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【AoE2:DE】遊牧の基礎知識【攻略】

 こんにちは。今回は久々に攻略記事を書きたくなったので、去年末あたりからぐっと遊びやすくなった遊牧を取り扱ってみようと思います。

 マップの構造から初動の定石まで詳しく書いていきますので、なんだかよくわからないだとか、結局運ゲーでしょと思っている方も是非遊んでみてください。

■マップの構造

 まずは遊牧がどんなマップなのか、HD版から何が変わってどうなったのかと言うことを書いていきます。

・HDとDEの違い:海

 DEの遊牧は海に囲まれた大きな島になっています。HDでは3方向が海で、1方向は陸という半島のような構造になっていましたが、DEではぐるっと海が囲むようになりました。
 内海の規模は縮小され、外海とつながるような大きなものもあまり見かけなくなりました。内海が生成されないパターンも多くみます。
 魚の分布は変わらず、大陸の端の4つ角には比較的多めに大きな魚が配置されています。

内海が生成されないパターンも多い

・HDとDEの違い:肉資源

 資源関係で大きく変更されたのは、動物資源の配置です。HDでは固まって配置されており、見つければ大きなアドバンテージを得られますが、DEでは羊は1匹、猪は1匹、鹿は3匹というようにばらけて生成されるようになりました。

ばらけて存在しているが、資源同士は比較的近い位置

 これによって、どこに初期TC(町の中心)を建設しても安定して肉資源を手に入れることができるようになりました。
 また、それ以外の資源もHD版より一定間隔で生成されるようになったため「一方のサイドに金鉱が全くない」と言うようなことはなくなりました。

・初期町の人の生成位置

 多くの場合3人のうち2人が比較的近い位置に配置され、1人が遠く離れた場所に配置されます。
 近い2人の中間地点にTCを建てると、敵や味方の拠点と近すぎるというようなことは起こらなくなる印象です。

・和平期間について

 最近導入されたルールです。これによってランクでゲームが成立するようになりました。
 開始5分経つか全員がTCを立て終わるまで、和平期間となります。全プレイヤーの町の人は攻撃できず、黄色い線の内側である敵対プレイヤーのTCから周囲8マスには建物が建てられなくなりました。
 これによりTC戦争が起こらなくなり、TCパックや農民殴りも行われなくなりなりました。

黄色い線は和平範囲

 副次効果として、歩いている最中にこの黄色枠を発見することで、敵がどこにいるか分かるようになります。

■初動の定番

 では次に初動(始まってから30秒くらい)の定番を見ていきます。初動での選択は進化速度に関わり、ひいてはそれが海戦や城主進化直後の戦闘結果につながってきます。

・TC建設位置

 TCの建設位置は進化スピードに関わってくるので、かなり重要です。
 大前提として、町の人2人で森にべた付けで建設するのが定石ですが、できればもう一つ何か資源を取れる位置に建てたいと思うのは自然な流れです。

 町の人の狭い視界で見つけた場所に建てるので、正直運による部分はかなり大きいのですが、どんな場所が見つかったらラッキーなのかを書いていきます。
 ちなみに1人でTCを即建て始めて2人目を合流させるのが最速なので、もしすぐに良いポイントを見つけたら建ててしまうのも手です。

1.鹿
 鹿が森の近くにいる場所を見つけられたら非常にラッキーです。鹿は斥候がいないために寄せることができず回収に苦労するからです。

鹿+森という場所はそこそこ見つかる

 進化には猪2匹、もしくは猪1匹鹿1群れが必要になりますが、鹿1群れを引くことができればあとは猪を1匹持って来るだけなので、割と安定した速度で進化できます。
 もし初めに食べ始めるのを鹿にしようと思った場合は、かなり近い位置で食べないとタイムロスになります。屈伸を何回もする必要があるため、TC下で食べれないなら、まず始めは羊から食べましょう。

これくらい森から離れていると初手で狩るのは厳しい

 これは本題から外れますが、基本的には鹿に粉ひき所を建てることはありません。体感、木の実と近くに生成されることが多いように思えるのでそちらを狙うか、TC建設時に回収するような流れとなります。

2.猪
 猪も同様です。鹿の方が操作を少なく狩れますが、猪は好きな位置で狩れるので一長一短でしょう。
 ただ猪同士がある程度間隔をあけて配置されるようになった都合上、もう1匹猪を見つけなければならず、その手間や見つけられない可能性を考えると、鹿の方が優秀だと言えます。

3.木の実
 
木の実は6マスで食料750なので、計算上はそれだけで進化できる肉量ですが、回収人数が1.5倍必要なためどうしても猪が欲しい所です。地形的に効率が落ちることが多いのも厄介です。どちらかというと領主ボタンを押した後に有利になる資源です。
 少し弱点が目立つ食料資源ですが、鹿に粉ひき所を建てに行っても良いことも含めて考えると、なかなか優秀なのではないでしょうか。

4.金鉱
 金鉱は進化速度に何も貢献しないので、食料に比べるとちょっと残念です。
 大きなメリットは領主進化中に採掘所を建てなくてもいいので、海戦がやりやすい点です。もし金鉱を引けたなら、海戦を考えても良いでしょう。

 安定して回収できるのもありがたいポイントですが、敵がTR(タワーラッシュ)やCD(キャッスルドロップ/城寄せ)を仕掛けてきた時には万全ではないので、囲いや偵察はある程度意識しておきましょう。
 むしろ露天掘りしていた方が発見されにくい場合もあります。

5.石材
 TRを仕掛けられた時の対応力が増しますが、TC周りは何かと狙われやすいのでおまけ程度です。
 嬉しいのはTRやCD、UU(ユニークユニット)で攻めていこうと思ったときにスムーズなことです。特に城を城主のうちに建てたいケースはかなり多いので、石があったら海戦よりも城主に上がることを選択してもいいかもしれません。

6.海の近く
 ここまではどれも利点がありましたが、海の近くはあまりオススメできません。一応小魚が取れたり港を建築しやすいという利点はあるものの、海戦がガレー船メインになってきているため、海でチームが負けると海から攻撃され続けることになってしまいます。
 さらに海を背にして戦っていると封鎖されやすく、不利になった時に逃げ場が無くなることが多いので、海のすぐ近くはやめておくのが無難でしょう。

・港を建設する

 自文明がフンでなければ1人離れた位置にいる町の人で港を建てます。小魚の隣であれば、場所はあまり関係ありません。

 ゲームが開始したら1人離れてる外側に移動させ、小魚を見つけたら素早く港を建て始めましょう。そして家を一軒建てて、小魚を回収し始めます。

TCを建てているときは暇なので予約をしておく

 なぜ素早くする必要があるのかと言うと漁をするためです。
 序盤は食料がかつかつで、この小魚からの食料が重要です。食料を回収し始めるのが早ければ早いほど、安定して町の人を生産することができます。

・自分の位置を知らせて敵の位置を共有する

 自分のTC位置が決まったらフレアをあげて、味方に位置を知らせましょう。
 自分のチームがどれくらいの範囲を取れているのか、近くに味方がいるかどうか、味方の近くに敵がいるかどうかは重要になるので、TCの位置確認は忘れないようにします。

 もしフレアを上げていない味方が居れば、チャットで要請しても良いでしょう。また、猪が近くにいるのを発見したら教えてあげると信頼関係が築けるかもしれません。

 前述したとおり和平の範囲で敵TCが見つけやすくなっているので、もし敵のTCを見つけたら、それもフレアと色で知らせましょう。色が分からなければ、タウント16が「敵を発見」になっているので、それを同時にチャットしても良いでしょう。

■見つけたい資源と羊斥候

 羊をどれくらい探索に出すかという問題もあります。
 DE版の遊牧はHDに比べて羊を見つけづらく、良くて3匹、ひどいと1匹もいないということはよくあります。

 基本的には進化優先で、もし序盤に肉資源が羊1,2匹しかないと言う時は食べることになります。羊斥候をできる状況は滅多にありません。その場合は木材に6人割り当てた段階で、周囲を探索させる町の人を派遣します(詳しくは次の記事)。

 見つけたいのはすべての資源が1種類ずつです。木の実も領主進化や市場のために粉ひき所を建てたいので、近くにないか探す必要があります。
 猪を見つけた場合はそのまま引っ張ってきてよいでしょう。

 またどんなプランで行くにしても金鉱が見つからないのは致命傷になるので、早い段階から金鉱の場所を意識するのは重要です。進化ボタンを押したときに、うっかり金鉱が見つかっていないという事態にならないよう、探索は積極的にしましょう。

■初動を注意する文明

 オーダーに関わらない初動に注意すべき文明を書いておきます。

・マリ、ペルシア
 
木材にボーナスがあるので、すぐに漁船を一隻生産することができます。他文明も港の建造は急ぐべきですが、この2文明は受ける恩恵も大きくなります。

・フン
 家ボーナスの木材ペナルティのため、港を建てられません。フンの場合は3人でTCを建てに行きましょう。
 早い時間から人口が伸びる遊牧では、家を多く建てる上に家ミスが発生しやすいので、フンが絶対的に不利かというとそうでもありません。

・ベトナム
 ベトナムだった場合は敵TC位置のフレアを忘れないようにしましょう。少し待って最適な位置にTCを建てるのも良いかもしれません。

■おわりに

 今回は遊牧のマップ構造と初動について書いてみました。
 次はオーダーを書いていきますが、そのベースにあるのがマップ構造やTC位置の選択といった知識です。

 運ゲーに見えて、運によって得た選択肢を使ってどう戦略を組み立てていくのかというのが遊牧の醍醐味でもあります。
 配られた手札や場の札によってゲームプランを決めていくというのは、ボードゲームに近い楽しみがあると思います。
 面白そうと思った方はプレイしてみてください。

 次の記事はオーダーについてです。そちらもどうぞ。

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