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マスカレードな日々

気が滅いる日は、思いっきり化粧をしてみるのがデトックス。ヤマシタトモコのマンガにも、そんな話があったな(夢は夜ひらく@YES, IT'S ME!)


FLOWFUSHIのアイライナーを2色、バーガンディとネイビー。
リンメルのカラーマスカラ、パープルとピンク。

表参道の駅構内にあるコスメショップで化粧品を買った。普段なら決して手をださない色ばかり。マカロン型のバスボムや、買っても出席率などたかがしれているマニキュアたちに目移りしながらお会計をすませ、帰路についた。

表参道も外苑前も、学生時代にはまったく縁がなかったのに、ここ数年で立ち寄るようになった。「ほぼ日刊イトイ新聞」が運営していたカレーの学校にかよっていたころは、ほぼ日の事務所がある外苑前に日参していた。表参道のAoにはROCKPORTとJ.FERRYの店舗を目当てに通っている。今年はじめてボランティア参加したレインボーリール東京も表参道のスパイラルホールが会場だ。元上司に教えてもらった隠れ家的なバーも、年に一度の健康診断を受けるクリニックも表参道。おしゃれの極みだ。


大好きなキャプテンマーベルの化粧ポーチ


銀座線、というザ・東京みたいな路線で通勤していると、もっと強気でいてもいいのではないかと思う自分がいる。実際、会社ではほぼベースメイクしかしていないくせに、退社時間になるといそいそと化粧を始める。香水もつけなおして、オレンジのきついリップも。デートするわけでも、誰かと会うわけでもない。鏡の前で知らない自分とにらめっこするたび、いまの生き方がすごく窮屈なんだ、と自覚する。今の職場ではそこそこ自由にさせてもらっている。ブラックでもなく、激務でもない。ただ、前の職場のように「そこそこ心を許せる友達」がいない。ちょっとした言葉尻をなじられ、足をすくわれ、出世できず、クビになるかもしれない、そんな予感は胸の奥にくすぶっている。少なくとも8時間は、ずっと仮面をかぶっている。もう少し肩の力をぬいて仕事をすればよいのか、仕事は仕事と切り捨てて第2人格を発動させればよいのか、アラフォーになっても戸惑っている。

生きにくいことは可視化していこうと決めた。なにがいやで、つらくて、みていられないのか。仮面の下に隠していても解決策にはならない。書き出して、吐き出して、誰かに聞いてもらう。それだけでも十分、応急処置になるのだと私は信じている。


以前書いたヤマシタトモコ本の感想↓↓


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