slowly


不意に視線が交わる
その回数が増えてきて
いつの間にか
僕も君を探してた

何故か意識してきちゃって
余計に視線は交わって
その度に嬉しくなって
その倍恥ずかしくなった

いつか話せたら、なんて
ぼんやりとした妄想
現実となって
突然その時は訪れる

何を話せばいいのかも
なんて呼べばいいのかも
分からない事ばかりだけど
この幸せな時よ、長く続け


たどたどしい会話だけど
視線が交わった時に
一言、二言交わせる
それだけで有頂天

これは紛れもなく恋だ
そう自覚した瞬間
他の子に奪われたくない
独占欲に急かされながら
どうすれば想い伝わるかな?

ぶつかった視線
微笑んだ君
二人して頬を赤く染めながら
ゆっくりと近付き
いつものように
他愛ない話をするんだ
たどたどしくても
この時間が何より大切だから

「今度遊びに行こうよ
    夏祭りとか
    君となら楽しいと思うんだ」
そう言って照れたように笑う君が
また想いの強さを押し上げた

焦っちゃうけど
悩んじゃうけど
大切だからこそ
君とゆっくり育んでいきたい
この恋が長く続きますように…


*end*



(夏だけど弾けるような恋だけじゃなくて、ゆっくり育てる恋もいい)
お読み頂きありがとうございました。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?