ファシアとは(21)---(今のところの)完結編(ちょっと書き直しました)---

もともとこのブログを始めたのは、2012年当時私が全く知らなかった「fascia・ファシア」の存在を知り、自分自身の勉強のためと「どうだ!オマイラ、ファシアの事知らなかっただろ!」的な自慢のためでした(笑。だから無料で公開していたのです(笑。私にとってファシアの存在が衝撃的だったのは

・「私が今まで触ってきた筋肉の凝りは浅層ファシアの凝りなのかもしれないこと」
・「ファシアが筋肉、骨、内臓などすべてつなげているので、ある部位の痛みはそのつながった部位のどこかに原因があるかもしれないという考え(バイオテンセグリティー)を知ったこと」
・「そのファシアが感覚器の一つでもあるので刺激によく反応するからマッサージや鍼の対象に十分になる!」

と思ったからでした。しかしここ2年くらいのブログを読んでいる方々はお分かりのように、ブログの内容が徐々にファシアから痛みについて扱うことが多くなっていきました。ここで今現在(2019年7月)私にとってのファシアの臨床的意義を総まとめしたいと思います。そう、徒手療法家にとっての臨床的意義です。解剖学的意義ではありません。

まずはじめに2018年のファシアリサーチ会議でGil Hedleyが発表した動画を見てみてください。(リンク) それとあわせて過去のブログ「ファシアとは(19)interstitium」をお読みになるともっとよく分かると思います。

で、私はブログ読者のためにこの動画に日本語字幕をつけました。前半部は浅層ファシア(superficial fascia)について、後半部はinterstitium (perifascia=”ファシアの周りのファシア”)についての話です。

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ファシアについて徒手療法家が知っておくべき情報を随時更新していきます。またファシアに限らず徒手療法に関する事柄も随時追加していきます。

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