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今治のJ3優勝に貢献したい #はじめてのFC今治 中川風希

大学時代の苦しかった経験をバネに単身スペインに渡った中川選手。帰国後はFC琉球でミッドフィルダーとしてJ3優勝に貢献しました。そして「優勝したときの感動を、今度は今治で!」と移籍を決意。J3優勝、J2昇格を見据えた今の心境を聞きました。

サッカーをはじめたきっかけは何ですか?

年中のときに、幼稚園のサッカークラブに入ったのがきっかけです。少しずつ上達していけたのが楽しくて、自然な流れで小学校に上がっても続けるようになりました。全国高等学校サッカー選手権に出場することが小さい頃からの夢だったので、それを目標にずっとサッカーを続けました。高校生になってついにその夢を叶えることができたときは、一度立ち止まって今後の進路について悩みました。コーチや監督に相談したところ「大学でもサッカーは続けたほうがいいし、プロを目指せると思う」とアドバイスをもらい、大学にはサッカー推薦で入ることができました。

その大学で壁にぶつかったことがあったそうですね

はい、大学入学直後の6月に全治8カ月の大ケガをしてしまったんです。そのときにスイッチが切れてしまったというか……。自暴自棄になってしまい、サッカーから離れていた時期がありました。そして、半年間休学をしました。サッカーもできないし一度自分の将来について考えてみようと思いました。休学している間に、小さい頃から海外でサッカーをしてみたいと思っていたことを思い出したんです。「海外に行けば、またサッカーへの情熱を取り戻せるかもしれない」と思い、サッカー留学という形でスペインに渡りました。

スペイン留学は周囲から反対されませんでしたか?

父親には当初反対されましたが、母親は「やりたいことやってみなさい」と応援してくれました。最終的には両親とも背中を押してくれたことを、今ではとても感謝しています。

スペイン留学の1年目は、6部のクラブでサッカーをしていました。その後、5部のバリェカスCFに加入し、2年目にはCDベティス・サン・イシドロに移籍しました。そんなときに、人との繋がりから「FC琉球の練習に参加できるよ」と声をかけてもらったんです。そのときに「これが最後のチャンスかな」と思って練習参加したことがきっかけで、日本に帰国しFC琉球への移籍が実現しました。

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宮崎キャンプで飯泉選手と

FC今治に加入した決め手を教えてください

所属していたFC琉球でJ3優勝を経験しましたが、もう一度J3で活躍して自分の力で優勝に貢献したいなという思いがありました。「J3で優勝したい!」という同じ思いを、僕以上に強くFC今治から感じることができたので、移籍を決断しました。

クラブが自分を必要としてくれているのかということは、いつも意識しています。熱量であったり、僕を獲得してくれるに至った経緯であったり。その熱量の高いFC今治で、チームのために貢献したいと思っています。

中川選手が自分自身で大切にしていることはありますか?

FC琉球がJ3に上がったときに、同じチームにいた先輩の播戸竜二さんに「点を取るために自分からアクションを起こしてやれ」と教えていただいたアドバイスが、ずっと自分の心にあります。試合に出ることは簡単ではないと分かっていますが、練習からサッカーとしっかり向き合い、点を取るために自分からアクションを起こしていこうという決意が、今シーズンは特にあります。

琉球時代の中川選手(背番号13)と播戸氏(同11)(播戸竜二Instagramより)

最後にサポーターへメッセージをどうぞ

昨シーズンは、FC今治にとって悔しいシーズンになってしまったと聞いています。その悔しさの分、今年はそれ以上の喜びや感動をサポーターの皆さんと分かち合いたいと思っています。FC今治のチームメイトはみんな真面目で100%以上の力で練習していて、自分も負けられないと思っています。今治はサッカーに集中できる素晴らしい環境ですし、全員がJ2への昇格を目指しているので、僕も負けずに先頭に立ってやっていけたらなと思っています!

文/村上亜耶

以下の動画は、中川選手がラジオ番組「カナイがイカナイト」に出演した際の放送アーカイブです。ぜひご視聴ください。

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