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無自覚ウルヴァリン ~モラル・ハラスメントと私~

妖怪男ウォッチというキャッチ―な名前のはてなブログより”モラハラ”について、デジャヴ+ぞわっとした記事を見つけた。

はてなブロガーぱぷりこさんは、モラハラ、メンヘル、ゆるふわ、ドリーマーなど横文字のこじらせ旋風を身近な事例をもとに描いており、AMとか外資系OLのぐだぐだとは違う角度で楽しめるので、月イチで読みに行ってます。


いくつか寄稿もしており、最近のヒットは日刊キャリアトレックに寄せた、「VERY妻」※がテーマの記事。負け犬と言われてもいい、ここまで書かれると爽快感半端ないぜ!(笑)


さて。今回記事に書かれてるのはアラサー女子が気をつけるべきモラハラ・ハイスペ男。かれらと結婚願望なんてチリほどもないのに、トピックをとりあげたのは、注意すべき男の言動に心当たりがあったからです。主に私が。


モラル・ハラスメント=心を傷つける精神的暴力。欠点のあげつらいや一方的な論理展開で追い詰め、相手の価値を貶める手段。

ハイスペック=だいたい年収1500万以上のホワイトカラーで大学卒一流企業かコンサル勤務。男性の場合は5歳以上年下女性がターゲット(偏見)


◆ハイスペ男との結婚とは

ハイスペック×モラルハラスメント男は、相手には外に出しても恥ずかしくない程度の容姿と頭を望む。ただし自分に反論したり意見をいうのはもってのほかなので、従順であり、論理攻撃をしたら反論しないことが必須要件。


◆コンサル男のモラハラ率=9割

彼らは表面上は優しい言葉をかけるしデートのエスコートなども完璧にこなしますが、それは「そうすることが自分の利益になる」と知っているから。決して、女性を愛しているからではない。すべては自分という存在を飾る「所有物の華」だから、釣るために大事にしているだけ。


うぎゃあぁぁぁぁぁ…(呻き)私ね、女性で30代で一般職のIT勤めなんですが、生意気にも、こういう時期がありました。


交際相手への対応として、

・自分に全部メリットデメリット跳ね返ってくるからこそ、奉仕するし丁寧に扱う。

・自分とある程度つりあうとこまでいかないと周りに交際は通告しない

・愚痴はなるたけ聞かない、聞いたら解決策を一緒に考える→アクションアイテム実施するまでがデートだよ!

・精神的依りあいはしない、趣味や特技などつるまずやれることを発掘する


お前何様ですか?仕事でもPDCAサイクルまわせてないくせに。( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン


ちなみにプロポーズは「独立できたら一緒にくらそう」です。当時の交際相手には逆説的すぎると一蹴されました。

私がこの手のタイプに引っかからないのは、自分に素地があるからね。と妙に納得。


お相手はハイスペックだけどモラハラなの?と迷ってる方がいたら、ぱぷりこさんのABテストをやってみて。

とりあえずわかりやすいABテスト方法としては「うつは甘え」と言ったらアウト。「冷たすぎて女子メンヘラ化」かーらーのー「メンヘラは甘え」コンボを決められて無慈悲に捨てられます。


これも経験あり。はい、うつは甘え、メンヘラも甘えって言いました。私が乗り切れるのになんであんたにできないの?って、追い詰めて相手は一瞬行方不明になった※(ごめんなさいしていまは仲良し)


私は家庭環境がぱぷりこさんが書いているようなタイプ―いい意味でドライ―だったので、親に「自己責任」「できないのは怠け」の一言で済まされてた。結果がすべてだったので「ギブ&テイク」の感覚もついてた。しかしながら、なまけもの体質ゆえに、己に鞭ふるってまで愛されたいという願望が薄く、承認欲求でこじらせるとかはなかったです。


あとこの辺の発言がデジャヴ。

1.「問題点は整理しておいたよ」

人生相談から喧嘩に発展した次の日に、現在のお互いの問題点と解決策とリカバリープランをメモ書きして渡した。だって相談したってことはアンサーがほしいんだろ?なんでアナタ「えーそこまで聞いてないYO!」みたいな顔すんだよ意味わかんねぇ。というのが当時の私。


2.「俺結構いそがしいんだよ」

=こちらの時間を無駄にしないで、の裏返し。あーこういう言い方した。したわ…。「忙しいのはわかってるけど、一緒にいて楽しい?本当に自分のことすきなのか?」と聞かれてそりゃお互いの貴重な時間を使ってるんだから言わなくてもわかってほしいよ、って笑顔で返答したらヤギが紙やすり食ったみたいな顔されました。


ここ2年で「前より丸くなった」「思いやりがふえた」「言葉が通じる」と言われるようになったので、妖怪から人間に近づいてきたのだと思います。


※「うつは甘え」。これは私にとっては何気ない一言でした。風邪は寝れば治るでしょ、的な。

いまは違うとわかります。受け手の感覚が数ミリずれてたら、相手はこの世にいなかったかも。自戒もかねて感想を書きました。

「xxのくせに」「誰のおかげで」といった言葉の暴力はそこここにあって跳ね返す力がないひとはまともに受けてしまいます。

あなたの存在価値を否定する権利は誰にもありません。もしモラルハラスメントに悩んでいる方がいたら、いますぐ身近なひとやカウンセリングに相談をしてください。

参考:モラハラ婚を経て~




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