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エスパルスアウェイ遠征 vs金沢戦

皆さま、ご無沙汰しております。
横断バッグです。
本日は、9月17日の金沢戦の遠征記です。
ラスト8試合、先週のホーム勝利のままに勢いに乗りたいところ。

9月16日、試合の前日、私は羽田空港にいた。小松行きの飛行機に乗るのではない。乗るのは伊丹行きである。小学校の頃からの友人(2名)が仕事の関係で大阪に住んでおり、飲みに行くことになった。大阪駅で集合。月日は経っているものの、中身は変わってない。飲み物がジュースからアルコールに代わったくらい。阪神のアレや社会人になってのアレコレについて話して、夜が更けていった。

羽田空港

9月17日、試合当日である。大阪から金沢への移動はもちろん、特急サンダーバード。来年の春には北陸新幹線が敦賀まで延伸されるため、乗り通す算段である。ただ、今回は少し福井に寄り道をする。8時40分大阪発のサンダーバード号にライドオン。その30分後に定刻通りに京都を出発。次は福井まで止まらない。これはサンダーバードの中でも停車駅が少ない速達タイプ。京都を出ると1時間半ほどノンストップで進む。琵琶湖を横目に見つつ、敦賀や鯖江を通過し、列車は定刻通りに福井駅に入ってきた。ここで下車。

琵琶湖付近を走行

福井は、駅ナカの恐竜と戯れる(写真を撮る)ことと、お昼を食べることが目的。まずはコンコースに座っている恐竜と一枚。そして、駅を出ると路面電車が停まっていたので、これで市街地へ出ることに。お昼時で美味しそうなお寿司屋さんが空いていたので、ランチセットを注文。これで1,050円はお得すぎる。大満足でお店を出て近くの電停へと向かった。

福井駅の恐竜と
ランチセット

電停手前の交差点が見えたとき、目の前を福井駅行きの路面電車が行ってしまう。オーマイゴッド。すぐ近くにバス停があったので、そちらに行ってみた。おばあさんが一人待っていた。話してみるとおばあさんもこれから福井駅に出るみたい。しかし、バスもあと30分ほど来ないようだ。ここでおばあさんが言った。「でしたら、一緒に歩いて行きましょうか」と。ここから駅まで大体1.5キロくらい。歩けなくはない。了承して、一緒に駅まで歩いて行くことに。最近まで足を痛めていた、というおばあさん。フォローして歩く形になるのかと思ったが、予想と違った。おばあさんが走るのだ。しかも結構速い。アグレッシブなおばあさんに圧倒されながらも、交差点等注意して、なんとか追い付き、15分で駅まで走りきった。まさしく、給食後に体育の持久走やっている気分だった。クタクタになりながら、金沢行きのサンダーバードに乗車。金沢を目指す。

14時30分。列車は定刻通りに金沢に到着。最早、福井でおばあさんとマラソンしたことのインパクトが強いが、今日の主目的は金沢にサッカーを観にきたのだ。金沢駅のコンコースには多くの清水サポーターが。駅からスタジアムへはシャトルバスがあるが、本数が少ないため、かなり待つことが予想された。そのため、別の手段を使う。繁華街を経由して近くまで行く路線バスに乗車したのだ。ここでも多くのサポーターが乗ってきたが、幸い座ることができ、少し寝て充電ができた。15時30分頃に最寄りのバス停に到着。16時の開場を待つ。

16時にゲートが開き、入場を開始。毎週のようにお会いしている知り合いに挨拶しつつ、18時のキックオフを待つ。17時15分に選手がアップで出てきた。一斉に立ち上がる清水サポーター。この日は1,800席用意されたアウェイ席は完売間近。3連休の中日、子どもたちの姿も多かった。勝てば他会場の結果次第では、自動昇格圏の2位に上がれるため、応援に力が入る。30分ほどで選手のアップが終了。そして、ここで応援席が動き出す。

今、僕の目の前に大きな巻紙(横断幕)がある。これをアップ後に応援リーダーの指示で開いて持つように言われていた。選手が引き揚げ、リーダーの指示でそれを開く。それは、5月に奥能登地方での地震の復興のメッセージだった。掲出された様子は写真を参照(撮影者の許可取得済み)。ずっと持っているのに必死で、向こうに伝わったのかどうか、分かってないが、拍手が聞こえたから、伝わったのだろう。この場を借りて、被災された皆さまの復興(復幸)を心よりお祈り申し上げます。横断幕は数分間の掲載のあと、再び巻かれていった。

復幸祈念の横断幕

そして、時刻は18時。選手入場。配布された旗をみんなで振りたくる。カウントダウンも始まり、前半戦キックオフ。この日も前線に入った岸本選手が光る。福井のおばあさん以上のアグレッシブさで相手の守備陣深くからボールを追うと、7分に相手のDFの隙をついて、相手ゴール前でボールを奪い、カルリーニョス選手にパスしてゴール。幸先いい先制点!しかし、その後は金沢ペース。清水DFのクリアミスをシュートされ、ポストに救われるなど、決定機を作られる。前半30分過ぎに久々のチャンスでコーナーキックを獲得。変化をつけてから、白崎選手がクロスを上げると、これが高橋選手と競った相手にボールが当たってゴールに吸い込まれた。2-0で前半を折り返す。

前半終了後、ハーフタイムにも復興の横断幕を掲げる。見ている分には「掲げているな」くらいにしか感じないが、実際に持つのは大変だと実感。とにかく、腕の持久力が持たない。腕を休ませて、後半の開始を待つ。そして、勝負の後半、膠着状態が続くなか、後半20分過ぎにサンタナ選手にボールがわたる。乾選手へのパスを試みるが、カットされてしまう。このこぼれ球をサンタナ選手が拾って左足一閃。グラウンダーのシュートはキーパー届かずポストに当たり、ゴールへ。決定的な3点目!そして、その後は危なげなく試合を進め、タイムアップ!よし、連勝だー!!他会場の結果、この勝利で自動昇格圏の2位浮上。あと7試合、これを全勝すれば自動昇格はもちろん、アレ(J2優勝)も夢じゃない。

選手整列

勝利の余韻とともに、撤収作業を行い、スタジアムを後にする。ただ、シャトルバスは本数に限りがあり、乗れたとしても、大分遅くなりそう。うーん、よし、歩くか。ここからホテルまでは5キロほど、いつも日本平から静鉄の駅まで4キロ歩いているため、少し長くなっただけ問題ないだろう。夜の川沿いの道をひたすら進む。途中で大通りと公園を横切って1時間。夜遅くまでやっているラーメン屋に到着。ここで黒潮とんこつラーメンを補給。エネルギーチャージができたところで、あと1キロ。足が棒になりながらも歩いて、無事、近江町市場近くのホテルに到着。ホテルに着いたら、すぐに寝てしまった。

エネルギー補給

翌18日は、朝近江町市場に寄って、鮪の赤身串と甘エビ串を食べて、金沢駅へ。お土産を購入し、8時51分発の北陸新幹線へライドオン。運良く、JR西日本所属の車両で北陸ロマンが車内放送で流れた。11時20分に東京駅に到着。これで今回の遠征は終わった。

海鮮串

あれこれ詰め込みすぎて、大阪で友人に会ったのか、福井でランニングしたのか、サンダーバードを乗り通したのか、何が目的か分からなくなっていたが、一番大事な勝ち点3を獲得できて本当に良かった。これで昇格圏を追われる立場になるため、気を引き締めて戦って行きたい。残り少ない日程で遠征できるチャンスを伺って、投稿を終わりにしよう。

それでは、また。

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