一番しょうもないツイートを連発してしまいます。溜まっていたストレスを発散したいのでしょう。

一刻も早く抜け出したい。

あ、あと、コンビニに来た態度の悪い客。
ああいうやつに限ってみんな彼女いるんだよな。

女性が苦手なタイプの男性を言う際に、最も多く出てくるのが「店員への態度が悪い男性」なんじゃないかな。

何も考えずにテンプレを言ってないか?もっと個性出していこうぜ?と思うくらいよく聞くんだよな。

店員への態度が悪い男性なんて全体で見たらほんの一握りしかいないのに。

俺もたくさん友達がいるけどそんな男1人もいないよ。

店員への態度が悪い男性の数に対して、苦手なタイプの男性は「店員への態度が悪い男性」だと答える女性の数が多すぎて、採算が合ってないんだよ。

それなのに店員への態度が悪い男性には大体彼女がいる。

すべての辻褄が合わない。

一体何がどうなっている。

わざわざ「店員への態度が悪い男性」が苦手だと言う理由が、そのような男性と食事に行ったことがあるからだとしたらさ...

その他の礼儀正しい男性たちを差し置いて、店員への態度が悪い男性と食事に行くんじゃないよ!!!!!

とは言いつつ、本当はわかってるんだよ。

自己主張が控えめな礼儀正しい男性よりも、自己主張が激しい店員への態度が悪い男性の方が彼女ができやすいのは当然だと。

自己主張が控えめな俺たちが悪い。俺が弱いのが全部悪い。

わかっていても何もできないで「正しくないやつが評価される世の中はしょうもねぇ」と言うだけの日々だよ。

そんなことを言っていたって何も変わらないのに。

学生の頃から何も変わっちゃいないよな...

一刻も早く抜け出すべきなのはこんな日々だよな。まったく。

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