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ペットの施設を利用する時の証明書の提示

トリミングサロン・ドッグラン・ホテルなどを利用する時、
混合ワクチン証明書または抗体証明書が必要になる事が
ほとんどだと思います。
私も、お客様にお願いしています。

トリミングサロン・ドッグラン・ホテルでの各種証明書の提示をお願いしている理由

お互いに感染しない様にするため

犬の混合ワクチンとは、伝染病の予防のための物です。

抗体検査は、ワクチンで予防できる病気の中の
致死率・感染力の高い病気に対しての
抗体を持っているのかを検査するものです。

ワンちゃんの為の施設では、
不特定多数のワンちゃんが、色んな所から
やってきます。そして、大体が数10分~
数時間、数日を同じ空間で過ごします。
感染が広がりやすい環境と言えます

抗体検査でも証明書が発行される

以前は、年に1度混合ワクチンを打つ事で
予防するのが主流でした。
副反応が出るリスクがあり、毎年打つという事に
疑問を抱いている方も居るんだろうな~と常々感じてはいました。

そして、ワクチンのガイドラインというものが、
WSAVA(世界小動物獣医師会)から発表されています。
これによって、
 ・毎年の接種はしない
 ・証明書など必要な場合には抗体検査ができる

という病院が出てきて、予防の選択肢が増えました。


このガイドラインによると、
「子犬のワクチン接種はやはり必要」
「重篤化すると危険な病気を予防するワクチン(コアワクチン)
 に関しては、3年以上あけて接種する」
「その他の病気のワクチン(ノンコアワクチン)
 に対しては、生活環境や生活スタイルで
 予防するべき病気もあり、それぞれ違うので
 必要なものを必要な間隔で予防する」

※獣医師ではない私が、ガイドラインを読んだり、
 調べた情報です。
 詳しくは、やはり調べる&先生にも
 聞いてみて欲しいです。

これが「ガイドライン」であるというのも
ポイントで、

ガイドライン=「目指すゴールを示すもの」
ゴールを達成するための
・判断基準
・流れ
・遵守事項
これらが書いてあるだけです。
あとは各自がゴール
(コアワクチンの適切な間隔での接種)
に向かって手段を選びながら実践。

マニュアルとは違う

マニュアル(手順・方法)=その通りに行う


調べている際に、
一般の飼い主さんのサイトで
マニュアルの様に解説している物も
あるな~と感じました。

また、ガイドラインを導入しない場合の理由も
断定されているものがあったりしましたが、
私には判断できませんでした。

メリット・デメリットも当然あるとは
思います。専門的なことから考えると
理由は色々あるのかもしれません。

ガイドラインを導入している病院もあるし、年に1度の接種の病院もある

ガイドラインなので導入しているとしても、
先生によって、ワクチンプラグラムは
違うと思います。抗体検査をした場合の結果によっても
変わるのではないでしょうか?

また、年に1度の接種を推奨する病院も
あります。
どちらも先生の方針なので、どういった理由でなのかは、
病院で聞いてみるしかありません。

抗体検査を希望する場合には、おこなっている
病院を見つける必要があります

予防はしましょう

予防の仕方は病院の方針によりますし、
飼い主さんの希望でも変わります。

接種が心配な場合は抗体検査をしてみるのも
1つの手です。

施設の利用をする場合には、マナーとして。
また、万が一の災害で避難した場合などを考えると、
予防が出来ていると安心ですし、大事なことだと
思います。





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