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エスパルスアウェイ観戦記(vs山形戦)

皆さま、ご無沙汰しております。横断バッグです。本日は、6月3日(土)に行われたアウェイ山形戦の観戦記になります。(遅くなりまして申し訳ございません。)

話は、旅行の3日前にさかのぼる。この日、台風2号の進路が心配になる中、僕はとある判断をした。当初福島に一泊する予定を日帰りに切り替えて、そのまま東京に帰ってくることだ。その時は日曜日の天候が危うく、鉄道が動くかが心配で早めに戻る判断をしたのだが、結果として台風のスピードは速まり、金曜日に雨のピークを迎えた。しかし、この雨で東海道新幹線は東京~名古屋間が不通に。静岡から当日移動を予定していたサポーターの多くが交通が断たれて遠征中止を余儀なくされた。幸い、東京からの移動には支障がなかったが、やむなく遠征中止のサポーターのことを思うと気が重い。昨年9月の豪雨災害のような被害にならないことを祈りつつ、試合当日を迎えた。

6月3日朝7時、場所は東京駅。東海道新幹線はお昼ごろまでの運転見合わせがアナウンスされる中、東北新幹線の改札を通り、7時12分発のつばさ号、、、ではなく、その4分後に出発する新青森行きのはやぶさ号に乗車。これで仙台まで行く。今回は、JR東日本の週末パス(詳細は下記URL参照)の行動範囲内であるため、ルートをどのように組んでも乗車券分は問題ないのだ(特急券は別途購入が必要)。そして、試合前に寄りたいところがあった。
※週末パスURL

東京駅を定刻通り出発したはやぶさ号は、9時前に仙台駅に到着した。ここで乗り換え30分で仙山線の仙台駅快速に乗る。約1時間ほど電車に揺られて電車を降りる。ここは山寺駅。駅の目の前の山には立石寺というお寺がある。山のふもとの駅なのか、空気がフレッシュでおいしい。思わず深呼吸をしてしまった。この辺りは奥の細道の舞台としても有名であり、松尾芭蕉も訪れていたとか。清流の流れる川に癒されつつ、本殿で必勝祈願をし(奥の院は時間の都合で断念)、参道の喫茶店でホットコーヒーを味わって、11時半前に山形へ向かう列車に乗り込んだ。

山寺駅に到着
川の清流に癒される

途中の羽前千歳で新庄行の普通列車に乗り換え。近隣学校の下校時間帯と重なり、超満員の電車に耐えること15分。列車はスタジアム最寄りの天童南駅に到着した。ここからスタジアムまでは1kmくらいの徒歩になる。運動公園内のいちょう並木を抜けて、到着したのはNDソフトスタジアム。スタジアム前の広場では地元の中学高校の吹奏楽部の生徒が演奏会を行っていた。

早速スタジアム内に入り、知り合いの方々にあいさつを終え、試合開始を待つ。13時15分ごろ、選手がアップにやってきた。さあ、やるぞ、ここに来れなかった方々の分まで。14時、選手入場時にホームエリアの向かって左側が騒がしく動いた。それは、先ほどスタジアム前の広場で演奏をしていた中高生吹奏楽部の一団。山形の選手入場時には”Over the Rainbow”が流れるが、それを吹奏楽部の皆様が生演奏していた。ホームの大応援団と相まって、圧巻だった。こちらも負けじとチャント(応援歌)で選手を迎え入れる。ここにいるほとんどの人が期待しない結果(清水の勝利)を信じて、必死に声を出す。

試合は、攻めてはいたものの、前半と後半に1失点ずつを喫し、後半に1点を返すが、万事休す。試合終了のホイッスルとともにこのエリア以外の3方向(メイン、バック、ホームゴール裏)から歓声が沸く。崩れ落ちるアウェイゴール裏。何とも言えない気持ちがため息となって出る。挨拶に来る選手には「次だ、次!」と鼓舞しながらも、向こうで勝利時のラインダンスと合唱(←これも先ほどの吹奏楽部の皆様の演奏)を目にすると自然に肩の位置が下がる。当たり前だが、勝利時の合唱は引き分けや負けではできないため、このために練習してきた生徒の努力が報われたと思う半面、こっち側としてはやはり悔しい。肩の力を落としつつ、天童南駅へ歩く。16時半ごろに駅に着いた。


試合後の選手挨拶、この時は鼓舞するしか…

しかしここからが乗り鉄サポの正念場。ここから山形方面に向かう列車は17時ごろの出発でかなりの混雑が予想される。下手したら乗れないかもしれない。そこで、新庄行の列車で反対側の天童駅に向かう。そこからは本数は少ないが新幹線が出ているため、新幹線で帰ろうという算段だ。週末パスなので、乗車券は関係ない。16時40分頃の下り電車に乗って3分後には天童駅に着いた。ここで時間が2時間半ほどある。将棋博物館と徒歩で銭湯へ行き、ラーメン屋でつけ麺を食べて、19時19分発のつばさ号で帰路についた。東京に到着したのは22時半。朝早くからの強行スケジュールだったため、すっかり疲れてしまった。

夕食に食べたつけ麺(素朴で美味)

疲れ+結果が伴わないのダブルパンチだったが、それでも次の遠征が楽しみなのがサポーターという人間。夏は日曜のナイトゲームが多く、あまり遠出ができないが、それでも行ける遠征は楽しみたいと思う次第です。
それでは、また。

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