見出し画像

マズローの欲求階層は有名だと思いますが、
犬にも欲求階層というものが作られています。


いぬの欲求階層

下から順に欲求が強い(優先順位)という事だそうですが、
上の方の事柄は、重要度が低いという訳では
ありません。個体差もあり、順番が入れ替わる犬もいます。

あくまでも下の方が満たされていないと、
上の方の欲求の発現度合が少なくなります
という事です。
(基本的に生きる事が最優先になるので)

欲求が発現しにくいものがあると、
ウェルフェアは十分ではありません。
(ウェルフェアはこちらでも書きました↓)


また、欲求が満たされない事が原因で、
困った行動をする様になる事があります。

ペットの犬の場合には、
睡眠までの事が出来ない状況に置かれた場合、
ペットと呼べないのでは無いでしょうか?

運動から上も皆さんやっている方多いと思いますが、
欲求を満たせる質や量が提供できていない事も
あるな、と感じます。
量や質が大事なので、工夫する必要があります。

1,生命の安全

安全に過ごせる環境
適切な温度管理

2,飲食

新鮮な水・十分な食事(栄養を取る)

3,健康管理

毛づくろい(=トリミング・グルーミング)
適切な治療
排泄

4,睡眠・休息

十分に睡眠がとれる
快適に休める
(肉体的だけでなく、精神的にも
きちんと休息がとれる)

5,運動

自由に動ける事
(身体にあった空間にいさせる。
動きを制限するほどのケージに入れっぱなしは
ダメです。当たり前ですが)
遊んだり、自分の意志の通りに動ける事

6,探索活動

散歩です。
犬の習性として、縄張りを点検する
探索があります。
マーキングをしたり、臭いを
嗅いだり、他の犬との交流もします。

野生の場合には、縄張りを持ち、
安全を確認・確保して、
その中で1~5を行い生活します。
全てつながっています。

ペットの場合には、仮に縄張りが家の中だけ
だったとしても生きていけますが、
社会性のある動物であるので、
散歩に出て、他の犬や動物のにおいをチェックしたり、
においの上にマーキングをして縄張りを主張
する習性があります。

犬として、全てが満たされている事が
本来のあるべき姿です。

本来の姿になるべく近くなる様、
欲求を満たしてあげることで、
飼い主さんとの信頼関係も築けますし、
犬も幸せでいられます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?