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【AoE2:DE】遊牧の基本オーダー【攻略】

 前回は遊牧の基礎知識について書いたので、今回はオーダーを取り扱います。前回の内容を踏まえての記事になりますので、まずは基礎知識編をお読みください。

 遊牧はほかのマップよりも、早い時間から進化速度やオーダーに変化が生まれていきます。
 猪や鹿などの食料資源が毎回あるわけではありませんし、海にどれだけ偏らせるか、漁船をどれだけ作るかといった判断も試合ごと、文明ごとにする必要があります。

 そのため、完璧にオーダーを確立させることはおそらくできません。

 しかし指針となる動きを決め、要所要所でそれが成功したかどうか判定することで、現在の進化が早いのか遅いのか、敵がどのような状況なのかを判断することができます。
 序盤で形勢の判断ができれば、そこからゲームプランを組み立てることができます。言わば通常マップでの領主戦中盤にする判断です。

 そんなわけで遊牧でもオーダーを決めようと思ったわけですが、遊牧では前述のとおり状況が様々で分岐が早く訪れるため、普通の書き方では暗黒時代を表すことが困難です。
 そのためちょっと読みにくくなってしまいますが、割り切って短文で書いていきます。

 今回の記事はトッププレイヤーの動画で情報を集めた上でそれらをまとめ、実際に検証したものとなりますが、私自身理解が浅いので間違ったことを書いてしまうかもしれませんし、すでに古いものかもしれません。
 できるだけ修正していきますので、よろしくお願いいたします。

■基本オーダー

 即城主も海戦も同じオーダーで行けるようです。

・領主押しまで

 人数にして農民19人、漁船7隻、26人での進化となります。必要なのは猪2匹、もしくは猪1匹+鹿1群れで、これらが見つからなければ進化は少し遅れます。

初動
 1人は家→港→漁、2人はTC建設
TC建設後 
 木材75がたまるまで木材(大体4人)
 木材75がたまり次第漁船生産
                           木2→4 小魚1
漁船キュー入れ後
 鹿か猪なら2人、羊か木の実なら3人
 木材に6人まで
 - 木材6人いれば漁船は連続生産できる
 木材25がたまり次第、港農民で家
 - 家と漁船は交互に建造する
                       木2→6 食料2,3 小魚1
領主押しまで
 木材6人を目安に、食料を収集する
     - 町の人が止まったら機織り
  - 漁船キュー入れ直後は木材を4人にしても良い
  - 漁船3隻目あたりで港周辺の探索
  - 木材100たまり次第、粉ひき所か伐採所
  - 木材と食料のバランスは状況によって±2で変える
                                  木6 食料2→12 小魚1

解説
 HD以前の一般的なオーダーでは、漁船1隻目のキューを入れたあと全員で食料資源を集め、町の人を安定して生産することを目指していました。しかしDEでは港で漁ができるようになったため、機織りを早めさえすれば漁船を優先できるようになりました。

 十分に漁船が回るまで、木材や食料は適宜屈伸して連続生産を目指します。漁船は進化ボタンを押すタイミングで7隻作れているはずです。進化中にもう1隻つくります。

 木材6人割り当てた段階で猪が見つかっていない場合、3隻目の漁船をキュー入れしたタイミングで、木材を5人にして1人探索に出します。目標は猪か木の実を見つけることです。

 農民生産が止まるなら機織りをします。大体探索に出すタイミングである3隻目の時に止まります。他マップと違い機織りを遅らせるより漁船生産で人口を増やした方が経済は厚くなるからです。
 港付近での町の人同士の殴りや猪の距離が遠い可能性を考慮することもあって、機織りを早めるメリットは通常マップよりも高めです。もちろん機織りを研究せずに済むなら、その方が良いでしょう。

食料が足りないので探索に出し、機織りも研究する。

・領主進化中~城主押しまで

 進化後の行動に関わらず、漁船は8隻まで作ります。9隻目を作ってしまうと進化用木材が足りなくなってしまうことが多いため、8隻以下にしましょう。逆に陸の食料資源が多いのであれば、8隻目を作る必要はありません。

即城主を狙う場合の進化中
 粉ひき所を建てていなければ建てる
 (食料資源がなければ木材残量に注意しながら畑)
 港近くの町の人を拠点まで戻す
 - 自分で海軍を出さない場合は海内政は諦め、港は1軒の方がよさそう
 木材10人以上
 - 325を集めた後、TCブームなら引き続き木材、城寄せなら石材に6
 金に2人派遣
進化後
 
町の人2人
 - 進化後の町の人2人も金
 鉄工所、市場を建てる

解説
 進化は市場と鉄工所で行います。進化後騎士を出すなら戦士育成所と騎兵育成所を忘れずに建てましょう。その場合は畑を貼ると木材が足りなくなることがありますが、海が負けていると畑からも食料を取らないと騎士が出せません。追加のTCは食料資源も狙って建てると良いでしょう。

海戦を狙う場合
 港をもう1軒
 - この場合も小魚を探して近くに建てる
 金に3人
 - 進化が順調な場合はガレー船、遅れてる場合は4人にして火炎船
 木の実以外は木材
 敵の港の位置を探る
 - 見つかってなければ漁船を探索に出す
進化後
 集合地点は木材
 斧研究
 ガレー船生産開始
 鉄工所、市場は1人で順番に建てる

解説
 昔は火炎ガレーを出すのが主流でしたが、今は早く進化してガレー船から出すのがメタです。漁船を狩る速度が全く違います。漁船を攻撃して敵の海経済を破壊しましょう。
 ガレー同士の戦いが始まりそうなら金を増やして火炎ガレーを出して海勝ちを狙います。海戦は進化時間がもろに影響するので、海戦をするつもりなら町の人を止めて出ても領主進化を優先しましょう。
 海戦をする場合も進化用もそうですが、研究と地図のために鉄工所と市場も早めに建てたいところです。恐らく木材に余裕が出ると思うので、港3つ目も建てます。
 海戦は独特なタイミングで人口が爆発するので、家を建てる人を用意して連続で建て続けましょう。

■主な戦術

 遊牧で一般的な戦術をいくつか見ていきます。
 領主以降にどのような行動をとるかは、暗黒終盤で自分の進化状況や文明、敵との距離を見て選択することになるでしょう。

・領主戦系

海戦
 海戦は進化時間が重要になってきます。軍船の量がそのままマップコントロールにつながってくるためです。初期の食料資源が豊富だったり、金鉱がTCで取ることができるのであれば、海文明でなくても優位に進めることができます。もしサラセンやイタリア、バイキングなどの文明であれば、19人以下の進化を目指しても良いでしょう。
 海戦はガレー船を出しながら、城主進化を目指します。目標は敵の海内政の破壊です。6発撃てば漁船は沈むので、3セットで沈めることができます。
 忘れてはいけないのが、自陣の防御に一切リソースを割くことができないので、敵陣と近くないことが必要になります。

TR (タワーラッシュ)
 敵との位置が非常に近く、領主進化がスムーズだった場合は、TRを仕掛けましょう。通常マップのTRと一緒で、4人で石を掘りながら塔を建てていきます。
 通常と違う点は、相手が海戦を選択していない限り、すぐ城主に入られて行き詰ってしまうことです。海があるので小さな陣地でも金と建物さえ建てられれば進化できるため、カウンターをもらいやすくなっています。相手の金を邪魔する、建物(主に市場)を建てさせないことを意識する必要があります。
 上手く柵を使って封殺できれば、1プレイヤーを脱落させることができます。

領主弓、斥候、軍兵
 領主で陸軍を出すのは遊牧ではあまり一般的な戦術ではありません。城主に上がりやすいうえ、倒しきれないうちに城主に上がった他の敵プレイヤーが助けに来たら壊滅するためです。
 陣地の場所が2対1の状況で、味方がTRを仕掛けようとしていて自文明が弓か馬にボーナスを持っていた場合には、素早く倒すことや補助することを目標に選択しても良いでしょう。自分で塔を建てる選択もあります。
 チームメイトが信用できたり、VCをつないでいてチームでの作戦が取れる場合以外は、個人的には領主で軍を出すときでも他マップで言う初弾程度の規模にとどめて妨害程度と考え、城主に上がることを目指すべきだと思っています。

・即城主系

UU/CD (城寄せ)
 敵がそこそこ近ければ、城寄せを狙いましょう。UUが強ければ寄せなくても十分です。
 6人で石を掘る場合、城主進化中の160秒では320ほどしか集めることができません。初期石と合わせて520なので、通常の感覚で6人振り分けた場合、大抵市場から買うことになります。
 もし城主進化準備中に城寄せをしようと思ったのであれば、8人振り分けるとちょうどよくなります。よほど敵が近ければ9人、そこそこ遠くて移動時間があるなら7人で大丈夫です。

 基本的には城を城主で落とすことはできないので、自陣に建てれば帝王までは時間を稼ぐことができます。

城主騎士
 味方が敵と交戦中の場所に騎士が到着すれば威力を発揮します。城寄せや投石器などを使って敵陣を落としにかかっても良いでしょう。全力騎士も一定の成果が上がる印象です。
 注意すべき点は、有利だからと言ってあまり時間をかけすぎると残りの敵にブームする隙を与えてしまうことです。
 もし敵陣に城が建っていたらそれ以上ダメージを与えるのは難しいので、帝王を目指すか他の箇所に向かいましょう。
 通常マップよりも何らかの資源が陣地より遠いことが多く、孤立している内政地があるはずなので、荒らしが刺さりやすくなっています。

全力ブーム
 
敵から遠く離れている場合は、海に火炎ガレーでちょっかいをかけつつ、全力でブームすることを考えてもいいでしょう。半端なブームでは追いつくことができないので、TCを5つ建てるほどの思い切りが必要です。
 敵に機動系UU文明や城主弓騎兵文明がいる場合は奇襲に気をつけましょう。TC位置を離しすぎるとまともに内政できなくなってしまいます。
 帝王序盤でマップ全域に援軍を出す必要があるので、機動力がある帝王軍を編成できる文明に特に適性があります。

遷都
 進化が遅れてタワーラッシュをくらったり、タワーラッシュに失敗して敵に援軍が来た場合や、2文明から攻撃を受けているケースでは、早い段階から遷都の準備をしましょう。逃げ道を確保しできるだけ多くの町の人を逃す必要があります。
 仮に城主進化前に町の中心が壊されてしまったとしても、町の人が30人いればすぐに復帰することができます。返す見込みがないのであればすぐに自陣を切り捨てることを考え、TC用の木材を貯めつつ敵軍にまだ機動力がないうちに逃走を図りましょう。

 最悪なパターンは自陣に残り続けた結果、封鎖されて輸送船で命からがら逃げだすというものです。誰もがもっとも避けたい事態だと思うはずですが、珍しい光景ではありません。
 遊牧では一度攻められるとダメージが大きく、地形の問題で陣地の壊滅速度が他マップよりも上です。そのため遷都はよく起こるので、少しでも不利かもと思ったら逃走経路と手段の確認をする必要があります。

 逆に資源がマップ上に散らばっている関係上、遷都に成功すれば復帰スピードは他マップよりも早く、軍量も十分高くなる傾向にあります。1プレイヤー落としたからと言って安心していると容易に逆転されますし、落とされたからと言ってチャンスがなくなるわけではありません。
 慢心してだらだらプレイすることがないよう、完全に優位が取れるまでは攻め続けましょう。

■おわりに

 今回は遊牧の基本的な立ち回りを紹介しました。通常マップであればオーダーを安定して行えるように練習をするところですが、遊牧では毎回状況が違うというのがデフォルトなマップのために、できるだけ進化を安定させるためにオーダーを組むという形になります。

 慣れればそうでもないのかもしれませんが、暗黒内政は通常マップよりも忙しい印象です。町の人を探索に出したり、家を短いスパンで建てたり、町の人と漁船を連続生産するために肉と木材両方で屈伸をする必要があるためです。
 また、味方との情報交換も通常マップと同等かそれ以上に必要になります。

 しかし安定して進化や連携を行えないのは、自分も敵も同じです。
 自分がミスをしていたとしても、敵も事故っているかもしれません。

 運が絡む中で安定して戦いの準備を進めるのはなかなか難しいでしょうが、ある程度運要素があった方が面白いというのは対戦ゲームの常です。
 この記事を読んで興味がわいた方、よくわからないからと嫌厭してた方、是非遊牧を遊んでみてください。


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