ビリーフと、それが人生をつくるメカニズム
ビリーフとは、今までの人生で自分の中で作って来た”決まりごと ” 前提 ” ” 方程式 ” みたいなものです。
何度も何度も同じ体験をしたり、すごくショッキングな出来事があったり、もしくは親や学校や友人、メディアなど周りからの情報で刷り込まれてしまうことでも、出来上がっていきます。
それが正しいかどうかはさておき、
深く深く納得したり、すとんと自分の中の腑に落ちた時に
出来上がります。
例えば良く言うのは
『男は浮気するものだ』とか。
『お金持ちは汚いことをしている』とか。
こないだブログでも書きました『間違う=攻撃される』は、私が持っていたものです。
このビリーフに沿って物事を見ていくので、どんどん強化され、いつしかそれが当たり前になっていきます。無意識に入っていくのです。
・どういうメカニズムか・
何かが起こった時、まず私たちの中に自動的にビリーフが立ち上がります。
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そのビリーフを受けて、感情が立ち上がります。
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その感情は実際に心の中にある“リアル”なものなので、とても現実味を帯びたものに感じられ、「今回もきっとこうなる(ビリーフ通りになる)に違いない」と思わされてしまいます。
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そうすると、「いやだ、ああなったらどうしよう」とか「いや、今回は違う結果に!」と人によっては反応が違いますが、「ああなりたくはない」と思えば思うほど、そのなりたくない結果を強くイメージしてしまうので、現実もそのようになっていってしまいます。頭ではわかっていても、どうしても「できない」と思っているときは、こんな風なメカニズムになっていることが多いのです。
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結果がビリーフと違っていたならビリーフが変わるきっかけになりますが、大半はその通りになるか、ならなくても、以前強い感情がそこにあるので、それに沿った情報を無意識ですが拾い上げてしまい、結果、そのビリーフが強化されることになります。
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そして、そこで感じた悲しみや、痛みが今までの感情にまた新たに上乗せされて、次同じような時にもっと強い感情として出てくることになります。
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こうやってどんどんビリーフの信ぴょう性と感情が強化されていき、ニュートラルなものの見方ができなくなっていってしまいます。
ポジティブなビリーフに関しては何の問題もなく、もっともっと強化していけば良いのですが、ネガティブなビリーフがあると、その通りの情報を拾い上げていくことになりますので、本人の意思とは裏腹に望まない現実を生み出してしまうことになります。
ビリーフを持っているということはそのような目で物事を世界を見ます。つまり、脳の検索窓にそのビリーフが入っているということ。
頭の中のグーグルの検索窓(あの四角です)に”間違うと総攻撃”と入っていたら、検索結果はどうなるでしょう。w
当然、間違うと総攻撃される事例ばっかりが出てきますよね。
結果、そういう場面を多く目にし、体験することになり、感情も強化されていきます。
これが世間では“引き寄せ”と言われているものです。
そして、これらは何かが起こった時に自動的に立ち上がる、いわば“反応”ですので、自分の意思で変えようとしても、変えられません。
そして、誰しもポジティブなフィルター、ネガティブなフィルター、両方あります。
現実に起こることには意味はありません。良いも悪いもなく、ただその出来事が起こっただけです。
それに意味づけをしているのは、私たちです。
つまり、解釈次第ということになります。
その解釈がビリーフ(前提)となり、
それにのっとり目の前の現実が作られていきます。
だから、自分がどんなビリーフを持っているのかを知り、変えていくというのはとても大切なことなのです。
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