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ロボットに「かわいさ」を求めてもいい

みなさん、こんにちは!ファーロスターnote編集部です。

重い荷物を運んでくれるかわいいペットのようなヴィジュアルのロボットがあったらどうでしょう?
高年齢化していく日本では、重い荷物に困る場面が想像されますね。
日常であれば、坂道や階段、遠距離。災害時などであれば不整地。
階段でなくても、気軽に運んでくれたら嬉しいですよね。

そんなロボットについて仁将、取締役星佳子のこだわりをご紹介します。

日常で使えるロボットがもっと欲しい

身近な動くロボットと言えば、自動で床面を掃除するロボット掃除機でしょうか。健気にがんばってお掃除してくれますよね。
アプリと繋がる家電は多くなりましたが、一般家庭に浸透している働くロボットはあまり思いつきません。

やはり、身の回りで「モノを運ぶ」ロボットというのが現実的だと思います。具体的には、ウォーターサーバの水を運んでもらえるロボットです。
水は2本セットで24kgあるので、この水を数メートル移動させるのはとてもしんどいので、代わりに運んでくれるロボット君が居ればなー!と思ってしまいます。
なにせ私たちは、アニメや映画でカッコいい有能な夢のようなロボットを見過ぎていますから!

もっともっと重いものを運んでくれたら…と希望は青天井ですが、最初から最高機能を目指すのは厳しいですよね。
研究にかかるコストや時間もかかり、世に出るのは一体いつになるのか…という意味の「厳しい」です。

まず身近な問題を解決できるものを商品化していくことが大切だと思います。

既存の「買い物」部品はできるだけ少なく

ファーロスターのこだわりは「できる限り1から自社で開発する」こと。
ある程度動くもの(既存製品)を買ってきて組み合わせた場合、今後の開発が進め辛くなる場面があります。特に中枢部品が海外製の場合は、カスタマイズがほとんどできない、モノ自体が入手困難な状況になったり生産中止になる、等々の外的要因に振り回されます。
結局、自分たちが欲しい機能に作り上げることができず、頓挫してしまうことにも。

最初は苦しいですが、できる限り自社の力で開発を進めることが、将来カスタマイズしやすくなり、ユーザーメリットにもつながります。

ファーロスターでは基盤から設計し、マイコン、センサーの組み合わせを複数持たせ、プログラムも柔軟に対応できるように設計しています。

「かわいさ」も欲しいんです

冒頭に書きましたが、私としては「かわいさ」も譲れない大事な要素です。
かわいいというのは主観であり、みんなが「かわいい」と思えるものはありませんが、とことん追求したいんです。

私見ですが、多くの方は「ロボット好き」というとメカメカしいものが好きなのかなとイメージします。今ここで言いたい「かわいい」は、金属的かわいいではなく、哺乳類的なかわいさということです。
今後は自宅内で活躍する実用的なロボットも増えるので、ご家族が愛着のわくやわらかいヴィジュアルや、ふわふわファーを持つロボットなどあってもいいかなと思います。便利だけではなく親しみも感じられることも大切です。
現在は、コミュニケーション用おもちゃロボットと、働くロボットは役割がはっきり分かれています。もちろん目的を分けることは必要ですが、そろそろ「かわいい」と「実用性」をマージしたロボットが登場してもよいのではないかと思います。

Usampo Cargoのイメージ図

”必要”な”無駄”?

本来開発においては、不要な機構はどんどん削除してしまいます。部品点数が増えると点検や故障が増える原因になることもありますので。
例えば、目の役割としてのセンサーがあれば、動物の「目」らしきカタチのものは不要です。しかし、そこに、「かわいさ」のためだけに、無意味なつぶらな目やふわふわなボディーや耳などが付いていると、また別の感覚を満たすことができるかもしれません。

働いているロボットを見てついつい擬人化しませんか?
「この子がんばってる」とか言っちゃうアナタは、きっとキュートなロボットも好きなはず!
機能としては無駄な部分も、ビジュアルとしては必要になる場合もあります!きっと!

ファーロスターでは4足歩行ロボット「Usampo」(「うさんぽ」と読みます。)を開発しています。うさぎは犬と違って、自宅の中で適度なエリアを走ったりぴょんぴょん跳ねたりすれば運動は十分です。そのような自宅内でのお散歩を「うさんぽ」と呼び、それがこのロボットの名前の由来です。
将来、他にどのような動物のロボットがファーロスターからリリースされるか、どうぞお楽しみに!

みなさんが思うかわいいロボットはどんなの?

22世紀までにネコ型の"あれ"ができるのか!?

最近はネコが人気ですね。ではネコ型ロボットなんてどうでしょうか。
おっと、(漫画の世界で)既存でした。しかも有能なこと極まりない。
22世紀であのレベルまで到達するために、我々は相当急がなければなりません!!


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