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エスパルスホーム観戦記(vsジェフ千葉)

2023年7月16日、ついにこの日が来た。祭りだ。
本日はエスパルスのホームゲームですが、会場は東京の国立競技場。
関東在住の僕としては、普段はホームゲームを観に静岡へ行く格好だが、
今回は静岡のみんなが東京に来てくれる一戦である。
そして、普段の日本平の3倍くらいの収容能力があるため、クラブやJリーグのキャンペーンもあって、ライト層やサッカーを現地で見たことない方々、現地観戦とは疎遠になっていた方々もこの機会に多く来てくれる。
こちらも気合が入らずにはいられない。

試合開始は18時だが、各種イベントがあるため、15時30分にスタジアムに到着。暑い。日向は冗談抜きに命の危険を感じるほどの暑さだった。
熱中症対策のため、水は2Lのペットボトルを持参。水分補給は喉が渇く前に行うようにしていた。
お会いしたサポーター仲間と挨拶を交わしつつ(ご挨拶できなかった方申し訳ございません)、気づけば17時になろうとしていた。急いでホームゴール裏の自席に戻り、その時を待つ。

そして、その時が来た。電気グルーヴ(静岡出身)のミニライブだ。
一気に盛り上がる会場、正直世代ではないため、ピエール瀧は歌手というよりも俳優としてのイメージの方が強い。ただ、唯一知っているShangri-Laのイントロが流れたときに一気に気持ちが高鳴った。
そして、最後は富士山で会場で「フッジサーン」の大合唱。正直、この日までこの曲を知らなかった、、、。それでも最終的に僕も「フッジサーン」と叫んでいた。

電気グルーヴのライブ終了し、熱気が最高潮になったときにGKのウォームアップがスタート。サポーターも応援で盛り上げる。そしてフィールドプレーヤーのアップも開始。今日も頼むぞ~!!
30分ほどのピッチ内練習も終わり、選手紹介等の後に雷神が鳴る。
選手入場だ。ホーム側ではビッグフラッグがはためく。
選手入場後には清水翔太さんの国家独唱。響きがすごい。
いよいよ待ちに待った試合が始まる。

キックオフの笛が鳴った。
エスパルスのサンバがいつもの試合開始の音頭と違う。
「ダン、ダン、ダダダダ、ダン、ダン、、、」これはまさか。
リバイブだ。エスパルスがここぞという場面で流れるチャント。
ここ最近歌っていなかったが、このタイミングで流れてきた。
「お~、お~、おおおおお~、しみず~」(←ここで僕のリミッターが外れる)「ともにゆこう、いつもでも、おれたちがついている、エスパルス!」
リバイブで僕の感情も最高になった中、前半は神谷選手のビューティフルゴールで幸先よく先制するも、不運な形で失点し、同点で前半を終える。

勝負の後半、開始直後に一瞬の隙をつかれ、失点。逆転を許す。
ここで、エスパルスは鬼の3枚替えを強行。これが功を奏す。
前線からのプレスからボールを奪ってシュートまでもっていくが、相手GKの攻守が重なり、得点を奪えない。何回も頭を抱える場面があった。
しかし、後半20分過ぎに途中出場のコロリ選手のゴールで同点に。これで落ちかけていた気持ちが戻ってきた。ここから怒涛の攻撃が始まる。
波状攻撃をかけるが、最後が決めきれない、コーナーキックやフリーキックも数多くあり、そのたびに「ゴールコール」が熱波を帯びてくる。
そして、僕自身は気持ち呼吸が荒くなっていた。おそらく過呼吸だったかもしれない。水は意識して取りつつも度重なるチャンスやピンチに感情の起伏が激しくなっていた。試合展開もやばくなっていたが、横断バッグの過呼吸もやばい(←W杯決勝の某解説風)。
試合終了間際にフリーキックを得た。ここで、ここ一番のゴールコールをピッチに送る。僕も気力を振り絞って送っていたと思うが記憶がない。これもわずかにゴールに届かず、2-2で試合終了。
サポーターの声が大きすぎで、ホイッスルが聞こえなかった。

ブーイングが周囲で起こる中、僕は呼吸を整えることに精一杯だった。
選手が挨拶に来て、ブーイングで迎えるサポーター、拍手で迎える方々がいる中、スマホで写真を数枚とることしかできなかった。ブーイングの後に巻き起こったのはエスパルスコール。これ聞いて、最後涙目で声を張り上げていた。

スタジアムを後にして、呼吸を整えるためにゆっくり歩いていた。最寄りのJR千駄ヶ谷駅や国立競技場駅は人が多くて、また息苦しくなりそうだったため、少し歩いて副都心線の北参道駅からメトロに乗る。新宿を経由して、東中野の「ラ・クーナ・デル・ヴィーノ」さんへ。居合わせたサポーター仲間と今日の試合についてあれこれ話しつつ、でもやっぱりエスパルスが好きなんだなと思いつつ、次の参戦について情報交換して、終電で帰宅。

この試合、J2リーグの最多入場者数を20年ぶりに更新する47,000人以上の来場者がいた。そして、中学や高校の同級生で久々にサッカーを見に来た方も多かった。だからこそ勝ちたかったが、これは相手もいることなので、サポーターだけではどうにもできない。できることは最後まで声をからして応援することしかできないので、これからも行ける試合は全力で応援していきたいと思う。それでは、8月の試合観戦の計画を練りつつ、終わりにします。

それでは、また。

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