Home town


懐かしい景色が
一気に甦る
あの頃の想いと共に
胸に押し寄せる

並んで歩いたあの川沿いも
お祭りの帰り道 人まばらな広場も
とても温かくて  とても大切で
そんな場所にまたこうして戻ってきたよ

顔を上げれば君が手を振って
あの頃と変わらぬ笑顔で立ってた
本当は何度も帰ってきたかったけど
忙しない時間の波に抗えなくて

会えない日々の中で
君がどんどん変わっていくのが怖くて
胸に渦巻いていた不安の種も
あっさりと消えてった

変わらず待っててくれたんだね
「……ただいま」


大きな月を眺めてた丘は今
アスファルトに変わって
二人でよく通ってたカフェも
閉店してしまった

だけどその道を通るだけで
あの日の優しい記憶は
ずっとこの胸に色褪せず輝いてた

顔を上げれば君が手を振って
あの頃と変わらぬ笑顔で駆け出した
本当は何度も呼び戻したかったけど
君の夢の邪魔はしたくなくて

会えない日々の中で
君がどんどん変わってくのが怖くて
胸に渦巻いた不安の種も
あっさりと消えてった

変わらず想っててくれたんだね
「……おかえり」


一緒に歩いた日々も
離れ離れの夜も
また手を繋げるこれからも
僕たちを彩る大切な欠片

変わることのない この想い
『……だいすき』



*end*


(何年経っても変わらない。
いつまでも君だけが特別なんだ。)
お読み頂きありがとうございました。

続きをみるには

残り 0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?