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2020/3/28のぼんやり余生210日目。

2月の終わりにコレはマズいぞ... 店が潰れるぞ... となり、決まっていた5本の外販でなんとか持ち直せるはずだと高を括っていたのだが、新型コロナの影響で5本中4本が延期または中止と吹っ飛び、アルバイトに来てもらってたひとには「潰れる可能性が出てきましたので」とマイクを置いてもらうようお願いし、メンタルが一旦谷底まで落とされたもののその谷底で聞いた話。

会計士『親方の最後の確定申告終わりました。』

私「すみません!ぶっちゃけ聞きたいんですけど、店頭の売り上げってこの2、3年どうだったんですか?」

『クレジットの入金以外現金はすべて同じ財布ですので大体でしかわからないんですけど...』

「大体で良いので、ざっくりとお願いします。大体は見当ついてるんですけど」

『...』

「ひょっとして10万くらいですか?」

『たぶん...』

「家賃割っとるやないか!(ゲラゲラゲラ)」

あまりにも酷すぎる状況に笑うしかないって本当にあるんだと思ってしまいましたよね。

で、周知の通りコロナの侵攻でしょ。これまだ始まったばかりなので収束までまだまだ長い道のりだと思うし、余生はぼんやりとひとに迷惑を掛けずに、ゆっくりと返済と恩返ししていこうと思ってたのにいきなり座礁ですよ。

最初はある程度カタチにして次世代にパスしたいと思ってたけど、ここで世間の価値観180度変わる出来事が起きたと思うし、世代2つか3つ跨がないと引き継げない感が出てきてしまいまたイチから練り直し。

とりあえず、いままで通りのやり方では店舗運営は無理、経費を抑えかつ売上を作るという当たり前の基本をこなしながら、次のステップも同時進行していかなければならないこと、誰もがやってるんでしょうけどかなり難しい。ましてや、外販セールがこの先ある一定期間開催されないことを念頭においてだから微量に残っていた余裕も給油ランプが点滅してる。

給油。

融資とかの手もあるんだろうけど、手っ取り早いものことって自分の中で風化も早いし甘え過ぎちゃったらいつまで経っても同じことの繰り返しになると思ってるので今回もスルー。時間もお金も余裕なんて全然無いのに。

この先この仕事に関してやれることは何でもやるつもりですが、それと同じくらい遊ばないとほつれが大きくなってしまうと思ってるのでしっかりと遊びます!まぁ別に急いで買い物しにきてくれ!とか全然思わないですし、状況が状況ですし皆さんくれぐれも過信せずご安全に。

不安な時とか疲れた時、レコードとかCDとかカセットとか引っ張り出して機械を駆動させて聴いたりするの、いろいろ気が紛れるし落ち着くと思うので、そういうことで困ったら顔見せてくださいよ、一緒になって探すから。それぐらいしかお役に立てないから。

安田 (珍庫唱片//NGOO, ROOK RECORDS CASUALS, antoniothree)

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