AoE2の用語、略語、英語でなんて言う?
今回はAOE2でよく使われる略語や用語を紹介します。
AOE2には用語略語が日本語英語の両方で沢山あります。
ユーザー間で構築されていった物なので、ゲーム中での説明はありませんが、攻略記事やゲーム中のチャットではよく登場します。ゲーム特有の用語は日本語でも分かりにくいものですが、それが英語ともなればなおさらです。
海外人口が多いゲームなので、マルチを自分で遊ぶときはもちろん、最近では海外大会の配信やトッププレイヤーの動画を見る人も増えています。知らない単語に出くわしたこともあるのではないでしょうか。
やたらと数は多いですが、直感に反していたり身内ネタのようなものは少ないため、一度見ればすぐに覚えられると思います。味方の意思疎通をしたり、配信をもっと楽しむために、しっかりと把握してましょう。
AOE2には、戦略ゲームでおなじみの用語とAOE2特有の用語があって、AOE2特有の物にはユニットやテクノロジーの略語、戦術(ビルドオーダー)を表す略語用語、ゲーム中に使える意志表明や指示があります。
なにか探したい単語がある場合は、Ctrl+Fでページ内検索すると見つかるかもしれません。
※抜けや間違いがあるかもしれません。適時追記修正します。
RTS用語
・ビルドオーダー
町の人を何人作成して、どの時代から、どの兵科を使って攻めるのかというプランのこと。オーダーや戦術とも。
・ラッシュ (略:R 英:rush)
経済成長を犠牲にし、とにかく先制パンチを決めて盤面の有利を取りに行く速攻戦術。今のAOE2ではこれが強い。
・タートル (英:turtle)
少量の軍で時間を稼ぎ、その軍隊と壁で守りを固め、次の時代に進んで高性能な軍隊作ることを目的にする戦術。ラッシュに強く、ブームに弱い。
・ブーム (英:boom)
軍隊を作らずひたすら経済を作って、相手より強力な軍隊を編成して逆転を狙う戦術。完成するまでは無防備なので、覆せないほどのラッシュを受けるとそのまま負けてしまう。
ラッシュタートルブームは軍隊と経済のバランスを示すもので、三すくみの関係になっています。AOE2はカードゲームのデッキのように、ゲーム開始時から境目がはっきりとしているわけではなく、ゲームを進めていく中で緩やかに決まっていきます。そのため三すくみはあまり問いただされることはありませんが、言葉と意味は覚えておきましょう。
ユニットの略語
・町の中心: 中心/TC (=Town Center)
日本語でも英語でもTCと略すことが多いです。
・町の人: 農民/Vill (=Villager)
特に攻略記事にはよく出てきますし、こっちに町の人が歩いて行ったぞ!という場合は、フレアと共に vil と言い、待機農民は idle villと言います。
・民兵: 民/ militia
民兵は暗黒の時代で作れる唯一の軍事ユニットです。民兵ラッシュに使われますが、英語では民兵ラッシュの事をdrush ( =dark rush 暗黒ラッシュ) といいます。
・軍兵: 軍/m@a, maa (Man at Armsの略)
軍兵を使ったラッシュは代表的な戦術の一つなのでよく使われます。
・近衛剣士: 剣士/Camp (=Champion), Infantry
帝王の時代でハスカールやイーグルウォリアが暴れていた時、近衛剣士が欲しい時がちょくちょくあります。味方から "plz infantry" と言われたときは剣士を出しましょう。
・槍兵、長槍兵、矛槍兵: 槍,長槍,矛/spear, pike, halb (Halberdierの略)
弓文明を使ってる時に槍が欲しいケースは結構ありますが、ちゃんと区別をつけてチャットしないと人によっては反応してくれない場合があります。帝王序盤で敵が近衛騎士にしそうな気配があって、この先矛が欲しい時は halb と言っておきましょう。
・イーグルウォリア: イーグル/Eagle, EW (Eagle Warriorの略)
英語では領主で作成できるイーグルはEagle Scoutというユニット名ですが、eagleと言えば伝わります。EWという略は知らないプレイヤーもいます。
・射手: 弓/archer
よく戦術名にくっつく"弓"というのは射手の事を指します。英語の場合特に略語はないようなので、面倒でも archer と言いましょう。
・石弓射手: 石弓/crossbow, Xbow
石弓射手と発言する機会がゲーム中のチャットではあまり使りません。即石弓という戦術もあるので覚えておきましょう。
・重石弓射手: 重弓/Arb (=Arbalester)
味方に重石弓射手を優先して作ってほしい時は結構あるので、arbalestというスペルは覚えておいて損はありません。
・射程ユニット全般/ range (=Archery Range 射手育成所)
とにかく戦力になる射撃ユニットが欲しいという場合、range unit と言うこともあります。重石弓射手を欲しがっていることが多いです。
・散兵: 散/skirm (=Skirmisher)
戦術では槍散や斥候散兵などの名前で見られます。スペルが長ったらしいので、ゲーム中チャットでは skm でもおそらく通じます。
・弓騎兵: 弓騎/CA (=Cavalry Archer)
弓騎兵をメインで使うよという時はCAで通じます。なんだかんだよく見るので覚えておきましょう。
・砲撃手: 鉄砲/HC (=Hand Cannoneer)
HCでは伝わらない可能性もあります。hand cannon と言えば、大砲と区別がつくでしょう。
・斥候: -/scout, sc (=Scout Cavalry)
斥候戦術を使うよという時は sc と言います。敵の斥候部隊がここにいるよという時はenemy sc 、序盤の小競り合いが起こった時初期斥候で加勢しに来てほしい時も need sc と言われるかもしれません。
・斥候系全般: 軽騎,騎兵/ cav (=Cavalry)
一般的ではありませんが、斥候系のユニットは軽騎兵の部類です。重騎士が"Cavalier"で紛らわしいので、英語では sc か hasser の方が良いでしょう。騎馬ユニット全般をcavというようです。
・騎士: -/kts (=Knights)
すぐに城主に上がって騎士を出す戦術は一般的なので、良く出会います。序盤にktsと発言している人がいたら、しばらく援護は無いと思いましょう。
・投石機系: 投石/ Mangonel, Onager, SO (=Siege Onager)
味方に投石機を作ってほしい場面は案外あるので、覚えておくといいかもしれません。日本語では投石で伝わりますが、英語では呼び方が変わっていきます。特に SO なんて言われたら面食らってしまいますが、便利な呼び名です。破城投石機を出せる文明は限られていますので、しっかりと役割をこなしましょう。
・破城槌系: ラム、銀ラム/ram
破城槌全体をラム、特に最終の改良強化破城槌の事を銀ラムと言ったりします。英語では区別なく ram で通じます。
・スコーピオン系: スコ,スコピ, ヘビスコ/ -
ただの略語。例えば槍スコは、矛槍+スコーピオンという定番編成の一つです。
・大砲: -/ BBC (=Bombard Cannon)
SOと並んで便利だけど面食らう略語です。よく見るので覚えておきましょう。これがBBT (=Bombard Tower)だと砲台になります。
聖職者: 爺/monk
聖職者を軸に置いた攻めをモンクラッシュ、爺Rなどと呼びます。
聖なる箱: 箱/Relic
最近では聖なる箱の価値が見直されているので、覚えておきましょう。リトアニアを引いた時には要求することもあると思います。
・ユニークユニット: -/ UU (=Unique unit)
LB(=Longbowmen) やTK(=Teutonic Knight) などそれぞれに呼び名、略語があるようですが、さすがに省略します。Plumed(羽飾射手)、Conq (コンキスタドール)、Rattan(藤弓兵)はよく登場します。
・ユニークテクノロジー: ユニテク/UT
城主のものと帝王のものがありますが、特に区別は無いようです。
・エリート化: -/EL (=Elite)
UUの一部は日本語では精鋭など呼び名を変えますが、ELと呼ぶことが多いです。
・遠投投石機: 遠投/Treb (=Trebuchet)
need treb や get treb (遠投を倒せ)など良く使います。
AOE2独特の用語と略語
・前衛 (英:Flank)
チーム戦でのポジションです。敵に近ければ前衛です。英語では側面を表すFlankが使われます。前衛戦術だとか、briton flank (自分はブリトンで前衛だよ) といった使われ方をします。
・後衛 (英: Pocket)
チーム戦で両脇が味方なら後衛です。後衛になったらブームするか味方を支援するか選びます。英語の pocket はおそらく"懐中"から来ているのだと思われます。Flank/Pocketという用語はAOE2独特の物です。
・暗黒 (英: d =dark)
暗黒の時代の事で、日本語では暗黒内政といった使われ方をします。drush (=Dark age rush ドラッシュ)は民兵ラッシュの事を指します。
・領主 (英: f =feudal)
領主の時代の事で、領主in(領主に進化すること)などの使われ方をします。英語の方はあまり使われませんが、例えば all in feudalは城主の時代に進化することを考えず、領主で全力で軍隊を作ることです。
・城主 (英: c =castle)
軍隊を作らず城主の時代にすぐ入ることを即城と言い、英語ではFC(=fast castle)と言います。ストレートに即城するのではなく、民兵ラッシュで牽制してから目指す戦術を英語では drush fc と言います。
・帝王 (英: imp =imperial)
博打になるのでメジャーではありませんが、即帝、fast impという戦術があります。帝王への進化コストが安いビザンティンや、初めから守られているアリーナなどでは成立することがあります。配信者がインプと言っていたら帝王の事です。
・アンチユニット
特定のユニットに対して強みがあるユニット。アンチユニットは大きく分けて性能的にボーナスダメージを持っているものと、特性上有利なユニットがあります。
例えば斥候は聖職者と散兵に対して有利です。しかし聖職者に対してはボーナスを持っていますが、散兵に対するボーナスは特にありません。斥候は射撃防御が高い上に動きが素早く、散兵は射程制限があって近づかれたら攻撃できないので、斥候は散兵に強いのです。アンチユニットと言ったら一般的には前者を言うことが多いように思います。
・安物 (英:trush)
槍兵、散兵、斥候の金を使わないで生産できるユニットの事です。金を使うユニットは金ユニット呼び、強力なものが多い反面、経済が厚くないと出せません。安物はともかく、trush (くず、ごみ、がらくた) はちょっとひどいのでは。
・囲い (英: wall, walling)
柵や石壁、建物で自陣への経路をすべて塞ぐことを囲いと言います。チーム全員で協力して大きな囲いを作る team wall や、壁を張っているという意味で walling という造語があります。
・人口 (英: pop =population)
popは日本語でも使います。25pop fcといった場合は、25人で領主にあがってそのまま町の人を2人作成して城主を目指す戦術になります。
・城寄せ (英: Castle drop)
相手の経済拠点に城を建てる行動です。石650に加えて町の人も派遣する大きな賭けになるので、不意を突くか味方の援護が必要になります。
・○○小屋
射手育成所や騎兵育成所のことを、縮めて弓小屋、馬小屋などと呼ぶことがあります。
・teal
5番目のプレイヤーカラー、水色を指す言葉です。
戦術を表す略語
・数字 軍事ユニット
ビルドオーダー、戦術につけられた名前です。21斥候や23弓、28+2騎士は人口とメインの軍事ユニットを表します。
例えば21斥候なら"21人で領主ボタンを押し、斥候で攻める"という戦術の事です。この数字は町の人の数ではなく初期斥候も含めた物なので注意しましょう。初期農民もいるので、作成する人数でもありません。
ビルドオーダーを詳しく知りたいなら、これらのワードで検索を書けると良いでしょう。英語では数字は省略されることも多いです。
・即○○ (英:fast ○○)
軍隊を作らず、必要最低限の経済でできるだけ早く進化するビルドオーダーです。即城、即ユニ (ユニーク)、即石弓、即帝などがあります。民即は民兵即城の略となります。
・直
町の人を派遣して相手の陣地の近くに戦士育成所や射手育成所を作り、ガンガン攻めていく戦術です。生産から参戦までのタイムラグが無いために火力が高くなります。経済が薄くなる、自陣の守りが薄くなる、察知されると弱いという弱点があります。
英語では何と言われているか不明です。
・塔ラッシュ (TR =Tower Rush)
塔を敵の陣地に建てて相手の経済領域を無理矢理削りに行く戦術です。軍兵と絡めた軍塔という戦術もあります。
・TCR (英: douche)
初期のTCを削除して相手のTCのすぐ近くに町の中心を建設する、町の中心ラッシュという戦術です。主にペルシア、もしくはクマンが使えます。doucheというのは英語で"馬鹿野郎、くそ野郎"という意味のちょっと汚いスラングで、文字通りバカヤロウな戦術として嫌われています。
・Hoang rush
即城して町の人を派遣、包囲攻撃訓練所と神殿を敵陣の側に建てるという戦術です。投石機や破城槌、スコーピオンを聖職者で守りながら町の中心を破壊しに行きます。民兵を作ったり町の人を全く作らなかったりと様々なバリエーションがあるようです。戦術名はHoangというプレイヤーに因んでいます。
・Tati rush
領主で一切町の人を作らず研究は機織りと矢羽根のみにして、3つの射手育成所でガンガン射手を作る戦術です。一種のネタ戦術のようですが、大量の射手が来れば終わるのでそういう意味では強いです。
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