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わたしの旅行記。八重山諸島は黒島。

せっかく石垣島という日本でも有数の人気リゾート観光地で仕事をしていたのに、忙しくてなかなか周辺離島をめぐる機会がなかった。

忙しい年度末の仕事を無理やり終わらせて、3月末に一足先に迎えた春休み。4月1日にはもう石垣島を離れることを決めていたから、それまでの残り数日間、最後に離島に行くぞ!と決めて、まず候補に挙げたのは日本最南端の有人島、波照間島。しかし天気が悪く、波が高いとすぐに船が欠航になってしまう。この日も、天気は曇りではあったものの、波が高くフェリーが出ずに断念。

それならば、と選んだのは黒島。石垣港からフェリーで約25分の、ハートのかたちをした小さな島。人口よりも牛の頭数が圧倒的に多い島。夕方の最終便で行って1泊して帰るつもりで、宿泊当日の昼すぎに民宿に連絡したが、1泊2食付きを快く引き受けてくれた。

お世話になった民宿。

16:00のフェリーで黒島に向かう。港に着くと民宿の方が迎えに来てくれていた。のどかな風景を車で進みながら民宿へ到着。着いたらすぐに民宿の自転車を借りて島をぶらぶら。

さすがは牛の島。見渡す限り牛がいっぱいで、たまーにヤギにも会える。
天気はくもりで、3月後半はもう湿気もあるけれど、暑くもなく寒くもなく過ごしやすい日だった。

私のお気に入りは伊古桟橋。この日は曇っていたけど海はじゅうぶんきれい。すごく気持ちよくて海に飛び込みたくなるくらい。300mくらい続く桟橋で、満潮時は桟橋近くまで水が上がって、海の上をお散歩している気分になるみたい。明日もまた訪れると決めてこの日は帰宅。

この写真は2日目の晴れの日に撮ったもの。
飛び込みたいくらいきれい!


帰り道、とっても小さな商店でビールとお菓子を買って宿へ。19時には夕ご飯。
民宿のおかみさんが作る夕食は品数が多くすごく豪華。食材も沖縄のものばかり。この日のメインはハンバーグ。お刺身も新鮮でとっても美味しかった~!オリオンビールとともにペロリと完食。


夜はとんでもなく雨が降って、お目当ての星空(八重山では12月後半から南十字星が見られるよ。)は見ることができなかったけど、お風呂に入って、民宿の畳の部屋でお酒飲んでお菓子を食べながら読書したり、おしゃべりに花を咲かせたり、のんびりしながら過ごす時間もとても贅沢。

翌日は近くの黒島研究所へ。小さな博物館と水族館みたいになっていて、ウミガメにエサやりをすることもできる。飼育されているウミガメのなんとかわいいこと。エサやりで調子に乗りすぎて手をかまれてしまったけれど、それもいい思い出。その後は自転車に乗ってまた島をぶらり。細い道を自転車でひたすら駆け抜けたり、牛に草を食べさせたり、また桟橋に行って海を眺めたり。太陽も顔を出してくれて、すごく気持ちがよかった。

早めに港まで送ってもらって、近くのカフェでお昼ごはん。黒島名物の生アーサー(あおさ)がたっぷり入ったそばは絶品。アイスてんぷらも、自転車こぎまくった疲れを癒してくれる甘くて美味しいデザートでした!

午後一番のフェリーで石垣島へ帰島。コンビニも信号さえもないし、リゾートホテルもないけれど、ただただ自転車に乗ってぶらぶらして、海を眺めて、美味しいご飯を食べて、本当に贅沢で素敵な癒しの時間だった。民宿で会ったおじいが言ってたけど、何にもないのがこの島のいいところで、また来たくなるでしょ〜って。本当にその通りだと思った!

この小旅行で味を占めた私は、翌日は小浜島に行こうと決める(日帰りだったけど!)。そのことはまた気が向いたら別の記事で。

カフェにあった黒島のかたちのサンゴ。かわいい!

忙しさに追われている人もそうでない人も、ゆっくりした時間の流れを感じて癒されに来てほしい島。私もまた行きたい。今度は絶対に南十字星を見に行くんだ~!


#わたしの旅行記

#黒島
#八重山諸島

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