Secret...


意識なんてしたことなかった
君が隣にいるなんて当たり前で
特別な約束なんてしなくても
会いたい時に会えるし

大体くだらない話しかしてないのに
落ち込んでる時は鋭くて
さり気ない優しさで
いつも元気をくれていた

ねえ もう遅いの?
始まった時には終わってる
恋があるなんて知らなかったよ

誰かのものになってから
気付くなんて馬鹿だよね
でもまだ さよならは言えない…


チャンスがあるなんて思ってない
そんなに夢見がちではないし
知らないフリが出来るほど
計算高くは振る舞えないし

だからバッタリ君に会うと
どんな顔をしたらいいか分からないんだ
「なんだよ」なんて笑うけど
そんな風に肩に触れないで

もう遅いんでしょ?
気付かない方が良かったと思う
恋があるなんて知らなかったよ

見たこともない表情で
私以外を見つめてる
でも もう気付いてしまったの…


ねえ もうダメかな?
分かってるのに望んでしまう
恋があるなんて知らなかったよ

邪魔はしないし
隠し通してみせるから
諦められないこの気持ちを
抱くことくらい許して…


*end*



(この胸の苦しみの理由に気付いてしまったから。
何も感じなくなるまで時が過ぎるのを待つよ。)
お読み頂きありがとうございました。

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