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フィールドワークへのこだわり

農園では定期的にSunpo Activityとして、農業を軸としたキャンプイベントや食育イベントを開催しています。僕自身が大好きなこともあるし、なにより楽しい。

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アウトドアの活動、いわゆるフィールドワークってめちゃくちゃ重要だと思っています。コロナでオンラインが物凄い勢いで普及したり、それに沿ってインターネットでの学習もフォーカスされ肯定されるようになってきました。これについては全く同感で、むしろ過疎地での教育はさっさとオンラインを導入して、学校という物理的な場所にとらわれない方が実は農村を存続させられるんじゃないかとも思ったりします。

しかし!

オンラインで知ることができる知識はあくまで情報であって、生きた体験にはなりません。

生きた体験の中で、問い続けることこそが生きた知識となり、学びとなっていく。

生きた体験、学びとは。

対話の中でこそ培われる問う力。わからないことの連続。複雑に絡み合う関係性を体感すること。その相手は人間であってもいいし、もちろん自然が相手でも素晴らしい。五感が必要とされる能力、魂が揺さぶられるような高揚感や好奇心の刺激。これはフィールドワークでしか得ることができない人間の本能的で野蛮な力だと思います。言い換えれば、自分の中でわき上がってくる問う力。これが原体験となり、身体や心に沁みつくわけです。

子どもたちはこの能力が極めて高い。もっというと本能的に生きているのに、それを削ぎ落として人間社会のシステムに適合させていくような社会設計になっている(どちらが良い悪いという話しではありません)。これをあまり削ぎ落とされていない大人は、社会不適合にもなりうるが、極めて人生を楽しむ能力をもつことになる(と思っている)。著名な知識人が虫捕りマニアに多いことは有名なお話しですね。

最近では、企業の研修も自然の中での活動であったり、ワーケーション(バケーション×ワーク)などのメリットも注目され出しています。

里山にはそれを実践できるフィールドがあると思っていて、その機会を提供していきたい。そして、子供も大人も開放され、生きる力を育んでいくことで、希望ある人生や未来につなげていきたい。その結果として、地域分散型社会の糸口になるといい。そして農園も盛り上がってほしいという思いも込めまして。

そんな思いでSunpo Activityを運営しております。

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コロナにこの機会を奪われるわけにはいきません。今年もコロナに最大限配慮しながら、定期的にキッズキャンプやファミリーキャンプを開催します。シャワークライミングも6月後半からオープンします。ぜひ遊びにおいでください。

夏には西表島で無人島キャンプツアーなんかもやりたいな〜

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#フィールドワーク #農的暮らし #生きる力


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