爪のケアについて

爪のケアの道具

まず用意する道具から行きますね!
爪ゾンデ:
主に、爪と皮膚の間の角質(垢)を取り除くために使用します。高価(数千円)ですし、手に入りにくい場合は、爪やすりの端を使ったり、ストローを斜めに切って使う(角は丸くする)などの工夫をして見てください。
小さなスプーンの形をしています。このスプーンで溜まった角質などをすくい上げる形ですね!
糖尿病の方は神経障害の方も居るので、傷を作ってしまうと大変です。傷つけないように優しく行なってください。汚れをかき出すときもそーっと使ってくださいね。
とは言え、なかなかゾンデを買うのも大変ですよね。この時役立つのがストローゾンデです。作り方は簡単です。斜めに切るだけ!これで出来上がり。
ストローはなるべく紙パックになどについている、短くて肉厚なストローがオススメですよ。

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アルコール綿:
少し厚手の方がゴミがとりやすかもしれません。人差し指や親指に巻いて使ってくださいね。訪問の場合は感染予防のためにも使用し終わったらすぐにアルコールで消毒しましょう。

保湿剤:
その方が使っている気に入って保湿剤もよし!敏感肌ならニベアでも良し!足のマッサージも含めて行う方はなるべく油分が多い商品を使った方が伸び易いかもしれません。自分の施術に合った保湿剤を使ってください。

爪やすり:
裏表があって、荒い面と細かい面があるので分けて使ってくださいね。訪問の人は、ガラスですと割れてしまうかもしれないので、お勧めは落ちても割れない、金物のやすりです。

全ての道具は使い終わった後は必ず洗浄して清潔に保って下さいね。清潔にしておかないと感染の原因になります。お気をつけくださーい!

汚れの落とし方

爪と皮膚の間をあけて頂いて、溝にゾンデ(またはストローゾンデ)を当て汚れを取っていきます。
爪用ゾンデを使って、爪と皮膚の間の汚れや不要な角質や汚れを取り除き、切るべき爪と切ってはいけない皮膚を区別します。爪や皮膚を傷つけないように注意してくださいね。
ゾンデやストローゾンデがない時はベビー用の細い綿棒や皮膚が傷つきやすい場合などを活用するとやりやすいです。乳液を少しつけると皮膚の脂汚れも取れます。使い捨てなので清潔です。
金属製の耳かきもおすすめですよ。

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爪の構造について-爪は4つの箇所で固定されている-

爪甲は爪下皮(そうかひ)、側爪郭(そくそうかく)、後爪郭(こうそうかく)によって固定されています。固定されている固定箇所のゴミを取り除くと爪自体の可動性も上がり圧を逃しやすくなります。

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爪の裏は爪床(そうしょう)と言う皮膚で、皮膚の上に爪が乗っています。爪床は空気入って乾燥して浮きやすいく、爪から離れると硬化し、爪と爪の間が剥がれやすいです。剥がれ易くなっている人で爪が反っていたりすると余計に心配ですね。ランナーの方でも爪が剥がれてしまう方が居るのですが、剥がれたら生やすのがとっても大変です。1日0.1mm、3ヶ月で約1cm伸びるのでかなりのばすのに時間がかかります。剥がれたらテーピングと保湿で対応しながら治療して下さいね。

爪の構造について-爪は3層構造-

爪甲は3層構造をしていて背爪(せづめ)、中爪(なかづめ)、腹爪(はらづめ)です。この中で背爪と腹爪は薄く、縦方向なので割れやすいです。栄養あまり取れていない方だと薄かったりしてよく割れるので水で濡らしてから切った方がベターですよ。
爪がキザギザしてるの見た事ないですか?ギザギザしているのは3層構造の薄い部分の背爪・腹爪が割れやすいので、爪に縦線が入ってると乾燥してるなと心配になるのでオイルを塗ったりします。中には髪の毛を触ったり、洋服の繊維に絡むだけで爪が割れてしまうかたが居たのでそういう方には割れを防止する為にマニキュアを塗ったりしました。
中爪は厚く横方向です。縦横の編み目で布のようなしなやかさと丈夫さを取り持っているわけですね!

陥入爪テーピング

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