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厳しい親ほど恐れている~ヒッチハイク?

前回の続き・・・

『子供たちの魂を尊重した子育てをする』
そう決めた途端に私の決心を試すようなことがおこりました。

大学一年生の娘が突然、『ヒッチハイクしながら名古屋まで行ってきていい?』
そう聞いてきました。
以前からバックパックで世界一周したいと語っていた娘。
バックパッカー旅をしている方のイベントが名古屋であるのだとか。
それに行きたいと言い出したのです。

『え?ヒッチハイクで?』
人一倍恐がりな私。以前だったら速攻却下のありえない娘の提案。あらゆる危険を想定し、言葉の限りを尽くしてあきらめさせたでしょう。
でも待てよ、この事態は完全にお試しだ! 怯んではいけない!
ダメって言いたくない。けど女の子がヒッチハイクなんて危険過ぎるし。
何かあったらどうしよう。

頭の中は大混乱。心の中では (やめてくれ~!) と叫びながらなんとか冷静を装って、娘とヒッチハイクの危険性を一緒に考えるスタンスで話し合いました。

そして、決して軽い気持ちでやらずに事前によく調べること。
万が一犯罪に巻き込まれることがあっても後悔しないこと。
それを約束できるなら反対しないと伝えました。
もう完全に犯罪に遭うと決めつけてますよね。笑

その後、娘はネットでいろいろ調べたり、実際にインスタで知った、女性バックパッカーのお話会に参加したりして情報を集めたようです。
実は娘も怖い気持ちがあったようですが、何かを乗り越えるチャンスと捉えていたようでした。
なにしろ夢はバックパックで世界一周ですから。

私も反対はしませんでしたが、当日まで本当に怖くて、怖くて。何かあったらと思うといてもたってもいられませんでした。
ママ友に話すと皆口を揃えて、なぜ許すのかと言われました。
夫にはもちろん内緒です。話したら頭から反対するだろうと思いましたので。

これをお試しと捉え、娘を見守る判断をしたことが本当に正しいことなのか、悩みました。そんな時、私は以前友人が受けたセラピーで、「死んだ時にものすごく後悔している姿が見える」と言われたことを思いだしました。
やりたいことをやらなかったことをものすごく後悔していたそうです。
そうか、死んだらやってしまったことだけじゃなく、やらなかったことも後悔するんだ。むしろやらなかったことの方が強く後悔するんだ。
確かに。魂は目的を持ってワクワクと生まれてくるのであれば、娘の魂がやりたいと望むことを私がやめさせるのは娘の魂への冒涜なのだ思いました。

そして娘は、、、つづきはまた。


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