パパ85日目 初めての一般診療

パパ85日目。初めての一般診療。

朝、チュンチュンという鳥の声と共に…ではなく我が子の泣き声と共に目覚め、我が子を見やると、ほっぺたが赤い。しばらく前からほっぺたの赤み(炎症らしきもの)が現れてはひっこみ、その後少しずつ広がってきていたが、本日は最高に赤い。右半分は特に、ほぼ頬一面の赤み。実は最近、頬を撫でる仕草が多いことが気になっていた。爪もひっかかっているようだったので、短く切るよう心掛けたが限界はあった。悪い予感が膨らんだ。

急いで妻にも共有した私の声は、落ち着こうとしていたにもかかわらず、そこそこ上擦っていたことだろうと思う。アリヴェデルチローマを歌う時の様に。

そしてすぐさまペリネイタルビジットと予防接種で利用したクリニックへ電話。いつの間にか、かかりつけ医扱いとなっている。だがそんなことはどうでもいい、とにかく今の我が子をすぐに診せるべきか否か。まずはそれを訊ねたい。土曜日午前中診療でよかった。前日から朝よりのルーティンにしていたことが功を奏した。

最短で予約を入れて準備をして向かい、受付の方から「一般診療は初めてですね、問診票をお願いします」と手渡されたときは、「おおう、そうか、初めてか、これは記念だな、いや喜んでいる場合ではないが、しかし成長の中で一歩進んだとは言える、そしてそれは新米パパにとっても初めて我が子を一般診療に連れて行った日として記憶に(そしてnoteに)刻まれるのだろう」などと余計なことを一瞬考えずにはいられませんでした。

無事診療が終わり、お薬をもらい(自己負担なし)、帰宅。診療で最も多くいただいた言葉は「大らかに」。大らかに構えていいですよ、心配しすぎなくていいですよ、という呪文を少なくとも5回は唱えていただいたように思う。その呪文は、ものすごく効いた。間違いなく、聞いた。お医者さん、ありがとうございます。

そうしてお昼ご飯を一口噛んだ瞬間、ふっと肩の力が抜けたことを感じとりました。気が張っていたことに気づく。そして妻と分かち合う感動。ああ、よかった。無事に診療に連れていけたし、心配しなくていいみたいだし。ほんとうによかった。

大らかにと言われても、そうもいくかい!という部分はあります。奇跡の連続で産まれてきてくれた我が子を、何かうかつだったり手違いだったり勘違いだったりで不必要に傷つけてしまったり、取り返しのつかないことになってしまうことは、怖い。そういうことを避けられないケースだってあるのが人生だと覚悟しているが、ベストを尽くしたい気持ちは強い。


だからこれからは、「大らかに」をキーワードのひとつに加えて子育てに励もうと思います。

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